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アンダーパス反対!の声広がる
「水害の被災地を見よ」と市民

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右=ちよ便り19号裏面から

市は国が認可した(国もカネを出す)と言って、ますます住民が大反対のアンダーパスを、潤南の住宅街に作ろうとしています。

しかし今、相次ぐ台風、豪雨で大災害が発生し、市民のみなさんから怒りの声が寄せられています。
「市長さんは水害の被災地を見てないのですか?」
「アンダーパスは水没して危険だ。この温暖化の時代にバカだよ」
「潤は名の通り、水に弱い所。前にも浸水したとハザードマップに書いてある。」
「雷山川が近いのに、地下8メートルの道路だなんて、誰が考えてもおかしい」
「気の毒に被災者は泣いている。国に無駄な税金を使わせるな。被災者支援に回せ」
「近所ではみんな、反対しています。市は財政がひっ迫しているんでしょ」
「総額80憶円もかかるのですか!ムダづかいですよ」
「地元住民の反対を押し切って、誰のためにやろうとしているの?」

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アンダーパス予定地近くのマンションでは、水害に備えて土のうを積んでいた(8月末)。
右は反対の横断幕。
「あごらの東側は平面交差で道路拡幅を!」

市役所ぐるみの犯罪とは「行政財産の貸付」森林公園樋の口ハイランドの石碑と並んで立つレジャー会社の看板44CABAFD-1151-4F66-A557-259A47D518F1  3FE5038C-165F-45E2-B654-7130519529C4

「市役所ぐるみの犯罪」とは
民間に貸付できない樋の口ハイランド森林公園(行政財産)を、レジャー業者に10年にわたって独占使用を認める違法な貸付契約を結んでいること。
その証拠に、公園入口には樋ノ口ハイランドの石碑と並んで業者の看板が立っています。

県民のために福岡県が多額の税金を使って建設した森林公園は行政財産です。行政財産は、地方自治法で民間への貸付ができません。
にもかかわらず市役所ぐるみで「民営化した、移管した、委託している」とウソをつき、レジャー業者にタダ同然で貸付けているのです。

適正な対価ではない財産の貸付は議会の議決が必要ですが、その議決もしていません。
職員に必要のない事務を命令し、市民のための大切な財産を特定業者の金もうけに使わせています。
この違法貸付で市民が自由に使えない状態にし、公園を荒廃させ、市にばく大な損害を与えているのを見過ごすことはできません。

春はお花見、夏は水遊び、秋はモミジ狩り、広大な森林公園は自然の名所でした。
市民が無料で森林の大切さ、自然と環境保護について学ぶ施設を、なんと市長は3600円の使用料を取って営業している東京のレジャー業者にタダ同然で貸付けているのです。
市長と議員の癒着に始まったこの不正を、議会はずっと黙認(擁護)してきました。
(市内の業者のみなさんには10月からごみ袋が5倍も値上げ。水道料金や各種使用料も値上げされた)。

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ごみ袋が5倍に値上げで業者が悲鳴~
165円が935円(10枚入り)に


糸島市の事業所用のごみ袋が6月議会で議決され、10月から5倍になった。
その件が今朝の全国ニュースで報道され、市民の方々から「ひどすぎる。個人業者は一生懸命、商売しているのに。だれが賛成したんですか?」と連絡があったので、急ぎ書いておきます。

令和元年6月議会に議案79号が出され、その説明書きが上の表です。
議会の採決前の様子を、会議録から抜粋してご紹介します。

2019年(令和元年)6月議会
副議長(堀田 勉君)
 市民福祉常任委員会に付託しておりましたので、委員長の報告を求めます。笹栗純夫委員長。
市民福祉常任委員長(笹栗純夫君)
 委員長報告を行います。
 今定例会において市民福祉常任委員会に付託されました議案4件について、審査の経過と結果を報告します。
 まず、議案第79号 糸島市廃棄物の減量及び適正処理に関する条例の一部を改正する条例について報告いたします。
 本案に対する討論では、事業所の納得が得られるのか疑問であり、価格を段階的に引き上げる等の措置もないため反対であるという意見や、税の公平性の観点から必要な改正であるため賛成であるとの意見、事業所用ごみ袋の新規格は、利便性の観点から見て必要であり賛成であるとの意見が出されました。
 その後、採決の結果、賛成多数で原案可決と決しました。(以下略)。
 以上、報告を終わります。

副議長(堀田 勉君)
 これより委員長報告に対する質疑に入ります。
 質疑の通告があっておりますので、発言を許可します。伊藤議員。
(伊藤千代子君)
 市民福祉委員会の委員長報告に対しまして、質疑をさせていただきます。まず1回目です。議案第79号についてです。
 この議案の中では、特にごみ袋が、事業所用が10枚入り162円から850円と非常に大きな引き上げになっています。
そこで、これは特に糸島市では零細業者が多いわけですけれども、そういう執行部の説明だけではなく、対象事業者に対しまして、委員会の中で声を聞くようなことをなさったかどうかをお尋ねいたします。

副議長(堀田 勉君)
 笹栗委員長。
市民福祉常任委員長(笹栗純夫君)
 ただいまの伊藤議員の質疑でございますけれども、対象事業者に聞き取りをやったかということでございますけれども、委員会の中では聞き取りはいたしておりません。

副議長(堀田 勉君)
 伊藤議員。
(伊藤千代子君)
 では、2回目の質疑です。
 ごみ収集事業においては、特に収集運搬業が年間5億円もの多額の経費を要し、財政を圧迫しております。
そういう意味で、このごみ袋だけの問題ではなく、この引き上げに関連して、やはり広い視野で、このごみ袋の引き上げの問題について、財政を圧迫している要因についても広い視野で委員会では議論がなされたのかということを2回目にお尋ねをします。

副議長(堀田 勉君)
 笹栗委員長。
市民福祉常任委員長(笹栗純夫君)
 伊藤議員の質疑で、財政に関して圧迫しているということでございますけれども、幅広く議論を行いましたけれども、今申されました内容については議論は行っておりません。

副議長(堀田 勉君)
 伊藤議員。
(伊藤千代子君)
 では、最後の質疑になります。
 今のお話では、随意契約しているごみ収集事業の関係については議論はなさっていないということがわかりました。
 では、3番目と4番目をまとめてお尋ねをします。政策立案の段階で、十分な市民の声を議会として聞いたと言えるのかということは1番に関連してお尋ねをします。
 それから、この議案4つの審査と討論及び採決にかかった時間はどのようになっておりますか。
 つまり、最近、さまざまな委員会の議案の審議の時間を見ておりますと非常に短いところも結構ありますので、それで最後にかかった時間について伺いたいと思います。

副議長(堀田 勉君)
 笹栗委員長。
市民福祉常任委員長(笹栗純夫君)
 質疑に対する答弁を行います。
 ただいま言われました3番目の要旨でございますけれども、今定例会における市民福祉常任委員会に付託された議案の審査経過と結果に対する質疑の範囲を超えておりますので、お答えする立場にないと考えます。
 なお、私どもが審査に要した時間を、十分な審議ができたかということだろうと思いますけれども、おおむね1時間でございます。その1時間は執行部より説明を受け、質疑、自由討議、討論、採決の時間を合わせて1時間でございます。
 以上です。
副議長(堀田 勉君)
 これをもちまして、質疑を終わります。

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質疑は制約があり、自由にモノが言えないが、市民福祉委員会で十分な審議がされたとは思えない点は理解いただけたと思う。
反対討論は、共産党の後藤議員が行った。

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副議長(堀田 勉君)
 賛成議員多数です。したがって、議案第79号は原案のとおり可決されました。
(反対は伊藤、後藤、柳の三人だけであった。ほとんどオール与党であるのがよくわかる)

ごみ袋の値段が高いのは特定業者への随意契約が原因
糸島市において、ごみ袋の値段が高いのは、特定業者への随意契約があまりに多いためです。それがどれほど市の財政を圧迫しているかについては、きちんとした調査と議会での質問が必要だと痛感しています。

森林公園・樋ノ口ハイランドの違法貸付は
     市役所ぐるみの犯罪


9月議会報告、ちよ便り19号ができました。
これまで議会で追及してきた事実を積み上げて、作成したビラです。

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「市の説明を信じてはいけない」ということを私に痛感させたのは、まさにこの森林公園の違法な貸付事件でした。
2012年2月13日の建設産業委員会で、農林水産部長がニコニコしながら「すばらしい会社を森林公園の指定管理者に選定しました」と言ったのです。
しかしそれは真っ赤なウソでした。法務局で登記簿を取って調べたら、そのすばらしい会社はまだ設立されていなかったからです。

しかしどんなに事実を示して議会で訴えても、議会は無視し続けました。
今年になってから、施設カルテも公正証書も虚偽という恐ろしい事実がつぎつぎ明るみになりました。
たとえ大勢の議員が「市を信じる」「市はだましたりせん」と擁護しても、真実を変えることはできません。

2012年の7月13日の建設産業委員会で、市は森林公園・樋ノ口ハイランド(行政財産)を「民間に委託する」とウソの説明をしました。
そして8月16日にはこっそり公正証書を作成して(有)パシフィックネットワークに土地と建物をタダ同然で貸付けていたのです。


それによって市の財政に多大な損害を与えました。
不正の始まりが議員の口利きだったことを思うとき、執行部と議会の癒着なれ合いほど罪深いものはありません。
公平公正でクリーンな政治を実現するため、ご支援をよろしくお願いいたします。


関西電力幹部と福井県高浜町の元助役との金品問題。悪代官と御用商人のような「菓子折りの下の小判」「宴会政治」。日本の地方行政は、まだ江戸時代の続きのようです。
こんなお金に縁のない私たちは、格さん(拡散) と助さん(助けあって) でたたかいましょう。

防衛大学校人権侵害裁判は不当判決。
元防衛大生が福岡高裁に控訴(10月16日)


10月3日、私は福岡地方裁判所101号室の法廷前にいた。
100人入れる法廷は、マスコミ関係者と傍聴の人でいっぱい。なかに入れず、40〜50人の人たちと控え室で判決を待ちわびていた。
しかしそれは、国の責任を免罪する不当判決であった。

日本中にあふれるパワハラ、指導と言う名の暴力。
しかし防衛大学校で生徒間指導との名目でなされた暴力ほど、凄まじく恥ずべき暴力を私は知らない。
自衛隊という世界に知られた軍隊の幹部を養成する大学の寮で、下級生への暴力が蔓延している実態を、社会に告発したのがこの裁判だった。

下級生の陰毛に火を付けて面白がるという上級生の姿は、異常というほかない。戦時下の軍隊による女性への性暴力を思い出し、背筋の凍る思いがした。
普通の大学で行われたら毎日マスコミを賑わすであろう卑劣極まりない事件が国家権力の背後にあって見えにくい。

台風19号の被災地で身を徹して救助活動をする自衛隊員、彼らの上官になるエリート養成校で長年、生徒間指導という名で伝統的に受け継がてきたらしいリンチまがいのイジメ、その実態を把握しつつ適切な対応を取ってこなかった教官、大学、国。
その国に忖度したような判決だった。

正義はどこにある? 学内の暴力の責任を誰もとらないでいいのか?
寮生活では理不尽な暴力から逃げることさえできなかったのに。
多くの国民は虐待、イジメ、パワハラと弱いものへの暴力が繰り返される社会の不条理に深く心を痛めている。
平和、人権、環境は、世界のキーワード。もしこんなことがアジア、世界の国々に知れ渡れば、自衛隊に対する国際的な信頼は失墜してしまうだろう。


今日の毎日新聞に「元防衛大生が福岡高裁に控訴」とあった。
国の責任を問うためにたった1人立ち上がった原告の勇気に深く胸を打たれる。
この事件が高裁では常識と道理ある判決が下されんことを切に願う。