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利用者を過大に見積もったのか〜雷山運動公園の整備事業約58億円

約58億円の豪華な運動施設を雷山に
利用者数が市の想定の半分以下

52B0C934-BE83-4F84-94AB-B3CAA1C47688  西面の外観 イメージ 

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ホテルみたいなエントランス イメージ。市の説明資料から。
年間の維持費が6800万円もかかる


6月議会に議案第52号「事業契約の締結について」が議題にあがっています。糸島市運動公園整備と管理運営事業の契約案件です。
落札率99.99%、1者入札で地元の株式会社へいせいなど8社が一つのグループとなって落札した例の事業。

昨日の総務文教委員会の中で、市は利用者数を16万人、利用料収入を年間2000万円と見込んで計画をたてていました。
しかし、落札グループが提案したのは、利用者数半分以下、利用料収入900万円でした。

つまり利用者数が過大に見積もられ、必要以上に大きく豪華な施設を建設しようとしている疑いがあります。

いま糸島市は苦しい財政難にあり、さらにコロナ禍で税金を集めるどころか、配っている状況にあります。
今後、コロナ災害が日本経済に倒産や失業、派遣切りなど大きく影響してくるでしょう。
そのうえ市は、65億円の新庁舎建設も同時に進めています。
老朽化するインフラの維持・改修にどれだけの費用がかかるか、それも先行きが心配です。
財政に余裕がなく、市民生活が大変なときに、税金の大盤振る舞いは絶対に許されません。
しかもこの計画の初めの段階から、(株)へいせいの関係者が入っていたのです。

2E6520B5-B91F-4BDF-BE10-B3962EF5F71D 市の説明資料より

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ちなみに健康福祉センターきららの湯は、年間利用者数15万人、利用料8000万円の収入があった。
それでも議員たちは、「きららの湯は、赤字だ赤字だ」と言って、民間業者に無償譲渡の決定をした。まだ10年以下の比較的新しい建物だったのに。