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オリンピックも平和でこそ!…

田舎の山奥の実家で5日間過ごした。パソコンを見なかったかわりに、老親とテレビでオリンピックを観戦し、梅ちゃん先生の朝ドラを見た。レスリングの小原選手や卓球の愛ちゃんや水泳の康介選手の涙にもらい泣きしたり、懸命にたたかう選手の汗や美しい鍛えられた容姿に感心したり、人種、国、民族を超えて感動を分かち合い、笑顔あふれる人々のすがたに平和のありがたさを痛感したりだった。世界は、アメリカや中国のような大国ばかりではないことを教えてくれる。世界を占める多くの小さな国々が、弱肉強食ではない世界の調和を求めている。1995年に、被爆50周年の原水爆禁止世界大会が広島で開かれた。あのときの国際会議で、国連の軍縮大使の女性が演説したのを覚えている。世界の流れは軍縮であると。軍備を縮小し、核兵器をなくし、飢餓や貧困を根絶しようと。その夜の女性のつどいも感動的だった。ロシアの母親も、アメリカの母親も、イギリスやフランスやフィリピンや韓国の女性も、私たち日本の女性たちも、30を超える国々の女性たちが、子どもを守るために、核廃絶を訴えた。そこには、チェルノブイリ原発事故で強制的に駆り出され被ばくした兵士を治療しているリトアニアの医師や看護婦の女性たちもいた。いま、福島の原発事故に心痛め、首相官邸を取り囲む20万人の人々の声が、世界の女性たちに届いてほしい。