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きょう、ひわだ議員が取り寄せた2月3日の木の香ランドと樋ノ口ハイランドの指定管理者を審査した時の会議録を見た。

情報公開はいいが、資料の数字はすべて黒塗り。

委員には見せても、市民や議員には見せられないのかしら?

しかも会議録はない。

だれがどんな意見を言ったか、わからない。

職員を減らし続けて、いまでは重要な会議の記録もとらなくなったのだろうか。

以前、春田市長のころは、テープにとって、後で文書化していた。

あす、きいてみよう。



きのう、4月17日、福岡地裁で、下水道工事をめぐり官製談合防止法違反の罪に問われた職員と、競売入札妨害の罪に問われた建設会社の専務に、検察側は懲役1年を求刑した。

判決は5月7日。

まじめに勤務していた職員が、仕事上のトラブルをきっかけに、特定業者から飲食の接待を受けるようになり「1回なら」と情報を漏らした経緯が、詳しく陳述された。

家族がいうように、家事、子育てを積極的にしていたよき夫、父親であったと思う。

また長年の職員としての勤務の中では、増水した水路に飛び込んで高齢者を助けたことも同僚職員の証言で知った。

公判の中では「旧前原市役所では指名業者が入札前に積算した金額を係に見てもらうのが常態化していた」ことや「入札前に『組合』でせんしゅ(受注者?)を決め市役所で金額を調べてみんなに報告していた(談合)」との重要な陳述もあった。


積算の難しい推進工法も入った工事の入札価格が、同じになるはずはないとも。

結審後に、公判記録は閲覧できる。

両被告人の家族のつらい様子をみると、市役所が、普段から公務員倫理にきびしい職場であったなら…と残念でならない。



午前中、女性ネットワークの総会に参加した後、伊都文化会館での自主映画「あしたが消える」を見に行く。

原発をなくす糸島の会の主催。

2時からは、民医連の小西恭司先生のお話。

つい最近、チェルノブイリから帰ってこられたばかり。福島へも除染のボランティアで行かれた。

そのお話の分かりやすさと誠実な話しぶりに、あっという間の二時間だった。

充実した中身。それは、会場を埋め尽くしていた方たちの表情で、よくわかった。


きょうは、明けがたからいろいろ用事が続いてくたびれたので、くわしい感想は書かないが、原発をなくす会のみなさん。

本当にお疲れ様。みなさんが出した「全国一危険な1号機は廃炉に」「玄海原発の再稼働中止」を求める請願は「権限がない」と議会で否決されましたが、粘り強く運動していけば、必ず実現すると信じます。


きょうは、そう確信できるいい催しでした。ありがとう!



全国で、貧困世帯を中心に孤独死が続いている。

電気、ガスがとめられ、冷蔵庫に食べ物もなく、姉妹、親子で亡くなったケースは、全国に衝撃を与えた。

生活保護の相談に行っていたのに、なぜ救えなかったのか?

長引く不況で貧困世帯が急増している中「他人事とは思えない」という声をあちこちで聞いた。

3月の予算委員会で質疑してわかったが、糸島市でも合併後4人が孤独死していた。


誰もが、安心して暮らしたい。

最後まで人間らしく生きたいと願っている。

しかし、経済的な格差は、それを許さない。

高齢者、障がい者、病気の方たちの貧困による相談がもっとも多い。

市役所だけでなく、いっしょに銀行に行ったり、県庁に行ったり、介護施設や、時には家族をたずねていくこともある。

ひとり暮らしの高齢者が、判断能力も低下して、字を書くのにも指が震えるのに、なんとたくさんの書類を処理しなければ、生きていけない仕組みなのだろう。

5年前、市役所そばの丸田池親水公園の近くで、水も電気もない小さな小屋で、2年間も、ホームレスに近い生活をしていたある知的障害の女性は、私が施設に入るお手伝いをしてから、どこで会っても首に抱きついてくる。

それだけ、過酷な生活をしていたということ。

「また、水が止められそうです。でも、しょんなかとです。払うと約束した日に払えんとですから。日雇いの仕事がなかとです…。せっかく、伊藤先生にいろいろ言ってもらったんに、甲斐性がなかけん、すまんです」

私は泣きたくなる。

炎天下で働いて真っ黒に日焼けしたひとが、悲しい顔で私にあやまるから。

あなたは、ちっとも悪くない。

大丈夫。なんとかなる。

いっしょに市役所にいきましょう。

そして、力を貸して。みんなで力を寄せ合って、言い続けましょう。


「税金は大事に使ってください。中央ルートはいらない。市民にあたたかい町づくりをしましょう」って。

こどもや、高齢者が、障がい者が、若者が、だれもが、普通に、当たり前に暮らせるように。



3月議会で、介護保険料が基準額で月に650円値上げになった。

上下水道料金の値上げとともに、春から市民生活に打撃を与えるのが心配だ。

毎日のように、市民からの生活相談があり、右に左に忙しい。

昨日は、85歳まで働いて仕事を失った方の生活保護の申請に同行したが「長生きするもんじゃなかった」という言葉に、胸が締め付けられる。


非正規雇用の若者や年金暮らしの高齢者、障がい者の間で、深刻な貧困が広がっている。

税金や公共料金の滞納は、その表れ。あちこちに、水道や電気の止まった家庭がある。

10人に一人は貧困層とも聞いたが、生活保護以下の世帯が急速に増えている。

「人も元気、町も元気、新鮮都市いとしま」をうたい文句に、中央ルートに区画整理事業、浦志の新駅、庁舎建設、とハード事業のオンパレード。


だれのために?

いま、借金財政の中でやるべきことは、もっとほかにあると思うのだが・・・