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今日は、菜の花プロジェクトのみなさんの「田中優講演会」に参加し、たくさんの人が、若いお母さんたちが原発事故に心をいため、関心をもっていることを頼もしく思った。特に、田中優さんの省エネと自然エネルギーの話は実によかった。明るい気持ちで会場を後にした。おかあさんたち、これからもがんばって。私たちも原発をなくすまでがんばります。この間、玄海町の坂本先生や、仲秋先生や、菊池さんやいろんな原発関係者の話を聞けて、勉強になった。9日が議会で取り上げるので、参考にしたい。


トマトの丸かじり

2011年05月20日

今日(5月19日) 朝早く、二丈まで相談関係で出かける。 海が青く、きれいだった。甘いトマトいただく。11時半 友人宅でお茶。 大阪土産のロールケーキに舌鼓。13時半 九州電力本社。福岡県革新懇話会のみなさんと原発問題で要望、懇談。 福島原発事故が収束し、原因究明がなされ、安全性が担保できるまで運転停止を求める。 対応は広報のかたがた。原子炉関係には詳しくない。 安全神話がいまだに。15時半 県消防防災課と懇談。 原子力防災のため4人の職員で班をつくった、と。しかし、 まだ、EPZの拡大を県から国へ要望されてなかった。 九電からの「安全対策」の説明も受けておられなかった。 立地県の佐賀県が・・・とおっしゃって、今ひとつ、必死な様子が見えない。 福岡県糸島市は、18キロから40キロ圏内にあり、風下地域。 もし福島のようなことになれば、住民は、避難を余儀なくされ、 農漁業はじめ産業経済、自然環境、多大な被害、損失をこうむるのだが。17時半~19時 スーパーマルコー前で、市役所のみなさん、三嶋議員と「震災募金」に立つ。 すでにあちこちで義捐金の協力をしていただいているが、それでもたくさん集まった。 ありがとうございます。 若いお母さんがたが、小さな子の手に硬貨を握らせて、募金箱に入れてくれた。 今日の一番のご馳走。トマトの丸かじり。


「子どもたちの未来を、放射能の汚染から守りましょう」今日、市役所の前で演説した。子どものとき、泥んこになって思い切り遊び、運動会で走った後の母のお弁当のおいしさ。だれにでもある忘れられない幸せな思い出。学校帰りに道草食って、野いちごつまんだり、野ぶどう口に放り込んだり、桑のみ食べたり、暮らしはぜいたくではなかったけど、周りの自然に放射能の恐怖はなかった。大地や空気や海が目に見えない放射能で汚染されたら、人類はどうやって生きていくのか。今日、九電さんが議会に来て、津波で電源が喪失しても大丈夫との説明があった。ひとつは、非常用電源。しかしこれは、私の質問で、制御室や弁の開閉など最低限の電力だとわかった。核燃料を冷やす目的ではない。では、核燃料を冷やすのは、どうするの?原子炉を停止してもまだ熱が出る。圧力容器から電気系統へ行く弁を閉じて、自らの冷却に使うという。つまり自らの電力で冷やすということ。どれくらいの時間もつのですか?わかりません。その間に外部電源を確保するのでしょう。外部電源をかくほするため、仮鉄塔を建設するというけど、訓練のようにうまくいくかしら。訓練した日はよい天気で、風もなく、雪も雨もなく、抜群のお天気のだった。鉄塔にのぼるのも気持ちがよかったでしょう。しかし実際、原発事故が起きるのは、どんな嵐の日かわからない。地震の余震が頻発しているかもしれない。たった1回の訓練で大丈夫とは言えない。せめて、悪天候の日、放射能が漏れたのを想定した日の訓練も必要ではないの?地震で圧力容器は壊れなくても、無数の配管が壊れるかもしれない。配管はいくつあるのですか。わかりません。わかる人をお願いします。玄海原発の36年間で、炉心にどれだけの放射能がたまっているのかも。広島の何千、何万倍の死の灰がたまっているのか?国は簡単に許可をださないで。ひとたび事故が起きたら、その被害はあまりに大きい。人も動物もすめない世界になってしまう恐れがあるのだから。14年前、アメリカのネバダに核実験の調査に行く機会があったが、あのときの現地の人(ネイティブインディアン)の話を思い出す。「土地は祖先と未来の世代からの預かり物」ほんとうにそう。


4月22日10時半 市役所危機管理課と原発問題で申し入れと懇談。          糸島革新懇話会のメンバー10人で。      1、玄海原発のすべての前面点検      2、老朽化した原発1,2号機の永久停止      3、危険なプリサーマル発電を中止すること      4、糸島市への迅速、正確な事故の通報      5、安全対策(モニタリングポスト、ヨウ素剤、避難経路場所、防護服、防護者など)      6、全住民を対象にした避難訓練      7、専門家を加えた24時間体制の部門を設ける市は、「当事者として強く安全対策を求めていく」「EPZ、避難区域の拡大を県を通じて国にお願いしていく」という回答であった。4月8日、九電に市が申し入れをしたときの回答では、EPZは10キロ圏内であり、回答はせず、もちかえったという。早くその回答をきかせてほしいものだ。3月議会で、防災委員に女性がいないことなど指摘したが、原子力関係の専門家も防災計画を見直す委員になっていない。市民の不安にこたえる防災計画にしていく必要がある。同日、夜7時から、伊都文化会館で、玄海町の原発対策住民会議の中秋喜道先生を招いて、学習会。    主催は糸島原水爆禁止協議会。(いつも駅で核兵器の廃絶の署名をしている)    会場は満員で百人くらいだったろうか。    福島原発事故が終息しないなか、たくさんの人が参加してくださった。    中秋先生の話もわかりやすく、実によかった。国会議員で唯一、原子力の専門家は、日本共産党の衆議院議員、吉井英勝さんだ。かれが、去年も5月26日に国会で「大規模地震などで電源が失われた場合、どういう事態をそうていしているのか」と質問したが、国はまともな回答も対応もしなかった。想定外ではなく、人災。    


復活します!

2011年02月05日
またブログを始めます。
 
友達が手編みの靴下をもってきた。
ロンの散歩で足がしもやけになってしまった。
「それからブログまた始めなよ。気楽に書いてさ。ワンコのことからでもいいとよ」
やさしい彼女には、逆らえない。
「ドライアイになって・・・」「腱鞘炎に・・・」とパソコンをできるだけ遠ざけてたけど。
 
いま、「糸島の風」の6号は手書きで書いてる。
ほとんど手書きなんて、久しぶり。楽しい。
 
今日はまえばるj女性ネットワークの交流会に行って、元気な女性のみなさんと楽しくおしゃべり、ダンス、学習。去年は、毎月のようにDVの相談があって、弁護士さんのところへいっしょに行ったり、アパートを探して走り回ったり、いろいろなことを思い出し、その話をした。
 お昼にみんなで食べた西の堂の○さんのお弁当が最高においしかった。
あの値段で、糸島の新鮮野菜を使った色とりどりのおかずにごはん。ほんとに良心的。
 
写真をとってきたらよかった!
 
 

お見舞い

2009年06月26日

いつも、赤旗はおもしろい! 前原の風が楽しみよ、と言ってくれる友人が、乳がんになった。仕事帰りにビラをもって訪ねると、にこにこしてからだに気をつけてがんばってくださいね、と言う。ちっとも変らない。カツラを脱いで髪のない頭を見るまでは。病気って、お金がかかりますね。福祉のまちをつくってほしいわ。120億円の中央ルートなんかいらない。そうそう。6月議会で、市長派の自民党の議員が、「100年先のために、つくれ」と言っていたけど、いま、困っている市民のためにこそ、使うべきお金です。帰りに野菜をもらって帰った。彼女みたいに、素朴でふるさとみたいなイボイボのキューリとなすを。


夕べも夜遅く帰って、夕飯を食べようとしていたら、スポーツニュースを見ていた夫が、「ほら、君の声を聞いて、ロンが尻尾を振っているよ」という。見ると、ベランダでロンがすりガラスに顔を寄せて、一生けんめい尻尾を振っている。ドアを開けて「ただいま」と頭をなでると、顔をペロペロなめる。どんなに遅く帰っても、ロンだけは必ず起きてくる。はじめてイヌを飼って、その愛情の深さに驚いた。無欲の愛。私利私欲のないつぶらなヒトミのカレ。ガストで、友人と(コーヒーを)いっぱい飲んで遅く帰った朝も、6時にはロンと川べりを散歩しているわたし。イヌの力は、偉大だ。若いとき大病したあと、毎日ストレッチとか散歩をしたほうがいいと医師に言われたのに、忙しくてできなかった。この半年、ロンのおかげでなんとか続いている。猫を飼っている友が、イヌの写真をブログに載せて。見たいわ。と言ってきた。写真は苦手だが、やってみましょう


雨よ、降れ!

2009年06月19日

ロンと散歩に行くと、今朝もからからの田んぼにホコリが舞っていた。家庭菜園の人が、「水汲みが大変」と言いながら、家から運んできたペットボトルの水を野菜にかけている。花いっぱいの庭をつくっている近所の奥さんは、「夕べ、お水をあげたのにもうカラカラよ」と、植木鉢を指差す。梅雨になってからまとまった雨が降ってない。早く、雨よ降れ。トラクターで毎日、田んぼを耕していた麦わら帽子の農家のおじさんたち。冬の間、草ぼうぼうになっていた田んぼが、みごとに美しく生まれ変わって、田植えを待っている。早苗がそよそよと水面に揺れる様子は、なんとも言えず、懐かしくていいのもだ。「来週から降ると言っているよ」と農家のおばちゃん。よかった。たった今、「ほれ、もぎたてのきゅうりとたまねぎ」と言って、知人のIさんが野菜を届けてくれた。無農薬の実においしい旬の野菜。台所でぬか床に手をつ込んでいた母が、「ありがたいねえ」。


一本のお酒

2009年06月18日

きのう、市役所前で朝の演説してかえる途中、知り合いのコンビニで「白糸」という地元のお酒を買って帰った。おととい、姑と少し口げんかしたので、仲直りに。さいわい、「わたしこそ」と向こうも謝ってくれた。外ではいろいろなことがあるから、家庭はできる限り平和がいい。わたしはコーヒーくらいしか飲まないが、夫の母はお酒好き。まずは、彼女を味方にしなければ、日々の生活はままならない。おかあさま、よろしく!


北朝鮮の核実験は、唯一の被爆国の日本人として、広島・長崎の悲劇を知る者として許せないことだ。12年前のフランスの核実験反対運動を思い出す。天神の警固神社に夜大勢の市民が集まって、夜空の星の下で、太平洋での核実験をやめさせようとこぶしを突き上げた。その年、広島で開かれた原水爆禁止世界大会には、空前の1万人、フランスはじめ140人の海外代表団が集った。そのとき友人になったフランス人の女性とは、今も文通している。「ポリネシアの海を、放射能で汚染させるわけにはいかない。子どもたちのために!」と訴えたビト・マーアツーアさんの日に焼けた若々しい姿と演説は、今も忘れない。核大国アメリカのオバマ大統領が、4月5日、米大統領としてはじめて、核兵器を使った国としての同義的責任を表明した。それに対して日本共産党の志位和夫委員長が、歓迎の書簡を送ると、5月20日にアメリカ政府から返事が来て、「あなたの情熱をうれしく思う」と書いてあった。国連に加盟する192の国々では、核兵器廃絶のながれが、大きくなっている。十一年前、長崎の被爆者や科学者、平和運動家などからなる核実験の被害調査で渡米した。アメリカは、広島・長崎に原爆投下した後も、1千回もの核実験を地下、地上、太平洋で行い、米軍兵士やネバダ核実験場周辺に無数の被曝者がいる。核大国は、放射能汚染大国でもあった。ガンや白血病、奇形児出産などの影響は、世界の核実験地帯で広がり、数百万の被曝者が苦しんでいる。世界にある核兵器は、ロシア、アメリカ、フランス、イギリス、中国などで2万発以上。ひとたび核戦争がおきれば、地球はほろびる。この地上から、すべての核実験と核兵器をなくすことが、国際社会の最優先の課題だ。核装備に使われるぼう大な税金を、飢えや貧困で苦しむ人々の救済に使えば、世界はもっと明るく平和になるだろう。 毎月6日か9日、原水爆禁止糸島協議会の人たちと、駅で「核兵器廃絶署名」に取り組んでいる。夏(7月)には、広島・長崎へ平和行進も。思想信条をこえて、すべての核実験と核廃絶に力をあわせよう。


16日の中央ルート反対集会は、雨もよいのなか、およそ200人もの人があごら会場に集まった。北畠議員の基調報告は、大変分かりやすく、この事業がいかにムダで必要性がないか、よくわかった。古川議員、私が話した後、会場からの発言を求めると、次々に手が挙がった。どの意見も説得力があり、赤字を増やす120億円のムダづかいと、住環境の破壊に怒りがこもった発言が続き、時には共感の笑いもあふれるいい集会となった。集会後は、現地で道幅36メートルの道路とはいかに広いか、(天神の岩田屋前の道路なみ)みなさんに実行委員会から説明があった。60人以上が反対パレードにも参加してくださった。松本市長になって、市の財政は県下ワースト一位になった。(政令市の福岡市を除く)中央ルートは、9月27日の市長選の争点になるだろう。今日は、朝8時半に市役所に集まって、集会決議を市に手渡すそうだ。加布里のホテル救済の道路計画(8億9000万円)は、市民の力を結集してやめさせた。今度も、必ずやめさせられる。みなさん、がんばりましょう。


5月16日、120億円のムダづかい、環境破壊の中央ルート凍結 市民集会へ参加しよう!  〇とき 5月16日 (土) 午後2時より〇場所 健康福祉センター あごら  基調報告~北畠猛 議員 伊藤千代子, 古川忠正議員もお話します。会場からの声も。集会後、市内パレードをおこないます。          問い合わせは、市民集会実行委員会へ   連絡先324-4373(松本)


乗り合いタクシー(ミニバス)に乗って10分もすると、寒々とした景色の中、気持ちのいい長糸の田園が広がる。30分もすると、川のほとりにたたずむ白糸の集落に着く。小雪の降りしきる中、清流の清らな音に振り返ると、水墨画のような山々が目の前に迫り、茶色、黒色、青の瓦屋根の民家が十数軒、肩を寄せあっていた。懐かしい風情がただよう山あいの村。バス停の下には、野菜が実った小さな段々畑。冷たいが澄んだ空気。はるか遠くに、前原の市街地がかすんで見える。高齢化がすすむなか、市では、路線バスの要望が多い。病院。買い物・・・今日は、路線バスの白糸線と雷山線に乗った。二時間で、田舎の小旅行。運転手さんと話し、お客さんと話し・・・。それぞれ往復1時間くらい。乗車賃は片道570円と440円。白糸も雷山もまさに絶景!CO2削減に効果のあるクリーンエネルギーの路線バスで、地元に役立ち、産業振興もできないかしら。自然と農業とくらしを大切にしながら。三月議会がもうすぐ始まる。


先日、高田行政区でまた火事があって、仕事の後、たずねてみた。被災者の方々は、親戚に避難されたそうで、近所の主婦の方々が、集まっておられた。風がなく、近所に延焼しないでよかった。昼間は年金暮らしの年寄りばかり。高田は災害時の避難所がないのよ。人口は5000人もあるのに!ぜひ、とりあげてください。そのことを、高田のべつなところで話すと、そうなのよ。水害の時、床下浸水するのよ。大雨の時、川を越えて、小学校や公民館に逃げろって言うの!税金払っても、何一つ公的な施設が高田にはないのに。中央ルートより、優先すべき政策がたくさんあると、あちこちで言われます。そのとおりです。火事で焼け出された人が避難する政策空き家も必要です。


しばらく休みます

2009年02月09日

眼精疲労と肩こりの原因は、過労とパソコンにあるようです。購入して4年のパソコンの調子が悪く、立ち上がりが遅くてしばしばトラブルので、しばらくブログを休みます。赤旗新聞に入れている読者ニュースも、手書きにしようと思います。この間、障害者作業所をあちこち訪問したり、弁護士事務所に相談者を連れて行ったり、いろいろ書きたいことが山ほどありましたが、ちょっと断念。作業所に入るなり私に、「あっ、いとうちよこさんや」と変わらず、笑顔であいさつしてくれたY子ちゃん。元気が出るなあ。いつもありがと。


「糸島地区で千戸ぐらい空き室があるらしい」と不動産関係の仕事をしていた市民の方が言っていたが、本当だろうか。たしかに、町内のあるマンションも、建って一年以上になるのに、60戸のうち、10戸くらいしか入っていない。「販売売会社も変わったようです」「引っ越してきて、隣がみんな空き室でだれもいなかったら、ちょっと怖いですね」「エレベーターや廊下、玄関の電灯など、管理費はどうしているのでしょう」市は、「九大が来る」「ビジネスチャンス!」と声高に宣伝し、地主さんのなかには、銀行や建設会社の勧めでこの数年間、マンションを建設する人が増えた。あっちでもこっちでも。昨年、真冬の雪が降りしきる中、「ワンルームマンション反対」と、おばあちゃんたちが座り込みをした九大生向けマンションも、建設完了後のいま1割も入っていないようだと聞いた。「10年前のマンションラッシュの時は、建設完了前に完売していた。今は全然違う」というのは、一戸建ての住宅がマンションに挟まれてしまったAさん。「九大学研都市構想とか言うけど、文化的なまちづくりをするわけではない」とAさんは続ける。「九大学研都市駅をごらんなさい。どでかいパチンコ屋と商業ビルとマンションだけ。自然に囲まれた町で、穏やかなくらしをしたかったのに、がっかりです」「マンション業者は、もっと地域の人たち、前から住んでいる人の意見を聞いて、建ててくれたらいいのですが・・・」お金儲けのまちづくりではなく、住んでいる人が「住んでよかった」と思えるまちづくりが、多くの人の願い。先日、九州大学の大先輩で、福岡市南区に住んでいる日本共産党の藤野達善さんから、ご自身が書かれた「10メートル以上のマンション建築ゼロ」の本を買い求めた。多賀・高宮の緑と環境を守る会の会長としての奮闘記。あの福岡市で!すごいの一言です。


お休み前の幸せ

2009年01月27日

夜10時に帰ってきたら、犬一匹だけが出迎えて、だれも彼も寝ている。めずらしい。しめしめ。遅い夕飯を食べながら、NHKのプロフェッショナルと世界遺産のテレビを観る。Aコープのぶりのあら炊きに、おからの卯の花。いただきもののカブを酢漬けにしたもの。貸家だけど、とにかく休める家とあたたかい食事とこたつ。こんな平凡が一番。派遣を切られ、寮を追い出される若者のニュースに、だれもが涙し怒った。福岡でも、東京の派遣村のようにまた炊き出しの準備をしている。今日であった市民の方々の顔と会話を思い出しながら、大事なことだけメモして寝よう。柿の古木のある家の庭で話したおじさん。アパートの玄関先で、くらしの相談をしてきた女性。農業振興地域の田んぼが売れないで困っているという農家の奥さん。暗い中、犬の散歩をしていた人が、「伊藤さん、聞きたいことが・・・」と話しかけてきて。あっちでこっちで焼き鳥もらったり、たこ焼きもらったり。「いつも前原の風をもらいよるけん・・・」と。明日は、中央ルート反対の宣伝行動。8時には市役所前に集合。その後は、県の土木事務所に。みなさん、よくがんばります。


心の財産…

2009年01月03日

28日の晩、11時ごろ、前原駅に夜の見回りに行こうとしたら、ちょうど東京から一晩泊りに来ていた妹が、玄関で見送ってくれた。「おねえさん、寒いから気をつけてね」と言ってから、こんな話をした。「うちのMさん(彼女の夫)、この前、一人暮らしの高齢の女性の方が入院されたので、入院の手続きやら何やら、まるで本当の息子のようにお世話したのよ。それに夜がどんなに遅くなっても、朝早く明け方には起きて、寒い中、赤旗しんぶん配りにいくのよ。だからね、あなたのお母さんは、すごく立派な子育てをしたのねって言ったの」「そしたら、彼はなんて言った?」「母さんに会ったら、そう言っておくよって。うふふ…」化粧っけのない、質素だが笑顔のきれいな妹が、白い歯を見せて笑った。東京のど真ん中で、わずか2Kの狭い狭いマンションで、日本共産党の区議会議員をしている夫と、中学生の息子と三人で暮らしている。田舎の緑あふれる山の中の広い家で育った私たち姉妹には、がまんできないような環境で、不平ひとつ言わず、楽しそうにしている。喘息もわずらいながら。そのときは、ふーんと聞き流して忘れてしまったのに、夕方、ひとりで日暮れた街の歩道をもくもくと歩いていたら、妹の笑顔とそれらの言葉がふいによみがえってきた。40代とは思えないあどけない笑顔の妹。どうやら、心に財産をもっているんだ。あの子は。


議会のたびに、ぼう大な原稿を書くのでひどい肩こりになる。なかなか整骨院やマッサージに行く時間がないので、シップやストレッチのお世話になっている。30年、病院と縁がない夫も、おなじく肩こりに悩んできた。二人で電気店のマッサージ器に座り、至福のひととき。「きみ、口あけて寝てたよ」「あなたこそ」とお互いを責め合っていたら、店員から「展示品は半額ですよ」と聞く。肩こりがひどいと、パソコンをさわるのもイヤで、仕事が進まない。「よし。買おう!」と決め、暮れの31日に、清水の舞台から飛び降りる覚悟で契約する。家に帰って報告すると、娘とおばあちゃんは、「この狭い借家のどこにおくの?」と心配そう。少ししょげて実家に電話すると、母が「仕事のために必要だったら、よい買い物をしたね」と言う。40年間、農家の主婦をしながら、あちこち病気しながら外で働き続けてきた母なればこその助言。昨年末はおばあちゃん(87歳の夫の母)が具合が悪く、入院、退院、検査と忙しかった。いま落ち着いて、お正月を迎えられ、ほんとに良かった。年の暮れ、差し押さえの相談が続いた。激動の時代。多くの人に助けられ、励まされ、今年もがんばりますよ。


大企業の派遣切りで家を失い、路頭に迷う若者の記事が新聞をにぎわしている。日本共産党の西部地区事務所にもお米が送られてきて、炊き出ししているボランティアに届けたと聞いた。年末、近所の後援会の方が、「ホームレスの方に募金を・・・」と我が家に夫婦でこられた。いたたまれない気持ちになられたのだろう。夜中に共産党の支部の方々と、駅や公園を見て回った。さいわい、極寒のなかで、夜を過ごす人はみかけなかったが、福岡市で炊き出しにでた人の話では、昨年よりすごく増えて、食事が3度のところ、2度までしか供給できなかったと言う。一生懸命働いて、しあわせになれない社会はおかしい。しあわせどころか、夜露を寒さをしのぐ家がなく、コンクリートにダンボールのねぐらとは、ひどすぎる。奈良時代や戦国時代ではない。宇宙旅行さえできるような時代に。昨年、議会で住宅について取り上げた。「火事で焼け出された人が、その夜泊まるところがない。大変な被害にあいながら、泊まる先まで探すのは気の毒だ。年間20件ほどの火事があり、政策空き家をつくって、対応してほしい」と頼んだが、市は「お金がない」という。その一方で、区画整理事業をやって、(事業費8億5000万円)、農業振興地域の20ヘクタールの田んぼをつぶし、住宅開発をするという。ここには、市会議員の土地もある。巨額の造成工事は土木業者の要望。納得がいかない。2009年が始まった。今年もどうぞよろしくお願いします。


猫ばかり飼ってきたわたしが、この11月から柴犬のおかあさんになった。まだ2ヶ月のあかちゃんだから、お漏らしの世話やごはんの世話、だっこしたり庭を散歩させたり、予防注射を受けに連れて行ったり。ちぎれんばかりに尻尾をふって、愛情をふりまくフレンドリーな彼の名は、ロン。このところ、過労気味でくたびれていたわたしを、無心にしてくれるかわいい子。6番目の家族。最近、夫婦、嫁姑、親子の喧嘩が減ってきたような。ありがたや。いまは、居間の一隅のサークルの中で、立ち上がってこっちを見ながら尻尾を振っている。夕べ来た犬好きの友人一家は、かわるがわる抱っこ。かわいい!かしこくてお利口な犬ねえ・・・。たぶんその言葉がわかるみたい。いろいろ、教えられる。ちなみに、いま息子はロンドンにいる。


今朝、ビラ配りをしていたら、空が真っ青なくらい青かった。あまりにきれいで、娘と息子にメールで知らせた。のどかな農家の庭先で、80歳すぎのおじいちゃんが、おばあちゃんの髪をカットしていた。仲のよい二人。わたしをみつけたおじいちゃんは、「おお、いとうさん。久しぶりやね」と笑顔で声をかけてくれた。「あなたのビラは、いつもひもでとじて、ぜんぶもっているとよ」と言う。なんとうれしいことをいってくれるんだろう。この集落だけで、「前原の風」のバックナンバーを集めてくれている人は、知っているだけで3人もいる。3人で、稲刈りの話や、薪でご飯を炊いていた頃の話をして盛り上がった。少し行くと、自民党の国会議員で、最近、農林大臣をお辞めになった人のポスターが、玄関の壁に貼ってある家があった。「愛の力」とポスターに書いてある。ちょうどご主人が出てきた。「風」を渡して、「お元気ですか」と声をかけると、奥さんの具合が悪くなり、ヘルパーさんを頼むようになったという話しを、ご主人がされた。年金が減って、大変だと言う。20分ほど、しみじみ話をした。あちこちで、一生懸命生きている人たちに出会う。昼から、二丈町に行った。後ろに若い女性を乗せていたので、高速を走りながら、安全運転。ふと、玄界灘の海が見えた。目にしみるような真っ青な海。福吉の山の上でも、遠くにきれいな青い海が見えた。今日は空も海も青かった!


仁比(にひ)そうへい参議院議員、川原やすひろくんを迎えての演説会、満員だった。 「国政がよくわかった!」「参加してよかった。感動しました」感想をきくと、うれしくなった。11月1日土曜日、約130名の方々が参加してくださり、会場の視聴覚室がいっぱいに。わずか1週間前に決定した企画だったにもかかわらず・・・。川原やすひろくん(27歳)は、派遣やサービス残業で苦しむ若者とアンケート活動や集会など取り組んできたことや、日本共産党の候補者になろうと決意したときのことをユニークに語り、「理解してもらえるか心配だった父が、『息子を誇りに思う』と手紙をくれたエピソードには、思わず涙ぐむ人もいた。仁比議員は、金融問題から平和問題まで、国会の情勢と重ね合わせて45分間、わかりやすく語り、多くの人がうなずきながら、拍手しながら聞き入っていた。初めて共産党の演説会にきたという人たちからは、「にひさんの話は、あっという間で、もっと聞きたかった」「底辺の暮らしを良く知り、精力的に活動してあるのに感動した」「胸がいっぱいになった。勇気がわいた」と、感想を寄せてくれた。わたしは、前原市が県下の26ある一般市で、「実質公債費比率」が一番悪い借金財政であることを話した。合併後、九大学研都市構想にもとづくぼう大な公共事業で財政がはたんする危険性もある。その話は、ぜひ詳しく知りたいとの声が多かったので、いまニュースをつくっている。最近、あちこちで、「中央ルートはなぜ中止にならないのか」と聞かれる。多くの市民が、思った以上に、中央ルートのムダづかいに怒っていることが分かった。


11月1日、夜8時から、日本共産党演説会を開催します。健康福祉センターあごらです。弁士には、参議院議員の仁比(にひ)そうへいが参ります。金融不況をどう解決すればいいのか、国民の暮らしを守るにはどうすればいいのか、わかりやすくお話します。ぜひ、おいでください。にひそうへいプロフィール1963年、北九州市生まれの45才。京都大学法学部卒業。新日鉄の不当配転とたたかう父を見て弁護士に。「にひ先生に相談すると勇気がわく」と評判に。オンブズマン北九州市事務局長としても活躍。北九州市の年間1億円もの官官接待を事実上やめさせる。2004年、比例区で参議院初当選。国会でダントツの発言回数。「日本共産党のイケメン代議士」と雑誌に特集されたことも。憲法と環境、人権をまもるために、全国をかけめぐる。家族は妻と子ども2人。県内では、トヨタが期間工を800人削減(モノじゃないぞ)するとか、首切りやリストラが広がり、銀行の中小業者への貸し渋りが始まって、倒産が増えつつあるといいます。不景気なると、いつも労働者、弱者が犠牲になる。これでよいのでしょうか。10月27日の日刊「赤旗」に載っていたけど、年間所得が100億円を超える大金持ちが全国に十人いるそうです。(百億円は、前原市の一般会計の年間予算の半分より多い!)この人たちは、「証券優遇税制」の延長で、10人で合計183億円の減税になったそうです。ちょっと、大きすぎて想像できませんが、この延長案に、自民、公明だけでなく、民主党も賛成したとは。前原市でも、この議案が条例案として議会に出たとき、わたしが反対討論をしました。「不況打開と言うなら、大金持ち減税ではなく、庶民に減税すべき」と。しかし、自民系、公明、民主、社民の方々の賛成で可決しました。派遣の若者たちが、年収130万円くらいで、4~5万円くらいの市県民税をとられたと聞きます。中小業者は、税金のために働いているようだと。とるべきは、大企業と高額所得者からです。


びっくりしました。コメントくださったsachikoさんと同じ思い出をもっています。わたしの心に、いつまでも残るあの懐かしい田舎の小学校。子だくさんの時代だったせいか、山あいにあるのに、全校生徒は600人。(一学年3クラス)そこで何より楽しかったのは運動会。朝から校庭の南側の農道に、20軒くらいのお店が並んで、まるでお祭りのよう。お正月の神社やお寺の参道みたいなにぎわいです。あめ玉やガム、チョコレートなどのお菓子だけでなく、おもちゃの人形だの、パンパンと大きな音の出る鉄砲だの、まりやボールだの、笛を吹くと「ピーヒョロロ…」となって、赤いテープが伸びたり縮んだりする笛だの、ふだん、買い物に行く機会の少ないわたしたちには、天国のようでした。昼休みには、母から小銭をもらって、友達や妹たちと店を回って買い物するのが何より楽しかったものです。秋晴れの運動会には、くだものやご馳走をどっさり持って、近所の人たちが総出で応援にきました。あの悲惨な戦争が終わって、15年から20年のころです。どこの家にも、戦死した夫や息子の遺影が飾ってありました。平和である幸せ。質素だけれど素朴なしあわせを体中に感じて育ったことを、今も感謝しています。


暑かったですね。でもときどき、木陰ではさわやかな風が吹いてました。波多江校区は、行政区対抗の体育祭。軽やかでチャーミングなバトンガールや、保育園児のダンスや鼓笛隊、高齢者のゲートボールみたいな競技、手に汗握るリレー、綱引き、ゲーム、たまいれ・・・真夏のような炎天下で、走り回った体育委員さんや役員さんたち、おつかれさま。ふだん会えない町内の人にも会えて、よかった。最初から、最後まで参加して、思いがけないところで、思いがけない人に声をかけられたりして、楽しい運動会でした。夫は、近所の役員さんに誘われて、ムカデ競争に出ました。最後まで転ばずにゴールしたし、みなさんとのふれあいが楽しかったよう。市のスポーツ予算が少なく合併後も市民のためのプールや体育館、運動公園など体育予算は何もない。がんばっている役員さんや市民のために、市ができることがたくさんあるのに。それが、市民の健康を増進し、医療費を減らして、財政効果もあるのですから。ちなみに、わたしは輪回し(自転車のタイヤを棒で回しながら走る)に出て、結構、いい線で走れました。「どこで練習してたんですか」と聞かれたほど。来年が楽しみです。


夫は、きのう、スイスのジュネーブへ旅立った。日本の公務労働者の実態を、国際労働機関ILOに訴えに行くため。ワーキングプアが社会問題になっている日本で、公務労働者の非正規雇用も増え続け、恐るべき低賃金と、かんたんに首を切られたりするような無権利状態におかれている。今頃は、自治労連の代表団のみなさんと、向こうに着いているだろう。夫が、大野城市のまどかぴあを不当解雇されたのが、今年の3月。先日、労働審判が下され、雇い止めの不当性を認め、248万円の支払い命令がくだされた。もちろん、彼は、職場復帰を求めて、福岡地裁へ提訴の予定。「まどかぴあは、文化と人権のシンボルなんだよ。そこで、こんなことを許すわけにはいかないからね」と、日々、訴えに走り回っていた。のんきで、穏やかで、文化の仕事一筋だった彼が、戦い始めて半年。今回の代表団に選ばれたことで、多くの募金と激励の声があった。ありがたいことだ。人間性を踏みにじる権力の不当に怒り、つらい立場に追いやられた人々に寄せる共感。人々のまっとうでヒューマンな心が、世の中を良くしていく力だと、つくづく思う。


10月4日、明日午後8時から、健康福祉センターあごらで、日本共産党演説会をします。ぜひおいでください。来年の今頃になる市長選挙への道筋、来るべき総選挙で、前原市民を苦しめている国の悪政、それらについて、私たち市会議員と、衆議院選挙の予定候補者がお話します。市民の皆さんに会うのは、いつも楽しみです。


1995年に労働者派遣法ができると、企業は正職員で雇わなくなり、多くの若者が、何の保障もない派遣で働かされるようになった。正社員でも、「イヤならやめな」とばかりにサービス残業させられ、体がボロボロになってしまうケースも出ている。娘が、せっかく大学での知識を生かして勤めたのに、毎日12時までサービス残業させられて、病気になるか、過労死するとやめさせた・・・こんな話がめずらしくない。フリーターの平均年収は、140万円。汗して働いても食べていけない世の中はおかしい。前原市にもついに、ネットカフェなるものができた。社会のセーフティネットからこぼれ落ち、親の援助も受けられない若者が、失業で即アパートや寮を追い出されると、ネットカフェ難民となり、さらに就職を見つけるのが困難になる。8年前、デンマークに行った時、向こうに住む人が、「この国では、学費は大学院まで無料よ。教育費の機会均等が実現してるの。それに、大学はいると、返さなくていい年金が月に7万出るのよ。親元はなれて、自立せよってこと」と言った。みなびっくり。日本では、受益者負担だ、大学行くなら金は自分で出せと、世界一学費が高い。スエーデンなどの北欧では、資本主義社会でも、社会主義のいいところを取り入れ、医療費も学費も無料。年金も充実。年取って、働く人は少ないと言った。ボランティアや旅行が人気があると。日本が目ざすべきは、アメリカのような弱肉強食の軍事国家ではなく、福祉、教育を大切にする国づくりではないの。このまえ、知り合いのおじさんに会ったら、「いとうさん、蟹工船はもう流行語になったね。タクシーの運転手さんに、景気どうね?ときいたら、「蟹工船たい」と答えたよ」と。小林多喜二のころと変わらない労働者の苦しみ。じっと手を見る。


朝から洋服をならべておしゃれしていた86歳の母は、敬老会を楽しみにしていた様子。一分のすきもないほどカッコイイいでたちで、パラソルをもって、「ちよこさん、行きましょう」普段着にエプロン姿のわたしは、ハイハイとお供。池田行政区の会場には100人近いお年寄りが集まった。70歳以上と言っても、みなさん、若い!行政区の役員さんたちが、いっしょうけんめい盛り上げようと準備した子どもたちの演奏やプレゼント。お弁当をいただきながら、お酒を酌み交わす。この10年。毎年、エプロンがけで参加して、お手伝いさせてもらっているが、役員さんたちのこまごま気のつくところと、熱心であたたかい対応にはいつも頭が下がる。昆布と雑魚でとった生麩のおつゆは、さすが手作りの味。とてもおいしかったし、地域の農産物を使ったようなおかずの数々は、口うるさい母も「おいしい!」「年金が減ったとよ」「波多江駅のエレベーターはどうなったとね?」「税金の使い道がおかしかばい」「いとうさん、あんた、やせたんじゃないね。健康に気をつけてや」「前原の風は、いつも楽しみに見とうよ」「あの人がお姑さんね?へえ、そうね」「このごろ、世の中おかしかね・・・」「焼酎、いっぱい!」「去年、ペースメーカー入れたとよ。医療費がねえ」・・・みなさんといろいろな話をするいい機会。市民の声を聞くのが、何より大切だから。それに、楽しいんですよ。ほんとに。それから、もうひとつ。老人会長さんが、後期高齢者医療制度になって75歳以上の高齢者の健康診断が有料になったので、市の老人クラブ連合会から前原市と議会に陳情書を出したとのお話。拍手!財政難といって、福祉、教育をけずって、敬老を、軽老にしてはいけませんね。


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