九電救済じゃないの?~突然、九州電力旧前原営業所跡地に図書館を移転させる。総事業費4億2700万円!" />
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九電救済じゃないの?~突然、九州電力旧前原営業所跡地に図書館を移転させる。総事業費4億2700万円!

きょう、平成25年度糸島市一般会計補正予算に、反対討論を行いました。以下その原稿です。このなかには、5140万円の図書館等教育関連施設整備事業費が地方債補正として組まれています。いま伊都文化会館横にある図書館を、「九州電力の旧前原営業所」に移転させるため、今年度、6600万円で九電の土地建物を買うのです。図書館移転事業費の総額は、4億2790万円です。この移転で、図書館の面積は、トイレや階段、会議室をのぞくと面積は約2倍になりますが、3階建てのため、ワンフロアの面積は今までより狭くなることがわかりました。これでは、広々とした大きな図書館を願う市民のニーズにはこたえられません。しかもこの場所は、国道の交差点のすぐそばで、道は狭く、常に交通が激しく、市民が気軽に出入りしにくいという最大の難点があります。子どもの飛び出しや、高齢者や障がい者が思わぬ事故にあう危険性を否定できません。そもそも、図書館は本を借りて読むだけではなく、市民の憩いの場、学びの場として、文化の拠点として、『入念な基本構想、基本計画の下、丁寧に市民の声を集めて』建設するものです。ところがこの“降ってわいたような図書館の移転計画”は、原発の補助金に依存してきた九州電力が、原発停止による財政難で、不要な施設を各地で売却し始めたことと無関係とは思えません。昨年、九州電力から土地、建物の購入を持ちかけられると、市は、長期計画や3年計画にもなかった図書館整備事業を突然立ち上げ、国の補助金が全くないなかで4億3000万円も税金を使う事業を決定しました。これを知った市民が驚き、「いきあたりばったりの図書館移転だ」「九電救済ではないのか」と疑問を抱くのは当然です。たとえば。伊万里市では、国のまちづくり交付金16億円を活用して、すばらしい図書館を作っています。市民が使いやすく、まちの誇りに思える図書館を、丁寧に市民の意見を聞いてつくるべきであり、九電救済としか思えないこの移転には賛成できません。またこの予算には、税金16億円を使って浦志に1000戸の住宅開発を行う前原東土地区画整理事業で、都市計画道路の工事予算が入っています。2億4千367万円の工事をするのに、地場業者を使う予定はなく、開発優先のムダ遣いであり、日本共産党は、この補正予算に反対します。