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都市計画法違反の開発を市が「やめろと言えない」 バキュームカー事件真相⑦

都市計画法違反の開発を 市が「やめろと言えない」
 バキュームカー車庫建設事件真相⑦

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黄色は第1種住居地域。環境技研はここにごみ・し尿の収集運搬事業所を移転しようとした。
第一種住居地域とは、都市計画法第9条で「住居の環境を保護するため定める地域」となっており、廃棄物処理施設等の嫌悪施設は建築できない。
よって明白な都市計画法違反の開発だった。しかし市は…。


住民を見捨て会社のために虚偽答弁
◯17番(伊藤千代子君)
住民の皆さんが3月31日に1,300の反対署名を持って(市に)こられました。…
具合の悪くなった人もいます。これ以上紛争が長引けば、体の弱い高齢者の方たちは本当に命にかかわりますよ。
住民を苦しめるような開発はやめてくださいと、市長、会社に言ってくれませんか。心からお願いしたい。命がかかっています。
◯建設都市部長
法的にクリアしているものを、たとえ市長といえども、ここに来るな、建設をやめれとは言えないと思っております。

◯市長(月形祐二君)
法的にクリアしているもの、部長が申したとおりの状況で、我々もそこまでは言えないということを御理解いただきたい。
◯建設都市部長
悪臭防止法、あるいは騒音規制の観点から問題が発生する施設ではないというふうに判断をしておるところでございます。
以上2016年9月議会。この質問の1か月半後に会社は突然移転を断念した。

法律より上にある‟平成グループ”の利権
地域住民が住環境を守るために署名を集めて一生懸命に反対しても、市はまったく聞く耳を持たなかった。
市長以下全員が「法律をクリアしている…」と口をそろえた。土地計画法に違反していたのだから、究極の虚偽答弁である。
糸島市では、法律よりも平成グループの利権が優先されている。そのいい見本だ。
結果的にこの計画が失敗に終わったからといって、市と会社の1年半にわたる詐欺的行為が消えたわけではない。         
                
市民のみなさんへ
2016年9月議会と言えば、反対の声を封じて二丈温泉きららの湯を(株)日食システムに無償譲渡する議案を強行採決した議会でもあります。
私が議会で追及してきた数々の不正疑惑には、ほとんどいつも平成の影がありました。
議会で虚偽答弁がいくらでもまかり通る。これほど政治腐敗のひどい市は、他にないでしょう。
一日も早く市と業者の癒着なれ合いを断ち切り、法令順守のまともな市役所にするために、私はこのブログを書き続けています。