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「税金を食い物にした金もうけ」は許さないまちへ…貧困に関心がない人たち

予算委員会で、高すぎる国保税に苦しむ市民の実態を述べていると、「またそんな話か。聞きたくもない」と吐き捨てるようにヤジった議員。この人の土地も公共事業で開発された。議会で、貧困にかかわる発言は、ほとんどない。弱者救済の思想が貧弱。「税金の徴収率をあげよ」と迫り、中央ルートのようなムダな巨大開発には市の言いなりに何でも賛成だ。市民運動が盛り上がり、市長選挙で勝って、加布里のホテル救済の新道建設を断念させたこと、給食センターの建設をやめさせ、自校給食を守ったことがある。真実を知った市民の怒りの声が、一番、政治をまともにする力。日本共産党議員団と、保守系の議員二人が協力したことが大きかった。議会で真実を追及し、『風』で知らせる。頭にきた推進派が仕組んだのか、10数人の見知らぬ人たちが、議場の前で待ち伏せして取り囲まれ、「前原の風を書き直せ!」と怒鳴られた。「できません」と拒否すると、口々に10分以上も怒鳴り散らされた。ふと見ると、議員控室からいつも私を怒鳴る委員長の議員が出てきて、おもしろそうに見ていた。そのにやにやした顔が、今も忘れられない。「市役所内で騒がないでください」と職員のだれひとり止めに来なかった。九大病院で胃がんの手術をする3日前、病院から電車で議会にでてきて一般質問をしていたら、「12月議会は、もう死んでおらんばい!」とやじられた。あれから8年。私は、憎まれても嫌われても、税金を食い物にするような「汚い政治」と「ムダな公共事業」の追及はやめるわけにはいかない。生活に苦労し、眠れない思いをしている市民がたくさんいるのを知っている。税金の使い道を変えれば、文化や福祉や教育や、もっといい政策がいっぱいできる。癒着・腐敗した政治は、弱者には冷たい政治だ。議員である以上、独自調査もせず、見て見ぬふりはできない。