7月22日と23日、日本共産党市議団(古川、伊藤)は、学校施設の見学に行った。
福建労の大工さんや新婦人のお母さんたちと、日本共産党の前原市議団が毎年、取り組んでいる。
老朽化した学校施設の改善をすすめ、学校施設の安全性と教育環境整備のため。
今年は東中学校と波多江小学校、加布里小学校を回った。
教育委員会を通じて、訪問をおねがいしていたので、大変丁寧に応対していただいた。
財政難の中、教育費のなかでも施設改善予算が減ってきているため、どこの学校も、また保護者からも施設改善の要望は多い。
前原市では8年前に小学校の運動会の準備をしていた児童が、老朽化した国旗掲揚の鉄のポールが倒れ、頭を直撃し、亡くなるという痛ましい事故が起きている。
安全な学校は、みんなの願いだ。
思った以上に老朽化が進んで、あそこもここも、修理が必要だと思った。
デジカメで撮った写真を後で公開しようと思う。いまパソコンの調子が悪く、うまく入らない。
とりあえず、印象的に残ったのは・・・
東中では、職員室の床を、ガムテープで貼りまくって、修理していたのには驚いた。管理棟の壁は、カビで真っ黒で「なんか昔の刑務所みたいね」という声があがったほど。
保健室も狭い。渡り廊下の天井のモルタルは、はがれている。
トイレも。今年、実施計画に大規模改修の計画があがったが、管理棟はその対象になっていない。
生徒の教室が入った棟は、改修すると言うから、トイレ、教室がはやくきれいになってほしい。市内で一番老朽化のひどい東中の後、波多江小学校に行くと、ずいぶんきれいに見えた。
波多江小学校では、トイレの悪臭がひどかった。
換気扇がついてないところだけでなく、ついているトイレも、喚起がうまくいってない状況で、息を止めてトイレに入らなければならないくらい強烈な匂いだった。
加布里小学校では、増築を繰り返した結果、また設計が子どもの生活を考えて作られなかったのか、バリアフリーどころか、階段が実に多い。
熱い給食が入った食管を運ぶ子どもたちが、運ぶのが大変。
低学年は特に、やけどなど心配すると言う。
給食室は、昔の工場のような建物で、スレートの屋根は黒くすすけて傷み、雨といは泥や草が生えて機能していなかった。
早急な改築が求められる。未来をになう子どもたちがほとんど一日すごす学校を、気持ちよく安全な環境に保つために、もっと教育予算を増額する必要がある。
夏休み中に、学校が見違えるほどきれいになれば、どんなに子どもたちが喜ぶだろう。
学校改善は、地域の大工さんやペンキ屋さんの仕事を増やし、地場産業にも役立つ。
とにかく、わずか数万円、数十万円でできる修理が、「命にかかわなない」とか「お金がない」とされないでいいはずはない。
暑い、暑い。頭くらくら。倒れそう。
よくこの炎天下に、何キロも歩くね。信じられない。すごいねえ。
平和行進だからですよ。
原爆で焼け死んだ人たちの事を思えば、不思議と歩けるんです。
いっしょに歩きませんか。
「ノーモア・広島、ノーモア・長崎」「核兵器の廃絶を」と、毎年、北は北海道から南は沖縄まで、全国津々浦々から被爆地へむけて、10万人が参加する平和行進。「青い空は、青いままで、こどもらにつたえたい・・・」と、時には歌を歌って。
糸島の平和行進が今年も無事に終わってよかった。
古川議員のように鹿家から周船寺駅まで歩いた人もいれば、1キロだけの人もいたけれど、のべ70人が参加した糸島の平和行進。
8月9日、長崎で開かれる原水爆禁止世界大会へ、いっしょにいきませんか?
そういえば、10年前、被爆者や科学者と、アメリカの核実験被害の調査に行く機会があった。
アメリカは、およそ1000回の核実験で、国内に100万人もの被曝者がいる。一度核実験するのに、2億円かかるとか、言っていた。
しかもその実験をするのは、民間の軍事会社。
核実験を民間委託していると知って、ほんとにびっくりした。
核実験するたび、ぼろもうけ。軍需産業はやめらない。いまやイラクでもさまざまな軍事サービスを民間企業がしている。
人を不幸にする戦争ではなく、人々の幸せにつながる仕事こそ、必要なのに。
夕べの市政懇談会には、たくさんの方がきてくださった。
「わたし、怒っているんです。物価高で、生活が苦しくなったのに、年金から引かれる住民税がすごく上がって、主人と二人、14万円もはらうんです。年金で暮らしているのに、介護保険料は高いし、今まで一生懸命働いてたくさん税金を払ってきたのに、いったい、日本はどうなっているんでしょう」と60代の女性。
続けて言うには「中央ルートとか、無駄な税金の使い道ばかりして腹が立っているのに、今月号の「広報まえばる」見たら、市に寄付してくれって書いてあるんですよ。冗談じゃないわと思って、そのことを言いたくてきました」
「中央ルートは、無駄遣いだ。市民の声をきかないこんな公共事業はやめさせよう」
「潤橋のところの国道は、狭くて危ない。市民が願う生活道路の整備を後回しにして、中央ルートを優先するのは、おかしい」
税金の無駄遣いに対する怒りは、相当なものがありました。
先日、相談にきた人は、大学生ふたりをもつ4人家族のお父さん。
課税所得基準額が210万円くらいしかないのに、38万円の国保税を請求されたたといいます。
今年は妻が体調をくずして、収入が半分以下になるのに、とても払えない。
それで「減免を」と市に訴えに行ったら「そんな制度はない」と追い返されたそうです。
貧困で困った人を助けるための国保税の「減免条例」はあるのです。しかし、それで実際に申請して助かった人はこの10年1人もいません。
減免条例があるのに「制度がない」と申請させないのは、おかしい。
第一「制度がない」とは、ウソじゃないかと怒ったAさん。
市役所で、申請用紙を出させて、もって帰りました。
困っている市民を助けるためには、税金の無駄遣いをやめさせる以外にありません。
県が前原インターチェンジ西南に建設予定の産業団地リサーチパーク(25ヘクタール)から、産業廃棄物や有害物質が国の基準を超えて検出され、想定19万㎥の残土埋設が明らかになった。
この土地は、不動産業者のS社が、長年売れずに持っていた「塩漬けの土地」。
それを県の所有地9億円相当と、2006年に「等価交換」したもの。
土地交換は買収と違い、議会にかける必要がない。
この交換を言い出したのは、うちの市長が県の幹部だった時。
交換した県有地は、福岡市東区や博多区、小倉などの一等地で、15億円もの価値があるとも言われ、テレビ・新聞で「不可解な土地取引」と大きく報道された。
市が、農地転用できず、売却できない広大な土地をかかえて困っていたS社から、長年相談を受けていたことは、県の会議録で明らかになっている。
農業不振と後継者不足で、農地や山林を手放したいという人からの相談がときどき寄せられる。
生活に困窮しながら、市街化調整区域のため、農地転用できず売りたくても売れない農地を持って、困っていると訴える高齢者。
線一本で、土地の用途がちがうから、切実だ。
しかし、S社の場合は、金儲けのためにここの山林を取得したが、バブルの破綻で当てが外れ、農地転用きない土地を長年持っていた。
「公共事業で買ってもらえば、転用しなくても売れる」と思ったようだ。
したたかなS社の社長は、農地転用できず、売れないで困っていたこの土地を「宅地並み」に鑑定して、15億円もの鑑定評価を県に出している。
さすがに県もびっくり仰天した。結果的に9億円相当と交換したが「現地で産業廃棄物や残土を見たら、9億円どころか1億円にもならなかったんじゃないか」という市民もいる。
あれだけの産廃、残土を撤去するとなれば、何億かかるだろうか。
ばく大な借金財政の県が、この用地取得でこうむった被害、県民に与えた損害は計り知れない。
税金、公共料金がつぎつぎ値上げされ、県民の生活は苦しい。
クリーンな政治、汚職腐敗を正すためにも、徹底的な疑惑解明が求められる。
リサーチパークをめぐるS社と、県、市との会議の様子を知ろうと、情報公開を求めたら、市の情報公開で得た会議録は黒塗りばかり。
交渉相手のS社の名前さえ消されていた。
市長は、口を開けば「説明責任」と繰り返しておられるが「ガラス張りの市政」とは程遠い。
公務で会議しながら、だれと会議したかを隠すとは、どういうことだろう?
たとえば、市長は当選した半年後、部課長連れて福岡市のS社本社まででかけ「リサーチパーク」の用地取得の件で、会長に会いに行っている。
ところが、2006年4月13日の会議録には、だれとどこであったかも黒塗りにしてある。
市民に知られたらまずいから、隠しているとしか思えない。
さいわい市と同席した県の会議録で、会議の様子が明らかになった。
もし県の情報公開がなかったら、S社をめぐる不可解な土地取引の疑惑は、闇(やみ)に埋もれてしまったことだろう。
市民のためになることをしているなら、正しいことをしていると自信があるなら、誰とどこで会ったかぐらい、堂々と情報公開できるはず。
とにかく税金を使って出かけ、会議した内容について、交渉相手さえ隠すとはあまりにひどい。
徹底的な情報公開、ガラス張りの市政が必要。
県の会議録が、もう少し明らかなになれば、ぜひ知りたい「なぜ県は幽霊会社のような会社と契約してしまったのか」という疑惑も明らかになるだろう。