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なんという胸の痛みだろうか・・・伊藤千代子さんのこと

「なんという胸のいたみだろうか・・・時は流れ、人は去り行く。自由を求め、さまよいつづけ、野に果てるとも、明日を信じて・・・」(ビオレータ・パラ詞、曲)いろんなことが人生あるけど、無実の罪でローヤ入れられることが、あるんだ。「それでもボクはやっていない」という、あの映画のテーマもそうだけど、もっと身近に。志布志町といえば、私の実家の近く。そこでおきた公職選挙法違反事件で12人が逮捕され、その被告全員の無罪が確定したのが、今月10日。言葉に言いつくせない4年間の苦労。警察の取調べの恐ろしさを、この人たちが教えてくれる。民主主義の時代でさえ、警察の取調べはこんなに怖いのに、戦前はほんとに怖かったと思う。つい、61年前のこと。今ならあたりまえの『戦争反対!」とか、「主権在民」とか主張しただけで、「アカ」「非国民」とレッテルはられ、刑務所に入れられ、あげくの果て、残酷な拷問で殺されたのだから。ためしに、「伊藤千代子」で検索してみてください。わたしと同じ名前の若き日本共産党員の女性が、どんな人だったか。24歳の若さで、国家権力に殺された彼女の短い人生。今も多くの人を励まし続けている。彼女が刑務所から家族に書き送った手紙は、20代の若い頃、わたしを泣かせました。「なんという胸のいたみだろうか。時は流れ、人は去り行く。自由を求め、さまよいつづけ、野に果てるとも、明日を信じて・・・」の歌とともに。