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過労自殺の市職員の遺族が公務災害の申請

過重勤務で亡くなった糸島市の前農林土木課長の遺族が、今日、公務災害の申請をした。合併後の多忙ななかで、白糸残土処分場の裁判や、6月議会での『農漁業施設工事分担金条例』制定の特殊な業務を課せられた中での自殺だった。忘れもしない昨年6月5日。8人の議員の質問に応える答弁書をつくっている最中の早朝のこと。夜、2時、3時と残業続き。亡くなる前の1ヶ月は、100時間を超え、月に1日の休みの月もあった。役場の残業記録にはない家での時間外勤務も相当あった。そうしなければ、終わらない仕事に追われる日々。なくなる前の月(5月)は、1ヶ月で20ヶ所およそ400人もの住民に、あらたな費用負担を求める説明会を続けていた。去年、市役所は合併後退職者があいつぎ、心の病で休職する職員が多く、全県でワースト1位の状況(組合の資料)だった。子煩悩で、家庭を大切にしていた彼が、ぼろぼろになるまで仕事に追い詰められ、パワハラに苦しめられ、死に至る過程が、遺族の申立書にせつせつと書かれている。市は「自分から、たくさんの仕事を引き受けて亡くなった」かのようなことを言っているが、愛する家族がいるのに、好き好んで、死ぬまで仕事をする人はいない。公務災害基金は、一日も早く認定してほしい。深く傷ついた子どもたちに、「父は子どもたちを見捨てて命を絶ったのではない。仕事上の過重勤務とストレスで命を絶った」といえるように。職員が生き生きと働き、市民の幸せのために働ける市役所へ・・・(詳しくは糸島の風を)