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原発に近い糸島市~他人事ではない福島の過酷事故

玄海原発に近い糸島市~他人事ではない福島の過酷事故

A1C522BF-4CE6-4D47-9D9E-39C6943EB3F4 玄海原発と糸島市
赤い丸の線は30キロ圏内を示す。ちょうど糸島市役所のあたりが30キロ。
風が強いと放射性物質の雲(プルーム)はわずか30分で糸島市に到達する。

2CA81839-CC12-46A7-898D-517DD628BCA3 福島第一原発による汚染図
外側の丸の線が30キロ圏内を示す。
1平方メートルあたりのセシウム137と134の蓄積量。赤が300万ベクレル以上。黄色が100万から300万ベクレル。緑が60万から100万ベクレル。レントゲンなどを取る部屋の放射線管理区域は4万ベクレル以下。よって、ぼう大な地域が高濃度、広範囲に汚染されたことがわかる。比べてみると、糸島市は原発に近いまちだということがよくわかります。


溶け落ちた核燃料、たまり続ける汚染水
「オリンピックだ」「GO TOトラベルだ」と言っているうちに、原子炉がメルトダウンした福島の過酷事故が忘れ去られてしまうのでは…と心配になります。高レベル放射性廃棄物の処分場も定まっていないのに。早急に原発は廃炉、核兵器は廃絶をと願っています。


◯16番(伊藤千代子君)
 玄海原発から一番近い福吉小学校は23キロメートルです。山の眺めも海の景色もすばらしい学校です。通常の500倍以上の高い放射線量の中を市民は避難しなければなりません。
 国道やバイパスには車が殺到します。地震で道路が破壊される危険性もあります。妊婦あるいは乳飲み子や幼い子供を抱えて、放射能が目に見えないために、たくさんの保護者の方々、市民が逃げ惑うことが予想されます。
 子供2万人、市民10万人が大渋滞で被曝をした場合、誰が責任をとるのですか。
◯総務部長
 原子力災害での損害の賠償は、原子力事業者(九州電力)が負うこととなっている。
◯市長(月形祐二君)
 私は、再稼働については国が判断すべきものというふうに考えております。
◯16番(伊藤千代子君)
 姫島に放射線の防護施設、核シェルターがつくってあります。ここは放射能が雨のように降り注いでも放射線を完璧にブロックして住民を守る機能がありますか。
◯危機管理課長
 姫島のはまゆうは防護対策機能を整備しており、住民を守ることができる設備である考えています。
◯16番(伊藤千代子君)
 ここに逃げ込んだ住民は守ることができるでしょう。それも、3日分ぐらいしか食料は保存していないから、それ以上は無理です。しかし、島の産業は漁業です。海が汚染されて、名物のカキとか、あるいは漁場が被害を受けたら、どうしますか。
◯総務部長
 事故が起こることがないよう、昨年の4月、福岡県知事を通じ、安全対策に万全を期すよう、国と九州電力のほうに要請をした。原発の事故による被害は、原子力損害の賠償に関する法律に基づき、原子力事業者が賠償するようになっております。
◯16番(伊藤千代子君)
世の中にはお金で賠償できないものがいっぱいあるんですよ。それがこの海とか、自然の問題じゃないでしょうか。…

原発の問題については、ぜひこちらをご視聴ください
2015年3月議会より 

汚染水、事故の状況、福吉校区の避難、子どもの甲状腺がん、子どもの避難…。基本的なことを色々質問しています。

2017年12月議会より 

障害者、こどもの被爆の危険性・・・

2018年3月議会より

避難と再稼働…