無料で10年間もキャンプ場を貸す条例~採決は26日" />
本日 323 人 - 昨日 423 人 - 累計 431338 人
  • 記事検索

RSS

無料で10年間もキャンプ場を貸す条例~採決は26日

                        冬場のキャンプ場                       (夏はキャンセル待ちのときも・・・)糸島市は、およそ二億円で作った「木の香ランド」と「樋ノ口ハイランド」、それに「周辺の山林31ヘクタール」を、無料で10年間も、福岡市の会社に貸し付ける議案を三月議会に出しました。この議案には、木の香(きのか)ランドと樋ノ口(ひのくち)ハイランドを、暴力団排除条例からはずす議案もついています。不信に思って3月5日、議案に書いてある福岡市早良区小田部7丁目の住所を訪ねると、その住所に会社はなく、中古の賃貸マンションが建っていました。電話番号の登録もありませんでした。そこで法務局で登記を調べると、なんと議員に議案が配られた前日の2月22日に、できたばかりの会社でした。登記簿の会社設立の目的には、「飲食店の経営」「お酒の販売」とあり、会社のイラストには「大人のためのキャンプ場」とあります。子どもたちのキャンプ場を、暴力団排除施設からはずし、お酒の飲める大人のキャンプ場にしようとしているのです。市の条例で、無償で市の財産を貸し付けできるのは、公共的な団体か、地震、火災、水害等の災害にあった場合だけです。業者に無料で十年も貸すのは、明らかに条例違反です。   1月、議員がストーカー行為で書類送検され、   職員が談合容疑で逮捕起訴され、市役所は家宅捜索まで受け、   政治倫理と市民の信頼を回復するのがキーワードの議会で、   よくぞこんな議案を出してきたものと感心します。3月12日の一般質問で、「事業実績も実態もない会社に、大切な市民の財産を十年も貸して、残土や産廃を埋められ、水源が汚染されたらどうするのか」と質問すると、市長は「そうならないようにする」と答え、あくまで議案を通すかまえです。市長は、この会社が1月からすでにあったように建設産業委員会でウソの説明をし、議案を通そうとしています。採決は、26日です。いま傍聴においでくださいと呼びかけています。こんなひどいことは、ご一緒にやめさせましょう!※木の香ランド~年間三千人以上が利用するキャンプ場。