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ブタの幸せ、牛の幸せ・・・

アメリカ映画「フードインク」で観た、かわいそうな牛やニワトリの姿が忘れられない。ぶたさんを飼うとき、ぶたの食事するところと、寝るところを分けて、外に自由に出ていけるように飼うと、230万円の環境支払制度があるというスイス。デンマークでも家畜福祉の考え方がしっかりある。「家畜も生きている間は、幸せに。虐待はだめ」ってこと。いっぽう、家畜を金もうけの道具、モノのようにしか考えていないアメリカの巨大食肉産業。JA糸島本店で催されたシンポジウム「食糧・農業・環境 糸島地域フォーラム」「TPPとわたしたちのくらし」へ、今日出かける。満員の会場で、講師陣の話もよかった。日本の農業がいかに自然や環境をまもっているか。TPPで日本の農業は壊滅し、雇用、金融、医療、あらゆる分野で貧困が広がる。村田武教授が、「TPPで日本は裸にされる」とおっしゃったが、今すでに下着一枚にされている。田舎の80歳の父は、いまも山の手入れに行っているが、輸入木材のおかげで、長年育てた立派な杉を売れないでいる。お金にならなくても、山の水源や土砂崩れを心配して、手入れに行く。デンマークの農家に行ったとき、30頭ほどの牛を飼って、3ヘクタールほどの畑を耕し、3人の男の子とゆっくり暮らしている若夫婦のくらしに、感銘をうけた。エネルギーも食料も自給する社会をめざそう。