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ムーミンの国で・・・

学力世界一は、どこの国か知っていますか?フィンランドです。ほら、ムーミンの国。教室は、せいぜい20人くらい。少人数学級だから、40人の日本とは、だいぶ違いますね。土曜、日曜は休みです。公立学校は、学費はもちろん文房具も給食費も無料です。この国は、たしか大学院まで無料だったと思います。学習塾はありません。フィンランドの人は、おとうさんもおかあさんも、夕方4時か5時に仕事を終えるので、家族で夕飯を食べるそうです。世界で一番本をよんでいるのは、フィンランドの子ども。15歳の子どもたちの読解力でフィンランドが世界一なのは、図書館の本をたくさん読んでいるからだとか。自主的に考えることを大切にし、子どもたちが自分で「発見」しながら学習を楽しむようにすれば、勉強も見につくのだそうです。フィンランド大使館が、ホームページで「フィンランドの教育」を体験してもらおうという試みを始めたそうな。試してみたいですね。(赤旗しんぶん6月3日付参照)学校でも、塾でも、競争を強いられる日本の子どもたちのストレスは、いかばかりでしょう。高い教育費のために、親は必死に働き、借金をすれば、10何年かかって、払わなければなりません。6年前、自費でデンマークに行きました。スエーデン、デンマーク、フィンランド、ノルウエーの北欧の国々は、みんな福岡県くらいの小さな国なのに、社会保障がとにかくすごい。医療費も、学費も無料で、年金は日本みたいにかけなくても、国民なら保障されています。貯金をする必要がないのです。働く人の労働条件が守られているので、タダ働きや、サービス残業、長時間労働のようなことはないと、現地の人が言っていました。正社員できちんと給料が保証され、税金さえ払えば、貯金する必要がない。人間らしく生きるという点で、考えさせられました。日本のように、無駄な公共事業を続けていたら、税金は上がるばかりで、老後も医療も、青年の未来も心配ばかりです。「残業をするのは、国民の1割。管理職くらいだ。一生けんめい働いたら、人生を楽しまなくちゃ」と言った現地の日本人の言葉が忘れられません。「年金がちゃんとあるから、60歳過ぎて働く人はあまりいないね。旅行に行ったり、ボランティアをしたり、いくらでもすることはあるからね。それに、若い人に仕事をゆずらなきゃ」預かった国民の年金を、それも月々高い保険料を集めながら、まともに管理すらできていない国の、エラい人に聞かせたい。(このときの経験は、前原の風に書きました)