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安倍首相の言う「美しい国」とは

なんとなく、「うつくしいくに」ではなく

モデルがありました。


それは、「美しい国の再建」と靖国派の議員が言っているように、戦前の軍国主義の時代のこと。

ときどき本音がでて「日本は神の国」と言った総理もいました。

一人の人が絶対的な力を持って、自由も、民主主義も、男女平等も、思想信条もない時代は、どこか今問題になっているとなりの国に似ています。

安倍総理になってから沖縄戦で、旧日本軍が沖縄の人々に自決を強制したという事実はなかったとか「従軍慰安婦に、強制性はなかった」とか、過去の軍国主義を美化するような発言が増えて、憲法9条改悪ともあわせて、心配なことばかり。


安倍発言に、中国、韓国、フィリピン、オーストラリアなどの元慰安婦や世界の世論が怒り、それに火をつけたのが、6月14日、米紙ワシントンポストの意見広告。

日本の靖国派の国会議員ら(自民・民主)が、「旧日本軍が慰安婦を強制的に動員した事実はなかった」との意見広告を掲載したのです。

26日、旧日本軍の「従軍慰安婦」問題で、日本政府に公式な謝罪を求める決議案が、アメリカの下院外交委員会で圧倒的多数で採択されました・・・同盟国・アメリカが、安倍首相にもの申す。


道義的責任を果たせ、同じ過ちを繰り返さないために。(米軍の人権侵害もたくさんあるけど)元「慰安婦」の女性たちの証言を聞いて、胸をえぐられない女性がいるだろうか?

たった一度の人生で…北朝鮮の日本人拉致事件を解決するためにも、日本が、過去の人権侵害をきちんと認め謝罪し、元慰安婦たちに補償する立場に立つべきです。

いかなる人権侵害も許さないという立場に。


炎天下、ビラを配っていたら、瑞梅寺川を眺めていた60歳くらいの男性と目があった。

水が流れていない川を、じっと見つめながら

「昔は子どもたちが泳いだし、蛍もいたんだが・・・」

環境は悪化するばかり・・・

「困るよね。税金ばかり上がって」

「子どもの教育費や、家のローンとか、いろいろ大変よ」


きょうは夕方、日本共産党の政策チラシを配りながら、住民税反対の署名を波多江駅で集める。

一日暑かった。

自転車で5~6時間、ずっと外にいたからかなり焼けたかも。

帰って、宇治金時でも食べよう。


「前原インター周辺の森の木が、ばっさ、ばっさ切られてますよ!」

青年は、配達の荷物を降ろした後、汗をふきふき、わが家の玄関口で言った。


「いとう議員。トトロの森みたいにりっぱな森の木を、あんなに切って、いいんでしょうか?」

地球の温暖化や里山の自然を守ることの大切さを、彼の言葉で訴えて帰った。


市は、南風台の住宅地の南側の山林160ヘクタールを開発して、広大な工業団地をつくろうとしている。

環境が激変する南風の住民には、なんの相談もなく。3月議会でとりあげたが、まだ「前原の風」に書いていない。いそがなきゃ。

ある家族は、空気の悪い福岡市から、ゼンソクの子ども二人を連れて南風台に引っ越してきた。

まさか、あの美しい南側に見える里山が、開発で工業団地に変わるなど、思いもしていない。

「国保があがったとよ…」お店のママが眉間にしわを寄せて、わたしのコップにコーラを注ぎながら言った。


そばから日焼けした男性が、

「伊藤先生、寝たきりだった母親が亡くなったとです。保証人倒れで何千万も借金を背負ったり、いろいろ苦労しましたが、前向きにがんばらんといかんですなあ…」


「いとうさん。ありがとうねえ、波多江駅のエレベーター。みんなよろこんでるよ!」

足の悪いAさんが、満面笑顔で話しかけてきた。

彼女は、かかりつけの病院で、エレベーター署名を100人近くも集めてくれのだ。

Aさんみたいな市民のかたたちにこそ、心からありがとうと言いたい。


暑い中、参議院選挙に向けた日本共産党の政策チラシと前原の風を配っていると、家庭菜園で仕事をしていたおあばあちゃんが

「きゅうりをもって行き」といって、二本、新聞紙につつんでくれた。

「介護保険料の天引きは、頭にくるね。月5000円よ。元気だから、カネ返せって言いに行きたか」

介護保険制度の改悪は、自民党・公明党・民主党のやったこと。さらに消費税を10%にって、三党は言っているのよ、というと

「貧乏人は、暮らしていけないよ」・・・

今日もまた、たくさんの市民の声に出会った。


毎日、毎日、あふれるような市民の声に励まされ、勇気付けられる。これが議員という仕事の、一番うれしいことかな。


今年は広島、長崎に原爆が落とされてから62年。

日本のマグロ漁船が被曝したビキニの水爆実験。

1発の水爆で、100万人が殺せるという。地球を何回も破壊する威力をもった世界の2万7千発の核兵器。

その廃絶のため、国連にむけた署名活動がはじまった。


前原駅で、夕方5時から6時、原水爆禁止糸島協議会の人たちと、核兵器廃絶の署名をよびかける。

1時間で101筆の署名が集まった。中学生や高校生、中高年の女性、高齢者がよく立ち止まり、署名をしてくれる。

「学校で習ったよ」

「長崎出身です」

「戦争はいかん」

「平和憲法はまもらな」


わたしの活動の原点もここにある。

大学2年のとき、はじめて長崎の原水爆禁止世界大会に参加し、被爆者の体験を聞いたときの衝撃。


7月25日、26日には、平和行進で周船寺駅から二丈町の鹿家駅まで歩く。

広島、長崎の世界大会へ向けて、全国から核廃絶を訴えて全国10万人が参加するリレー行進。

気がつけば、30年。

人の一生は短いけれど、手をつないで一歩ずつ。平和運動に情熱をそそぐ海外の代表者との交流も楽しみな世界大会。


若者の参加が増えた世界大会は、8月6日、9日。

あなたも一度、参加してみませんか?


夏本番!

2007年06月25日

「前原の風」を配って、9時に帰ってきた。

夜なのに、暑い暑い!

近所の奥さんと立ち話。


帰ると、美空ひばりの「愛、燦燦」のメロディが。

田舎の母が、田んぼや畑でよく口ずさんでいたひばりの歌。

いつのまに、30歳こえた頃から、わたしも大好きになった。


今年は生誕70周年だったんだ。

わたしの両親に送るため、夫がビデオの編集中。

用事を終えてまた居間に行くと、三波春夫の「大利根無常」。

惚れ惚れするような歌いっぷり。

村田英雄との特集番組。


扇風機、缶ビール、古い演歌。

わが家の夏のひとコマ。


中央ルートで家を追われる地権者や家の前に8メートルの巨大な地下道のできる、いわば一番、迷惑をうける家の奥さんたちに「市役所前で座り込みしたい」といわれ、とにかくやってみるかと、今朝8時から10時までやってみた。


総勢10人、20代から70代までがエプロンをつけて(男性も2名)、台所の声を市政に!主婦は無駄遣い許さんぞ!迷惑な道路つくるな、と横断幕を持って立つ。

出勤する職員のみなさんへ、市が財政破綻しないよう無駄な事業はやめさせましょうと訴える。


3人の課長が、仁王立ちになって、こちらの様子を見ている。

まあ、わたしたちを監視するヒマがあったら、仕事に行ったらいいのに。

そのとき、向かいの教育委員会のビルの3階を見上げて

あっ!

私たちの写真をとってる!

自衛隊の国民監視活動が、新聞で問題になったばかり。

写真をとっていた市の幹部職員ふたりが降りてくると、女性たちが取り囲んだ。


ねえ、どうして勝手に私たちの写真をとるの?

個人情報保護の時代に、そんなことしていいの?

広報に「がんばる女性たち」と載せてくれんならいいわよ。

でも、何に使うか分からないから、消してちょうだい!

女性たちの言うとおり、デジカメから映像を消す職員。


そこへ、仁王立ちでこちらを見ていた課長ふたりもやってきた。

あなたたち、どうして怖い顔で、私たちをにらんでいるの?

市の政策には反対も賛成もあるのは当たり前のことよ。

そうでしょう?

怖い顔しないで、市民にはにこにこ笑顔でね。

そうそう!笑顔になると、みんなハンサムじゃない!(大爆笑)


中央ルート反対の第1回目の座り込みは、こんな風だった。

「署名しましょうか?」という人や、「がんばって!」と車からエールを送る人。

来月も23日月曜日にやろうと、元気よくわかれた。


信じられなかった。


プールの裏に整備されているはずの側溝が、とちゅうで切れて何十メートルも整備されていない。


あたりには水が溜まり、湿地帯のようになって、夏はボウフラがわく状況。


生徒の活動するグランドやプールに近いのに、こんなに不衛生でよいの?

老朽化した東中学校の改善を求める請願が、PTAから出されていたので、総務文教委員会で視察に行ったときのこと。

もともと、ただ土を掘った「素掘りの側溝」だったようだが、長い年月の間に風化して、今のような状態に。

何しろ、今年の中学校三校の工事予算は900万円。

一校あたりわずか300万円。


これでは、学校の改善がすすむはずがない。

市は、側溝をきちんとするという学校運営の基本的な整備を、財政難といってやらない。プールも授業に支障が出るほど、老朽化している。

「20年先、将来のために中央ルートをつくる」という市長。

しかしその前に、いま子どもたちや市民のためにすることがたくさんある。


学校改善を求める請願は、6月議会の総務文教委員会で審議未了になった。

採択に賛成したのは伊藤、北畠の2名。

採択に反対したのは自民系の議員4名。

審議未了にした理由は、「市は財政難。何でも市に頼まず、もっとPTAがやるべき」「実施計画に載っているから、採択の必要がない」というもの。

しかし、PTAでできることと、できないことがあるでしょう。


実施計画に載っていてもお金がないと中止されることもしばしば。

「中央ルート推進」の請願は、実施計画に載っていてもみなさん賛成したじゃないの。


側溝さえない、ボウフラのわくプール裏側の湿地帯。

穴が開いたでこぼこの玄関前。暗いトイレ。

・・・きりがないくらいひどいのに。

こんな学校の管理状況に胸を痛めない行政、議会では、こどもたちがかわいそうです。


「市の幹部の方、お気の毒ですわね…」

電話の向こうから、上品な女性の声。


「西日本新聞のセクハラした部長の記事読みました。市長もいっしょに飲んでいたのでしょ。夫が言いますの。上司と飲んでいるとき、自分を見失ったらおしまいだと」

「社長となったら、オーラがありませんと。回りをピシッとさせる。市長さんも同じでしょう。あのような職責の方々が、若い人の合コンみたいに飲んでハメをはずすなんて、考えられませんわ」

「市長さんが、き然としてらっしゃったら、市の幹部の方も、あのようなふるまい、おできにならなかったでしょ。お気の毒に…」

「お酒をもっていったり、土下座みたいなことまでしたとは、おどろきました。糸島は古い、遅れたところだと、世間に吹聴しているようで、恥ずかしくなりますわ」


同感です、と私は言った。きちんと減給するなり、男女共同参画社会担当部長をはずすなり、懲戒処分をして、法や規則にのっとった対応をすれば、市民は納得するのです。


女性の話も聞かず、身内の話だけ聞いて、「問題はなかった。処分なし」にするから、批判をあびるのです。

この問題の一番大きな責任は、あやまちをおかした部下をきちんと叱責せず、正しい対応をとらなかった市長にあります。


市長が、まず自分みずから謝罪し、公平な処分を行うことが、信頼回復への道です。

そして、職員の倫理条例をつくることです。


中学校が映画館

2007年06月22日

働いてばかりではよくないと、コンサートにさそわれましたが、なかなか日にちがあいません。

仕事と家事で一日があっという間です。

共働き家庭のお母さんは、ほとんどそうでしょう。

でも娘にさそわれて1年に2本くらいは映画を見ます。

最近見たのは、「パイレーツオブカリビアン3」面白かったけど、やはり第1作が傑作。

度肝を抜かれました。


思えば、中学のとき、鹿児島の山村の田舎で映画館に行くことはなかったけど、学校の授業で(道徳とかの時間に)、全校生徒4~500人、体育館に集められ、よく映画を見せてもらいました。

今井正監督の名作「橋のない川」、題名は忘れたが、戦争の悲惨さを訴える作品「父ちゃんのポーが聞こえる」などの感動もの、クリント・イーストウッドの西部劇シリーズ、加山雄三の「若大将シリーズ」、石原裕次郎のヒット作、ゴジラやガメラなどの怪獣ものなど、けっこう娯楽作品もとりまぜて、じつにたくさんの映画を学校で見た。

とにかく映画のある日は楽しみで、ストレス発散になったばかりか、同じ文化作品をみんなで共有するから話題にもなった。

田舎の子どもたちに、世界の広さを教えてくれただけでなく、人生とはを考えさせる時間ともなった。

いま、そんな学校はないのかな?、


市は来年度中に、JR波多江駅にエレベータを二機つけてバリアフリーにすることにしました。

一日5千人が利用する波多江駅につけないで、部落解放同盟が事務所にしている隣保館(一日50人利用)に、優先的にエレベータをつけた前原市。


いままで、議会でなんども取り上げましたが、そのたびに「五機つけなければならない」とか「中央ルートにお金がかかるから、財政難でできない」とか、いろいろ理由をつけて拒否してきましたが、ついに市民の声に負けたのです。


工夫をすれば、ヤル気になれば、できるんですよね。

とにかく、昨年12月議会に、約1400筆の署名を駅周辺であつめて議会請願しました。

それは、中央ルート推進の議員たちに否決されてしまいましたが、市民の声にはかないません。

署名をしてくださったお年寄りなど、よかったよかったと、会えばその話でもちきりです。

署名のご協力ありがとうございました!


しかし、市は、中央ルート推進を変えていないので、都市計画税を導入したり、下水道料金の値上げも検討中。

小学校給食の民営化も。安心できません。


25日、朝8時から10時まで、中央ルート反対、エプロン行動で座り込みをします。

市役所前です。

「何かせずにいられない」という方々の要望に応えて、突然決めて、突然しますが、応援、よろしくおねがいします!

ささやかなことでも、つづけていきます。


はっきり言います。

スナックで女性客のわき腹をさわり「三段腹(さんだんばら)」と言って、からかった部長を、市長は、懲戒処分すべきです。(参考6月14日付け、西日本新聞)


男女共同参画社会担当部長であるにもかかわらず「処分なし」にするなど、絶対にゆるせません。

「冗談と受け止めてもらったと思っている」というのは、部長の勝手な考えで、抗議した女性が、冗談と受け取らなかった以上、処分は当然です。

名前も知らない他人から、三段腹とからかわれて喜ぶ人がいるでしょうか?

女性の体型を平気でからかう人が、女性の人権保護担当部長のままでは、納得いきません。

女性は「4~5回、胸をさわられそうになった」ことや、「脇腹をさわったのではなく、つかまれた」ことなども訴え、ただのセクハラ発言ではなく、わいせつの疑いがあるのに、市は彼女の訴えを全く聞かず「なにもなかった」と一件落着にしたのです。


加害者側の話だけきいて「おかまいなし」にする市役所があるでしょうか?

なぜ市長が、かたくなに処分をしないと言い張るのか?

1、部長が男女共同参画社会担当部長であり、市のイメージダウンになること。

2、部長が、職員の懲戒処分担当部長であり、去年「懲戒処分の基準の指針」を作ったが、処分されると第1号になってしまうこと。前代未聞!

3、これが決定的と思うが、部長といっしょに、市長、副市長もスナックで飲んでいたこと。


市長のいる場所で、いくら酒の席とはいえ、みだらなことをしたとなれば、市長のメンツはまるつぶれ。

処分して記者会見をしたら、そのことが世間にしれわたってしまう。

「被害を訴えている人の話をきかない調査で、一件落着するのか?」と私が議会で追及すると

「市長の自分がいっしょにいて、『何もなかった』といっているから、女性の話は聞く必要ない」と答弁した。

傍聴席、怒りのため息。

こんな人権無視の発言を、よく議会でできますね。前原市議会では通用しても、世間や他の市町村では通用しません。


17日の「男女共同参画都市宣言」の記念式典で、市長はいったいどんなあいさつをするのでしょう?


ところで「何もなかったというが、酒を持っていって、土下座してあやまったではないか?」と私が言うと

市長は、「土下座ではない。ソファーに座らず、床に座って謝ったのだ」と答弁…。

それを世間では、土下座というのです。


夕飯のおかずに加布里のアジを焼きながら思った。

議会は、常識が通用しないところだと。


苦情の処理に酒をもって走ったり、土下座したり、市の幹部のすることじゃない。


ひたいに汗してはたらく多くの市民は、ひとり平均261万円の所得しかない中で、日々、生活と格闘しています。

年収700~1000万円前後の幹部のみなさん、しっかり!市民に信頼される市役所になるように。

(男性幹部が)服を脱いでドレスで踊ったとか、どんな風にわいせつ行為をした疑いがあるとか、そんな低レベルの話をいちいち議会でしたくない。

でも、市が

「(被害を訴えている)女性の話を聞く必要がない」

「わいせつの事実はなかった」

と主張する以上、しないわけにはいかないでしょう?


私も気がめいります。


中央ルートで住民の声をきかないのといっしょ。

議会傍聴をした人や、見に来られなかった人など、いろいろ電話がありました。

女の敵だわ。人権侵害よ。許せんねえ。次の「風」を楽しみにしとうけん。・・・


たたかいは、これから! 


義母のつけたおいしいぬか漬けで、夜食のお茶漬けをいただきながら思った。

どんなに打たれようと、長いものに巻かれて貝にはならないよってね。


いとうさん、毎日ビーズのブレスレットして、どうしたん?

きれいな青い色でしょう?

伊都国の出土品よ・・・

というのは冗談で、障害者の作業所で、ビーズの飾りをつくっている青年の作品。


わたしもこつこつがんばろうという気持ちになるから、毎日はめてんの。

劇団員の夫と結婚した頃とても貧乏で、結婚ゆびわもないまま、26年がすぎちゃって。おしゃれにうといわたしには、これくらいが肩がこらずに、ちょうどいい。

小さなストレス解消法。

ストレス解消といえば、毎晩、毎晩、寝る前に、桂三木助の落語を聴かずにいられない。

彼の声と噺に、すっかり夢中。

目の前に江戸時代の海や、長屋や、庶民の生活が浮かび上がってくる。恋人と待ち合わせするみたいに、楽しみなひととき。

先日、チケットをもらったと、夫と娘がソフトバンクの試合を見にドームに。

スポーツの応援は、スカッとするらしい。

一度、行ってみようかな・・・


ああ、いい天気です!

山のように洗濯しましたよ。


夕べ10時ごろあごらから自転車で帰ってきて、それから前原の風号外をつくりました。(東風校区、波多江校区向けに)


きょうは午前中ちょっと病院へ。

昼から人に会い、市役所行って、夕方から印刷の予定です。


さて前原市内でいま国道の拡幅工事がすすめられています。

移転補償費が低すぎて「引っ越したくてもできない」地権者が苦しんでいます。

「この金額では、土地も買えないし、家も建てられない」

「国土交通省は、借金してローを組めというが、高齢者に、銀行は金を貸さない」

「協力したいと思っているのに、これでは犠牲者」

「借金してまで、なぜ出て行かねばならないの」・・・


本当にそうです。ここは、住民にとって必要な工事ですから、地権者の方々の要望にそった対応も必要ではないでしょうか?


長年、住み慣れた家を出て行くのは、ほんとうに大変なことです。

以前、公共の道路がかかって、移転補償費がたくさん出ていたこともありました。

しかし、今のように自治体が借金だらけで財政難となると、そうはいかない。

必要な面積だけ買って、残地も買い上げない。

補償費もそれほど出ない、という状況に。


松本市長も、3月議会で「迷惑をかけるのは、だれか」と聞かれ、「地権者」とこたえています。

こんな公共事業のありかたでいいのか、つくづく考えさせられます。


6月3日、埼玉県蕨(わらび)市で、自民・公明の現職をやぶり、日本共産党員市長が誕生しました!


市議を3期12年間勤めた頼高英雄さん、44歳。駅前に30階建てビルを建設するとか、住民を立ち退かせて80億円の区画整理事業計画、いっぽうで、国保税の引き上げ、下水道料金の引き上げ、ゴミ有料化計画・・・住民負担の巨大開発計画に、市民が怒った。


ムダづかいよりも、子どもの医療費の中学3年まで無料化、高齢者福祉の充実、駅のエレベーター設置、など、よりたかさんの社会的弱者を大事にする政策に、保守革新をとわず、大きな支持が広がった。

人口6万8千人、面積わずか5平方キロの小さな市。

東京の狛江市(人口7万6千)、秋田県の湯沢市(人口5万6千)、岩手県の陸前高田市(人口2万5千)などでは、日本共産党員市長が、二期目も当選しています。


ムダな事業をしないで借金をへらし、市民のねがいを優先する市政が、支持を得ているのだと思います。


学力世界一は、どこの国か知っていますか?

フィンランドです。


ほら、ムーミンの国。


教室は、せいぜい20人くらい。少人数学級だから、40人の日本とは、だいぶ違いますね。

土曜、日曜は休みです。公立学校は、学費はもちろん文房具も給食費も無料です。

この国は、たしか大学院まで無料だったと思います。

学習塾はありません。

フィンランドの人は、おとうさんもおかあさんも、夕方4時か5時に仕事を終えるので、家族で夕飯を食べるそうです。

世界で一番本をよんでいるのは、フィンランドの子ども。

15歳の子どもたちの読解力でフィンランドが世界一なのは、図書館の本をたくさん読んでいるからだとか。

自主的に考えることを大切にし、子どもたちが自分で「発見」しながら学習を楽しむようにすれば、勉強も見につくのだそうです。

フィンランド大使館が、ホームページで「フィンランドの教育」を体験してもらおうという試みを始めたそうな。

試してみたいですね。(赤旗しんぶん6月3日付参照)


学校でも、塾でも、競争を強いられる日本の子どもたちのストレスは、いかばかりでしょう。

高い教育費のために、親は必死に働き、借金をすれば、10何年かかって、払わなければなりません。


6年前、自費でデンマークに行きました。

スエーデン、デンマーク、フィンランド、ノルウエーの北欧の国々は、みんな福岡県くらいの小さな国なのに、社会保障がとにかくすごい。

医療費も、学費も無料で、年金は日本みたいにかけなくても、国民なら保障されています。

貯金をする必要がないのです。

働く人の労働条件が守られているので、タダ働きや、サービス残業、長時間労働のようなことはないと、現地の人が言っていました。

正社員できちんと給料が保証され、税金さえ払えば、貯金する必要がない。人間らしく生きるという点で、考えさせられました。

日本のように、無駄な公共事業を続けていたら、税金は上がるばかりで、老後も医療も、青年の未来も心配ばかりです。

「残業をするのは、国民の1割。管理職くらいだ。一生けんめい働いたら、人生を楽しまなくちゃ」と言った現地の日本人の言葉が忘れられません。


「年金がちゃんとあるから、60歳過ぎて働く人はあまりいないね。旅行に行ったり、ボランティアをしたり、いくらでもすることはあるからね。それに、若い人に仕事をゆずらなきゃ」預かった国民の年金を、それも月々高い保険料を集めながら、まともに管理すらできていない国の、エラい人に聞かせたい。

(このときの経験は、前原の風に書きました)


最近「いとう議員の話を聞きたい」と呼ばれて、るんるんと行かせてもらった。


ある家では、手造りのご馳走を用意して、主婦の方々が待っていてくださった。

みなさん、一生けんめい話を聞いてくださる。

笑ったり、うなったり、共感の気持ちが広がるのが、うれしい。


またある集会所では

「中央ルートにはぜったい反対です。座り込みして、たたかいます」

「わたしも、主人が反対したって、座り込むわ」

「70過ぎて怖いものないわよ」…

たのもしい!こちらがびっくり。


そうだ!1円、10円の家計をやりくりする女は、(男性の場合もあります)税金の無駄遣いなんか許さないぞ。

今、前原で国土交通省が国道の拡幅のため、土地の買収をしています。

そこは、住民にとって必要な道路なのですが、移転補償費が低すぎるので、地権者が困っています。

くわしくは次回へ。


昨日の新聞だったか、県の職員が女性のスカートの中をケータイで盗撮したとして、県の迷惑防止条例違反で停職4ヶ月の懲戒処分を受けたと書いてあった。


最近こんな記事が多い。公務員は全体の奉仕者として、一般の人よりきびしいモラルが要求される。

しかし警察まで裏金、隠し金の記事や、暴力団をつかって市民の住民監査請求を封じようとしたどこかの市の部長など、何でもあり・・・の感がする。


男性の多い中で仕事をしていると、いろいろなタイプの男の人に出会う。

つましい暮らしをしながら、奥さんを大事にしているお年寄りなどに会うと、こちらまでほのぼのとした気持ちになる。

英雄でもないのに「英雄、色を好む」と豪語して、女性にだらしないのを自慢するひともいる。

いまだに未解決の従軍慰安婦の問題や、売買春、子どもの性被害・・・同姓としてたまらない。

世界中の母親が、娘たちや孫たちに悲しい思いをさせないよう、スクラム組んでたたかわなきゃ、という気持ちになる。


きょうSさんが、わが家の庭の野菜たち(トマト、きゅうり、にがうり)に、支柱の竹をたてに来た。

「生ゴミと草で、ようできてる」と感心しながら、どくだみやヨモギなどの雑草と、ジャガイモ、かぼちゃ、青ジソなどの野菜が群生している庭に半分あきれて「まあいいでしょう」と笑う。

お昼は、ベランダで冷やしそうめんを食べる。

夜は、生ゴミから芽の出たジャガイモを4個収穫して、肉じゃがに。


夜のプラットホームはさびしい。

昼、配りそこなった赤旗しんぶん「日曜版」を、自転車で配って回るとき、波多江駅の前を通った。

夜10時をまわったろうか。風がすずしく気持ちいい。学生の頃から30年間、配り続けているけど、ほんとうにいい新聞。

全国で、ひたむきに、まじめに一生けんめい生きている人が主人公。読んだことのない人は、ためしに読んでみてください。

日曜版は、月800円。日刊は、月2900円です。