ちよ便り32号 ブラック市役所を正そう!
毎回毎回、ここまでひどい市役所が他にあるかしら?と思いつつ書いています。
税金や市民のための施設を何と思っているのでしょうか?
私物化が当たり前のような糸島市です。
実態が知られていないから平気なのでしょう。書きたりないところは今後ブログで補足します。
きららの湯については令和4年12月議会の質問から。
読みやすく分割。表面
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消防団員の報酬 今年度から個人振り込みへ
糸島市議会発行の「議会だよりNo.13」
昨年の6月議会で、消防団員の報酬を団への振り込みではなく、個人への振り込みにするよう求めましたが、それが今年度から実施されることになりました。
主な改定内容
消防団員の団員報酬を年額3万5500円から、3万6500円に引き上げる。
災害出動報酬を1日8千円支給する。(半日は4千円)
費用弁償を2100から交通費として1000円支払う。
この条例改正とともに、報酬と費用弁償を個人への支払いにするため、振り込みで個人支払にする。
個人への振り込みを議会で取り上げた理由
議会ニュースちよ便りで、「多面的機能支払交付金の事業で、作業日当が参加者に支払われていない」と書きました。
すると、ビラを見た元消防団員の方から、「自分たちも報酬をもらったことがなかった」という電話をいただきました。「火事で出動したときの費用弁償をもらったこともない」と。
そこであちこちで聞いて見ると、
「本当です。ガソリン代も手出しでした。いま物価が高騰してガソリン代も高いし、後輩の消防団員のために、個人にちゃんとお金が支払われるようにしてください」とも言われました。
災害の時、駆け付けてくれる消防団員に、活動に見合った報酬をきちんと支払うことは、絶対に必要です。
しかし、この数年、全国では消防団員報酬が実際に活動した消防団員に支払われず、一部の人の飲食費やタクシー代、コンパニオン代、旅行代などに消えていたことが新聞等で報じられました。東京では、振込通帳を預かって、他人が引き出すという悪質なところもあったようです。
糸島消防の答弁では、「団員からの委任に基づき、分団長口座に振り込みをさせていただいている。その後については確認していない」ということでした。
ただ、消防団員の中には市の職員が大勢いたわけで、何十年もこういう状況がつづいていたことは衝撃的ですらあります。
そういえば、消防の集まりのたびに酒をあおってべろんべろんに酔っぱらい、だらしない格好でぐだぐだ言う威張った議員がいました。議長にもなった人ですが、もうこういう節操のない時代は終わりにしたほうがいいと思います。
先日、志摩の元消防団員の方が、「伊藤議員の質問は、こっちでも話題になりました。その通りですよ」と言ってくれました。
令和4年4月1日現在の消防団員数は985人。
報酬及び費用弁償の額については、令和3年度の支出額で報酬が5,574万5,250円、費用弁償が1,877万1,900円。合計で7451万7150円。
令和5年度は、予算が一億円を超えていましたが、団員にきちんと支払うことで、このお金がさまざまに消費され、団員の家庭を温かにし、地域活性化につながることを願います。
いとう~通信指令室が1人勤務で市民の命が守れるか?
馬場副市長~問題はないと認識
「火事です!」「早く救急車を!…」24時間休みなく10万市民からの助けを求める119番通報を受信し、的確な指令を発信するのが消防本部の通信指令室です。
糸島消防本部では何十年もの間、通信員は3名体制で、たとえ1人が休憩や仮眠をしても、常時指令台につく通信員は必ず2名以上でした(上の写真のように)。
ところが市は、平成31年度(令和元年度)に通信員を削減し、3名から2名体制に減らし、常時指令台につく通信員を基本1名以上としました。
そのため、2人のうち1人が休憩する時間や仮眠する夜間はたった一人での勤務になっています。
※昨年6月議会で取り上げましたが、今年度も改善されていないので、当時のブログを再掲載します。
ひとり勤務は「消防力の整備指針」に反する
いとう~119番通報の聴取を行って、いつ起きるかわからない災害から住民を守っているのが、通信指令業務です。ところが職員機構図を調べると、平成31年度に現場の職員を減らしました。その理由をうかがいます。
井手消防長~通信指令の体制につきましては、無線のデジタル化に伴うデータ送信の効率化及び業務の見直し等により減員が可能と判断したものでございます。
いとう~通信員の日誌を情報公開で取り寄せました。夜間の午前1時から午前5時まで、2人のうち1人が仮眠するため、たった一人で119番通報を受けています。
消防力の整備指針第31条には、「通信指令管制業務に従事する職員の数は2人以上」となっていますが、この状態は国の指針に反するのではないでしょうか。
消防本部~消防力の整備指針は、あくまでも人員等の整備目標を定めたもので、本市の実情に即しました。適切な対応をとっております。
いとう~国の統計では、10万人以上の市町村で1人勤務をさせているという自治体はないと思います。デジタル化をしてシステムがよくなっても、対応するのは人間です。
119番通報が2本同時にかかってきたらどうするのか?
いとう~1人勤務をしているとき、2本同時に(助けを求める119番の)電話が鳴ったらどのように対応しているんですか。
消防本部~もう1名の通信員を指令内からの信号によって解放させまして、対応しております。
いとう~隣の部屋で仮眠している人に、ほら電話がもう1本鳴ってるよと起こして、電話に出させるのが、2本同時に電話があったときの対応ということです。1分1秒を争うのに。
通信員が、急な腹痛でトイレに行きたくなるとか、そういうこともあり得ます。そんな時には仮眠室で寝ている人を起こしてトイレに行くのですか。
消防本部~その通りでございます。
万一通信員が倒れたら119番通報がストップする
いとう~10万市民の夜の命の安全をたった1人に任せている状態は、信じられません。
子どもは病院とかが休みの時に限って具合が悪くなったり、熱を出したりします。
119番通報がすぐ繋がって、対応してくれるのは本当にありがたい。もしそれが繋がらなかったら恐怖です。
1人勤務の通信員が突然心筋梗塞等で倒れてしまったら、隣の仮眠室の人を呼ぶことはできません。119番通報がその間、ストップしてしまう。そういう想定をしたことはないのですか。
井手消防長~隔日勤務者の消防隊等も複数名おりますので、臨機応変に対応をしております。
いとう~でも、部屋の中には1人しかいないのですよ。
人員削減を決定したのは?
いとう~通信員を削減した決定書は、平成31年3月6日できており、市長決裁です。つまり月形市長が、印鑑を押しています。
市長は、夜中1人で通信員が勤務をしている実態をご存知でしたか。
月形市長~先程消防長も答弁したとおり、デジタル化等も含めて消防の方で判断をされてこういったシフトになるということで、存じております。
いとう~通信記録を見ると、土曜日とか日曜日、二人で勤務となっていますが、朝の8時半から夜の10時まで13時間半ぶっ続けの勤務になっています。
職員が昼休みをとった記録がないんです。お昼ご飯のときも(別の119番)電話がかかってきたときのために、通信指令室の中で待機させているのですか。
消防本部~基本的に指令台に常時ついている人間は1名で、もう1名は交代で休みをとっております。
いとう~全国の消防本部は、常時指令台につく通信員は2名以上です。10万人以上の人口だったら。どうしてそんなに人件費をケチるのかと思います。
全国で通信指令室におけるさまざまな事故の事例があります。聴覚障害者からのFAXの受信を見損なったとか、仮眠をしていた職員が2度寝をした(その間、だれも電話に出れなかった)とか、システムが良くなっても、ヒューマンエラーを回避することはできません。
いとう~2名以上が指令台につく体制に戻すべきだ
副市長~現在の通信体制については問題はない
いとう~OBの人たちも、無理だと言っています。(常時2名以上が通信指令台につく)元の体制に戻すべきだと、市長は考えませんか。
井手消防長~先ほど答弁させていただきましたとおり、通信の体制につきましては万全を期していると考えております。
馬場副市長~私が市長より指示を受け、消防本部と協議させていただいてきました。通信の現体制については問題はないという認識を持っております。
防災力の向上につきましては、10名増員をし、特別救助隊の設置、5台目の救急車の導入に充てるという形で、消防力防災力を強化していきたいと考えおるところでございます。
いとう~私が言っているのは、特別救助隊も大事だけれども、その前に消防の要(カナメ)となる通信員を減らしちゃいけないって言ってるんですよ。(つづく)
「2名以上の通信体制にもどせ!」の声を広げよう!
「火事です!早く来て!」
「海水浴場で人がおぼれました!」
「心臓発作で倒れて息をしていません!」
「交通事故でけが人がでています!」
「増水した川に子どもが流されました!」…
救命活動は、1分1秒を争います。119番通報を受ける通信員のひとり勤務は、上記のような問題があり、助かる命も助からない危険があります。
市民のみなさん。不要不急の大型公共事業、有力者への財産の無償譲渡による財政難のツケが、必要な職員削減や市民の命軽視につながっています。
「通信員を減らすな。もとの2名体制にもどせ」の声を広げてください。あなたとあなたの愛する人を守るために。
消防関連ブログ
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地下8メートルの巨大道路を住宅地の真ん中に建設
・反対署名を無視し住民の声を聞かず推進
・雷山川のそばで水害や地域分断の心配
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もっと優先すべきことがたくさんある
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