「議会でいじめられようとでしょう?」「おれは信じとうけん」・・・" />
本日 240 人 - 昨日 445 人 - 累計 431700 人
  • 記事検索

RSS

「議会でいじめられようとでしょう?」「おれは信じとうけん」・・・

数年前、左の肩を痛め、治るまで半年かかった。去年、義母の看病しているときは出なかったが、今年の1月に亡くなってから、過労もあって徐々に悪化した。7月から整形外科に通院して、少しずつ回復していたのに、9月、10月、過労が高じて、激痛に見舞われ、車の運転もパソコンも打てなくなった。出歩くときは腕をつっているが、それでも辛い。やむなく12月議会を考えて、養生する決意をした。「頑張り過ぎよ。みんな、わかっとうけん、大丈夫よ。伊藤さんはゆっくりしとき」子どもの同級生のお母さんが、笑顔で言う。「図書館の移転、僕も反対です。場所が悪すぎます・・・がんばってください」玄関先で、新聞屋さん。市民のみなさんは、ほんとうにありがたい。寝ていると、携帯が鳴った。「伊藤先生、〇〇です。あのときは、お世話になりました」2年前、水道料金を3万円滞納して、半年間も給水を止められていた土木作業員の人だ。小雪の降る中、夜間の道路工事現場で働いて、明け方凍えて帰っても、「風呂にも入れないとです」と訴えた彼の顔を思い出す。「まあ、久しぶりね。何か、相談事があるんでしょう?」「おれは、だいじょうぶやけん。 先生。議会でいじめられようとでしょう。友達がいうとりました。 元気出してください。 先生の声を聞きたか思うて電話したとです・・・」うれしかった。「ありがとう。いま、寝込んでいるけど、大丈夫よ。死ぬような病気じゃないから。 50肩に更年期障害。そんな年になったのよ・・・」笑いながら答えた。電話が切れる前、彼が言った。「おれは、先生ば、信じとうけん」その言葉が胸に染みた。ありがたくて、涙がこぼれた。励まし、助けられているのは、私の方だ。