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親の飲酒やギャンブル依存、破産や家庭崩壊等で、貧困や虐待で苦しむ子どもが増えている。

児童虐待防止法に基づく昨年度の市の虐待件数は、101件。通報は2990件。

通報を受けると、48時間以内に安否を確認することが義務付けられている。

市では、嘱託員二人を含む四人の職員が、昼夜その対応にあたっている。

日常的に見守りをしている家庭も400軒を超えている。

職員の資格は、保健師、保育士が正職員。

教師二人が嘱託職員。子どもの人権を守るためのとても大切な仕事。

私にも母親としての自信を無くしたことが原因で、子どもを叩いた苦い思い出がある。

子どもの虐待は、どこの家庭にも起こり得る。

母親、養育者を孤立させない子育て支援について市の施策を聞いた。

子育て支援センターの活動や、乳幼児健診を軸に、子どもたちの実態をつかみ、孤立化させない支援をしていくとの答弁であった。

× × × ×

お正月を前に、格差と貧困をなくすための施策として、今回一般質問を行った。

若い世代の非正規雇用増大によるワーキングプア化、貧困による子どもたちの状況、市役所の中の賃金、労働格差について。


※殴るけるなどの暴力、わいせつな行為、暴言、恫喝、脅し、食事を与えられない、 不潔にしたまま、病院に連れて行かないなどの虐待の相談件数は、2012年度で全国では6万件を超え、2011年度には、58人の子どもが犠牲になっている。



きのう、議会の後半、猛烈に気分が悪くなった。

胸の動悸がはげしくなり、涙がこぼれ、呼吸が苦しくなった。

議会事務局の職員が「救急車を呼びましょうか」と心配して言ってくれたが、何とか3つの反対討論をし、採決を終えてから退場した。

この3年ほど、理不尽な場面で極度にストレスが高じると、胸が苦しくなって呼吸困難な状況に陥ることがしばしばあった。

しかし、議会ではいつももちこたえてきた。

たとえ、どんなにことがあっても。そうだ。

昨日の本会議。私とやなぎ議員は、30議案のうち、26議案に賛成し、3議案に反対した。

1、国保税の大幅な引き上げ

2、中央ルートへの4500万円の予算増額(親しみのもてる道路をつくるためとか)

3、九州電力の古い営業所への図書館移転工事費の増額弱者救済制度もないまま、国保税の大幅引き上げ決まったとき、心臓がきゅーっと絞られ、引きちぎられた気がした。


最近、相談にのった若い夫婦。夫の難病で国保税を滞納し、数年間で元金は40万円になっていた。(延滞金も38万円ほどついていた)

病気になったり大けがをして、翌年所得が激減しても、糸島市には救済制度がない。

そのうえ、10%近いペナルティの延滞金がつく。

生活保護以下の世帯にも、10万、20万と言う多額の国保税が課税される現実。

そして何より、今度の引き上げでもっとも負担が増えるのは、所得300万以下の低所得者世帯。(4人家族の場合)なんと13~15%近く上がる。

その一方で、年収1051万円以上の世帯は、なんと1円も上がらない。

この理不尽で不平等な高所得者優遇の引き上げが決まった瞬間、私は胸が押しつぶされ、吐き気が襲ってきた。

議会は、数の力で決まるから、こんなことで、いちいち肉体的に苦しんでいたら、議員なんてできないのに。

* * * *

5年前の合併以降、中央ルートや土地区画整理事業などの大型開発問題を議会で取り上げ、税金の使い道をただせと追及してきたのは、私だけだった。

そのため、市といっしょに開発を推進する中心派の議員たちから、徹底的に攻撃された。

「共産党は出っていけ」「きさまはだまっとれ」ありとあらゆる暴言を浴びせられても、ひるんで、スジを曲げることはしなかったが、私はときどき病院に通うようになった。

胸の動悸と不眠で。

「議員の暴言に耐えられない」との悲痛な言葉を残して、自ら命を絶った職員の無念を思えば、私はまだ、議員を辞めるわけにはいかない。

私を必要とする市民がいる限り、いま、やめるわけにはいかない。

※ やなぎ議員の国保税の反対討論は、これまで聞いた中でいちばんよかった。

議員1年目で、これだけ知性と良識をもった発言のできる人はいない。同じ党派だから言うのではなく、人間としての率直な感想。インターネットでごらんください。 

12月議会、2日目に市長や議員のボーナスをあげて、最終日に国保税を大幅に引き上げる。私たちは、どちらにも賛成できませんでした。



今日高橋議員が、議員のボーナス引き上げを削除する修正案を提案しましたが、残念ながら否決されました。

賛成は高橋、藤井、波多江、三嶋栄幸、柳、伊藤の6人。

反対、賛成、かなり白熱した議論が行われましたので、ぜひインターネットで傍聴してください。

市議会の驚くべき姿を赤裸々に見ることができます。

私は六つの議案の質疑及び討論を行って、少し疲れました。

お正月を前に生活に困っている人や税金の支払いに困っている人がたくさんいます。

それにもかかわらず、今回、市長や議員のボーナス引き上げの議案が出た一方で、市民には国保税の大幅引き上げの議案がだされました。

人事院が職員給与の引き上げを勧告したからと言って、お正月前でも非正規職員には一円の一時金も出さないのに、市長、議員のボーナスをあげるとは!

市民が格差と貧困に苦しんでいるというのに、ムダ遣いと批判の多い中央ルートには4500万円の工事費増額。

親しみやすい道を作るためとか!ため息が出ます。

一般質問、がんばります。

私は12月11日午後1時から、

柳議員は12日、午後2時からの予定です。