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違法な議案が可決~特定業者にキャンプ場と山を10年、無料で貸す!

3月26日の市議会を、インターネットでごらんになるときは、議案6号と議案25号を、必ず見てくださいね。きょうは心底くたびれたので、反対討論を載せておきます。まず、今日は議案6号を。明日は25号を載せます。    議案6号 林間施設条例を廃止する条例について反対討論をおこないます。この条例は、真名子の木の香ランドと樋ノ口ハイランドの管理を定めた林間施設条例を廃止すると同時に、暴力団排除施設からもはずす「糸島市公共施設の暴力団排除に関する条例の一部を改正する条例がついています。いま全国で一番暴力団の抗争が激しいのは福岡県です。県全体で「暴力団の撲滅」運動に取り組み、4月1日から、県の条例はさらにきびしくなります。糸島市には二つの暴力団事務所があり、ここ数年、暴力団をめぐる事件が毎年おきています。こんなとき、「暴力団排除条例」を後退させる条例は、ぜったいに認めることはできません。キャンプ場は、友達や家族と星を眺め、飯盒でご飯を炊き、野外で活動する所です。安全が何より大切です。木の香ランドは、木材の香りのするバンガロー、広々とした野外炊事場、大小そろった木の研修施設、すてきなデザインの水洗トイレ…。地元の大工さんたちが、心をこめて丁寧に造った魅力的な建物が14もあります。広い公園、名水の湧き出る所、全国でも指折りのすばらしいキャンプ場です。樋ノ口ハイランドは、もともとパラグライダー基地、草スキー場、展望広場のある森林公園です。およそ2億円でつくったこれらの施設は、旧二丈町の人々にとって、自然を愛するシンボルでした。平成16年は1万3728人、17年には1万971人が訪れ、多くの子どもたちが、かけがえのない思い出を作り、育っていきました。ところが、合併してから二年目の今年は、ついに利用者は、3千人に落ち込みました。年間、わずか350万円の管理運営費では、施設の管理が不十分で、周辺は草が生い茂っています。合併した以上は、糸島市がこの宝を大切にして、子ども、市民が低料金で利用できるかけがえのない場所としてきちんと管理すべきなのです。市は、フォレストアドベンチャーをつくってもらえると会社の口約束を繰り返しています。しかし、フジのフォレストアドベンチャーに問い合わせると、山が1ヘクタールもあればできるそうです。山とキャンプ場を32ヘクタールもタダで貸すというと、驚いていました。そもそも木の香ランドと樋ノ口ハイランドは、国県の補助事業でつくられた公の施設で、その管理運営は直営か、指定管理者でする以外ありません。民営化で管理費が350万円節約できると喜んでいますが、行政財産であり、本来民営化できない施設なのです。地方自治法244条の2第1項は、公の施設の設置、および管理に関する事項は、条例で定めなければならないと定めています。糸島市林間施設条例を廃止すれば、木の香ランドの施設管理に関する事項を定めた条例がなくなってしまい、明らかに地方自治法242の2第1項に反する事態が生じます。したがって、議案6号は法律上認められないのです。条例に基づかず、公の施設を管理しようとする違法なやり方は、行政がしてはならないことであり、日本共産党は、糸島市林間施設条例を廃止する条例に反対します。