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「ため池のことは、質問しなんな」…原発利益共同体と同じ体質

3月議会、一般質問の前に、ふたりの議員が声をかけてきました。ひとりは、議員控室で。 「ため池のことは、もうせんでもよかやろう。やめときない」もうひとりは、委員会室で、 「ため池は〇〇議員のものやないと、市が言うてる。だけん、質問しなんな」ふたりとも、議会運営委員会の保守系議員。今までも、ムダな開発をめぐっては、議場前で吊るし上げにあうなど実にいろいろな経験をさせられましたが、「一般質問をするな」というのは初めてです。もちろん「はい、わかりました」と私が言うはずがないのはわかっていたでしょう。それでも、「誰かが止めないとまずい」「市が困る」ということで、このお二人がそのイヤな“役を仰せつかった”のです。それにしても、みんながウソ・偽りと知りながら、知らんふりをして真実を覆い隠し、バレそうになると、議場であろうが、廊下であろうが、議員控室であろうが、「飴とムチ」で攻撃して臭いものにフタをしようとする。その「赤信号、みんなで渡れば怖くない」という《鉄壁の団結力》には、いつもいつも感心させられます。議会人としての良心がみじんも感じられない。それは、巨額の原発マネーで結びついた原発メーカー、御用学者、国と自治体の原発利益共同体と、あまりにもそっくりではありませんか。みなさんは、どう思いますか?※ 3月議会の一般質問では、ため池の所有をめぐる真実の決着は即ついた。他にも委託契約や不透明な入札のことなど、いくつかの点で行政をただす必要があった。実に多くのことが、「市民に知られないように」特定の業者の利益になるように進んでいると、いまさらながら驚かざるを得ない。「きりがない」とはまさに、このことだと思う。