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虚偽と不備だらけの申請書で社会福祉法人に認可決定~形だけの審査をした市の幹部たち

昨年2016年7月5日、
法人ではない「いとしま子どもの会設立準備会」(福岡市東区)を、
市の規程に反して
神在保育所の移管先に決定した糸島市。
市がその次にしたのは、
「設立準備会」を正式な「社会福祉法人」として
設立認可してやることだった。
都合のいいことに、5年前、
社会福祉法人認可の事務が
県から市へ移管させられていた。
「いとしま子どもの会設立準備会」代表のW氏が、2016年11月1日、市に提出した社会福祉法人設立認可申請書は、虚偽と不備だらけである。
市が認可するとわかっているからだ。
それを形だけの審査で認可決定したのは、9人の市の幹部。
2週間後の11月18日には、書類が不備のまま、設立を認める決定書を作成し、同日市長が、社会福祉法人設立認可書を発行した。
 
3月議会の議案作成に間に合わせるために、相当急いだのが分かる。しかし、あまりにいい加減な申請書類に、唖然とさせられた。
ここで社会福祉法人に認可されれば、2017年度から毎年、1億2千万円の補助金を受けることができる。にもかかわらず、このデタラメな書類の数々…。
議会が書類のチェックなどせず、なんでも賛成するとわかっているから、平気だ。市民への生活保護認定のきびしい審査とは大違い。
 神在保育所移管と財産の無償譲渡の一連の経過は、行政権力があれば、どんなことでもできるというお手本のようである。
10年前、前市長が二つの保育所財産をタダで処分したとき、明白な官製談合だったといってよい。それは、複数の重要公文書の虚偽記載でわかる。
申請者の住所を糸島市に虚偽記載し、ごまかしていたため、当時、私は虚偽の議案に気がつかず、だまされて賛成してしまった。
今回、10年前を真似してほとんど同じことをしたのである。
だれが命令したのか?一番悪いのはだれか?
書類に基づいた詳しい解説は後日。