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マック難民・・・ささやかな願いは・・・

マルコーで買い物して時計を見ると、夜10時。レジでアルバイトしている若者達も、いまから家路につくのかな?雨が止んで、うす暗い中、ひとり自転車を走らせていると、今夜の伊都文化会館での演説会を思い出した。「若者の二人に一人が非正規雇用。低賃金で、アパート代を払えず、一晩1000円のネットカフェで夜をすごし、翌朝、派遣のしごとに出かける若者たち。ネットカフェ難民…」「最近はその1000円も払いきれず、マック難民、つまり一杯のコーヒーで、一晩マクドナルドのイスで過ごす青年たちが現れた。公園じゃないだけで、多くの若者が健康保険証も持たないホームレスになっている・・・」日本共産党の若者仕事室長で参議院福岡選挙区予定候補の田中みゆきさんが、心をこめて若者の実態を語った。自分を責める青年に、悪いのはあなたではない、政治の責任だと励ます田中さん。本当にそう。わたしの周りの青年も、多くが誠実で、ヤル気があり、優しい子どもたち。しかし一部を除いて圧倒的多数が、なんの保証もない会社で、低賃金の仕事についている。大学時代に借りたばく大な奨学金を返すこともできず、その日の暮らしに追われて、苦しむ若者たち。働く者の権利がどんどん奪われて、大企業と大金持ち、高級官僚と一部政治家だけが肥え太ってきた日本。北欧諸国のように、まじめに働いたら、人間らしく暮らせる賃金、社会保障がちゃんとあるようにするのが、国の仕事ではないの?わたしまで、涙がこぼれそうだ。小泉首相は、「自民党をぶっ壊す」「国民は、痛みをがまんせよ」と言って総理大臣になったが、ぶち壊したのは、国民のくらし。その痛みはかなり強烈で、安倍さん以後、さらにひどくなっている。6月議会で、市税条例の改正があり、国民には、定率減税の廃止で住民税の大増税をしたのに、株を持っている大金持ちには、20%の税金を半分の10%にした減税をつづける。「大金持ちには減税、市民には増税ではおかしい」と市議会で反対したのは、わたしと古川議員だけだった。家族が寝静まった家の中で、片付け物をしながら、ふと思う。だれもが、つつましくとも安心して暮らしたいと願っている。それは、けっしてぜいたくな願いではないはず。政治家になって9年。多くの人の悲しみと苦しさに立会い、市民の願いから離れた行政の姿を見てきた。わたしにできることは少ないが、一日一日、心開いて市民のみなさんと語ろう。悔しくてへこたれそうなとき、ヒューマニズムにあふれた「しんぶん赤旗」を読み、元気をもらい、市民のみなさんの何気ないひとことに励まされて、つづけてきた。あしたが今日より、もっとよい日になるように!