入札談合について市の答弁 ~100%応札
「新庁舎と雷山運動公園事業で市は89億円の借金をする…」
1年前の2019年3月議会の会議録より
◯議長(田原耕一君)
伊藤議員。
◯16番(伊藤千代子君)
合併後、総合評価方式の入札で予定価格の100%で落札した事業がありますか。
◯管財契約課長
1事業ございます。平成27年度に実施した二丈庁舎の改修工事がそれでございます。
◯16番(伊藤千代子君)
それはどこの業者が落札したのですか。
◯管財契約課長
株式会社へいせいさんであります。
◯16番(伊藤千代子君)
全国オンブズマンは、95%以上は談合の疑いありと言っています。
【注1 これがその時の入札結果表。落札率100%】
◯16番(伊藤千代子君)
去年、新駅の南口、交通広場の工事入札が総合評価方式で9月27日に行われました。予定価格が6,339万6,000円ですけれども、これを99.7%の高値で松吉建設さんが落札されました。高値落札になった原因を何だと考えていますか。
◯総務部長(洞 孝文君)
99.7%になった原因ということでございますが、予定価格が市場価格を適正に反映して積算され、設定された結果であるというふうに考えております。
◯16番(伊藤千代子君)
続けて2つ入札があって両方とも99.7%で松吉建設さんが取って、最低制限価格から考えると1,000万円も高い。高値落札の原因はたった2社で、1社(へいせい)が100%で入札をしたからです。業者をすぐ呼んで、何でこんなことになっているんですかとならなかったんですか。
◯管財契約課長
落札後に業者さんを呼んで、落札内容について聞き取りをするというふうなことは一切行っておりません。
【注2 これがその時の2件の入札結果表。(株)へいせいと松吉建設だけの競争】
◯16番(伊藤千代子君)
雷山の運動公園の入札は、50億円です。巨額の入札で談合があったら莫大な損失です。業者選定の委員が利害関係者の業者と親しかったということが後からわかった場合はどのようにしますか。
◯経営戦略課長
事業者の選定委員の構成は、経済、建築の構造及びデザイン、造園、都市計画、健康スポーツの運営、防災などを専門分野とした大学教授等の外部有識者と市民代表の体育スポーツ団体の代表及び市の職員、合計で10名程度を予定しており、利害関係者がこの中に現時点では入ることは想定しておりません。
◯16番(伊藤千代子君)
平成27年に市は運動公園の整備経営構想検討委員会を行い、この中に平成グループのコンサルタントが入っていました。この方はその後、(同グループの)環境技研の社員になられております。(株)へいせいは情報的に既に他の企業よりも有利な立場に立っているというふうにお考えなりませんか。
◯経営戦略課長
その委員につきましては、体育及びスポーツ活動の団体の代表者として有識者として入っていただいたもので、利害関係者というふうには思っておりません。
◯16番(伊藤千代子君)
前原産業団地を業者選定したとき、7億円の事業をめぐって3つのJVが受注競争し、株式会社へいせいと清水建設のJVが受注しました。
しかしプロポーザルの応募資料を見ると、へいせい・清水のライバルJVが何と水栄設備を下請けに使うと書いていました。水栄設備は平成グループの企業で、当時、前原北にある平成ビルの中にありました。こういう書類は談合の疑いがあるとみなさないのですか。
◯建設都市部長(井上義浩君)
下請けをどこに使われるかというのはその方々、JVの方々が決められることであって、それは自由に枠組みをつくられる分は何も問題がないと考えております。
◯16番(伊藤千代子君)
きららの湯をただでやるな、この業者選定では今、裁判まで起きています。業者選定が信頼されていないから裁判になるんですよ。
健康づくり部長として、きららの湯の無償譲渡を決定して議会に説明して回ったのは馬場部長でした。今回、この50億円の運動公園を企画部長がやっていらっしゃいますが、非常に不安を感じています。
それから、会社がないのに(審査委員に「ある」と偽って)業者選定をして、運転免許証1つで指定管理者にパスをさせたのは、今の洞総務部長でした。
何遍ここで法令遵守のことを指摘しても全く耳をかさない、そういう状態がもう何年も続いてきました。雷山の運動公園の50億円を一括で入札し発注するということに関しては、とても賛成できません。
運動公園と新庁舎をつくるために、市は89億円も借金をします。公共料金や税金は絶対に上げないと約束できますか。
◯企画部長(馬場 貢君)
先ほどの契約の部分につきましては透明性を確保し、談合等がないというふうな形でやらせていただきます。
使用料等については受益者負担の原則により適切に料金を設定するため、定期的に見直しを検討する必要がございまして、運動公園、また新庁舎建設用に使用料等を上げると、そのようなことはありません。
【注3 結果は1者入札の落札率99.99%だった。全国オンブズマン連絡会議が「入札制度の破たん」と言っている状態】
市民のみなさんへ
前市長のときから、財産の無償譲渡や無償貸付で特定の利害関係者の便宜を図るため、住所や名前をごまかしたり、虚偽答弁をしたり、指定管理者選考会で不正な事務を行ったりしたにもかかわらず、市はそれらを反省せず隠ぺいしたままです。全く信用できません。
限りなく談合に近い状態をほったらかして、競争の実態がない高値落札の公共事業で市の財政に多大な損害を与えていると思います。
「新庁舎と雷山運動公園事業で市は89億円の借金をする…」
1年前の2019年3月議会の会議録より
◯議長(田原耕一君)
伊藤議員。
◯16番(伊藤千代子君)
合併後、総合評価方式の入札で予定価格の100%で落札した事業がありますか。
◯管財契約課長
1事業ございます。平成27年度に実施した二丈庁舎の改修工事がそれでございます。
◯16番(伊藤千代子君)
それはどこの業者が落札したのですか。
◯管財契約課長
株式会社へいせいさんであります。
◯16番(伊藤千代子君)
全国オンブズマンは、95%以上は談合の疑いありと言っています。
【注1 これがその時の入札結果表。落札率100%】
◯16番(伊藤千代子君)
去年、新駅の南口、交通広場の工事入札が総合評価方式で9月27日に行われました。予定価格が6,339万6,000円ですけれども、これを99.7%の高値で松吉建設さんが落札されました。高値落札になった原因を何だと考えていますか。
◯総務部長(洞 孝文君)
99.7%になった原因ということでございますが、予定価格が市場価格を適正に反映して積算され、設定された結果であるというふうに考えております。
◯16番(伊藤千代子君)
続けて2つ入札があって両方とも99.7%で松吉建設さんが取って、最低制限価格から考えると1,000万円も高い。高値落札の原因はたった2社で、1社(へいせい)が100%で入札をしたからです。業者をすぐ呼んで、何でこんなことになっているんですかとならなかったんですか。
◯管財契約課長
落札後に業者さんを呼んで、落札内容について聞き取りをするというふうなことは一切行っておりません。
【注2 これがその時の2件の入札結果表。(株)へいせいと松吉建設だけの競争】
◯16番(伊藤千代子君)
雷山の運動公園の入札は、50億円です。巨額の入札で談合があったら莫大な損失です。業者選定の委員が利害関係者の業者と親しかったということが後からわかった場合はどのようにしますか。
◯経営戦略課長
事業者の選定委員の構成は、経済、建築の構造及びデザイン、造園、都市計画、健康スポーツの運営、防災などを専門分野とした大学教授等の外部有識者と市民代表の体育スポーツ団体の代表及び市の職員、合計で10名程度を予定しており、利害関係者がこの中に現時点では入ることは想定しておりません。
◯16番(伊藤千代子君)
平成27年に市は運動公園の整備経営構想検討委員会を行い、この中に平成グループのコンサルタントが入っていました。この方はその後、(同グループの)環境技研の社員になられております。(株)へいせいは情報的に既に他の企業よりも有利な立場に立っているというふうにお考えなりませんか。
◯経営戦略課長
その委員につきましては、体育及びスポーツ活動の団体の代表者として有識者として入っていただいたもので、利害関係者というふうには思っておりません。
◯16番(伊藤千代子君)
前原産業団地を業者選定したとき、7億円の事業をめぐって3つのJVが受注競争し、株式会社へいせいと清水建設のJVが受注しました。
しかしプロポーザルの応募資料を見ると、へいせい・清水のライバルJVが何と水栄設備を下請けに使うと書いていました。水栄設備は平成グループの企業で、当時、前原北にある平成ビルの中にありました。こういう書類は談合の疑いがあるとみなさないのですか。
◯建設都市部長(井上義浩君)
下請けをどこに使われるかというのはその方々、JVの方々が決められることであって、それは自由に枠組みをつくられる分は何も問題がないと考えております。
◯16番(伊藤千代子君)
きららの湯をただでやるな、この業者選定では今、裁判まで起きています。業者選定が信頼されていないから裁判になるんですよ。
健康づくり部長として、きららの湯の無償譲渡を決定して議会に説明して回ったのは馬場部長でした。今回、この50億円の運動公園を企画部長がやっていらっしゃいますが、非常に不安を感じています。
それから、会社がないのに(審査委員に「ある」と偽って)業者選定をして、運転免許証1つで指定管理者にパスをさせたのは、今の洞総務部長でした。
何遍ここで法令遵守のことを指摘しても全く耳をかさない、そういう状態がもう何年も続いてきました。雷山の運動公園の50億円を一括で入札し発注するということに関しては、とても賛成できません。
運動公園と新庁舎をつくるために、市は89億円も借金をします。公共料金や税金は絶対に上げないと約束できますか。
◯企画部長(馬場 貢君)
先ほどの契約の部分につきましては透明性を確保し、談合等がないというふうな形でやらせていただきます。
使用料等については受益者負担の原則により適切に料金を設定するため、定期的に見直しを検討する必要がございまして、運動公園、また新庁舎建設用に使用料等を上げると、そのようなことはありません。
【注3 結果は1者入札の落札率99.99%だった。全国オンブズマン連絡会議が「入札制度の破たん」と言っている状態】
市民のみなさんへ
前市長のときから、財産の無償譲渡や無償貸付で特定の利害関係者の便宜を図るため、住所や名前をごまかしたり、虚偽答弁をしたり、指定管理者選考会で不正な事務を行ったりしたにもかかわらず、市はそれらを反省せず隠ぺいしたままです。全く信用できません。
限りなく談合に近い状態をほったらかして、競争の実態がない高値落札の公共事業で市の財政に多大な損害を与えていると思います。
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