「突き落とされんように気をつけや」
パワハラ議会と腐った市政
2019年ちよ便り17号。議長、委員長職議員の暴言は誰も注意しない。
2020年12月議会の昼休みに、ある議員が「あんた、突き落とされんように気をつけや」と私に言った。
「農業公園で溝に落ちて大怪我をした人がおった」という話をした後、「あんた、突き落とされんように気をつけや」と。
「落ちないように」ではなく「突き落とされないように」。
この議員は冗談のつもりで言ったかもしれないが、私は息が詰まった。
前日、「農業公園ファームパーク伊都国は指定管理者制度を悪用した無償貸付になっている」と一般質問を終えたばかりだった。
私は行政と議会と利害関係者の癒着馴れ合いを長年議会で追及し、その結果数えきれないほど多くの敵をつくった。
利権が絡むと人は変わる。
議場の前で利害関係者らから取り囲まれて吊し上げにあったり、市長派議員らに「議会で決まったことに反対するな!」「ビラを書き直せ!」「会社の名前を言うな」…と怒鳴りつけられたり。
ありとあらゆる理不尽なパワハラの嵐のなかで一度も怯んだことはなかったが、この3~4年は恐怖を感じている。
なぜなら公務員による虚偽公文書の作成は犯罪なのに、糸島市役所には多くの公文書に虚偽記載があるからである。
議会が議決した財産の無償譲渡や無償貸付の議案にさえも、契約相手方の法人が設立されていないなどという虚偽記載があった。大変なことだ。
市長、市の幹部、議員らの不始末、違法行為はことごとく隠ぺい
2018年度から私は議会の視察に参加していない。その理由は、以下の通り。
第1に、市長派の議員が視察先のホテルに風俗の女性を呼んで遊んだ事実がありながら、その議員と仲のいい元議長が本人の言い訳だけで握りつぶしたこと。
第2に、覚醒剤議員や女性暴行ストーカー議員の責任は不問にしながら、私には不当な懲罰や辞職勧告を行った議員たちと宿泊を伴う共同行動は精神的に不可能であること。
行政と議会という二つの権力が、法令順守のない市役所をつくり上げた。
松本嶺男前市長は、本当に卑劣な人だった。
総務部長が知人の女性にワイセツ行為をして市役所に苦情がきたときも、「市長はウソつかない。何もなかった」とこの事件を勝手に握りつぶし、女性は泣き寝入り、部長は天下りさせた。
総務部長が女性のお腹を触ってからかうというワイセツ行為をおこなったスナックで、松本市長もいっしょに飲んでいたのである。
自分自身が当事者だったのだ。
企画課長が真っ赤なドレスを着て踊っていたというのだから、忠実な部下らと「我が世の春」を楽しんでいた時に起きた不祥事だった。
2010年6月議会中に自死した職員について
遺族が「パワハラ」を訴えたにもかかわらず、前市長は調査しなかった。このときも市長自身が当事者の一人だった。
亡くなった職員(担当課長)は、農業関係の住民負担増を求める条例制定を任されたが、新たな任務に直属の部下をつけてもらえず、ぼう大な事務に心身を擦り減らした。
そのうえ負担増となる条例案に農業関係者が激しく反対し、市長派の有力議員の中には「住民が反対するのは職員の説明が悪いからだ」と非難する者もあった。
「負担増を農家が納得するように説明しろ」という与党議員の圧力は、職員をいっそう苦しめた。
あるとき職員は「反対が多くて大変です」と市長に窮状を訴えたが、市長は「議案を通せ」と言うばかり。20回の住民説明会に市長は一度も出てこず、部長は助けにならなかった。
私は職員が亡くなる前日に建設産業常任委員会室で会った。
合併前の前原市のときも農林土木課の職員だった。
風水害で山の土砂崩れや河川の堤防が崩れるときがある。そういうときはいつも現場に駆け付け、不眠不休で復旧作業にあたる真面目な頼もしい職員だった。
しかしこの日は顔が青白く疲労困憊しきった様子で、もし議案が否決されたらと悩んでいる様子だった。それで私は「この議案に私は反対ですが、心配しなくても大丈夫です。(市長派議員が圧倒的多数だから)、議案は必ず通ります」と言った。
それでも不安そうな暗い顔は変わらなかった。
このとき私は、職員が過重勤務とパワハラに苦しんでいたことまで知らなかった。
その日の夜、議案審議のための会議で、職員は上司らから致命的な言葉で責めたてられた。
打ちのめされて家に帰り、「一生に一度とない嫌ごとを言われた」と話した翌朝、命を絶った。あれほど大切にしていた家族を残して。どんなに無念だったろう。
市は自殺の原因を第三者委員会で調査せず、遺族が公務災害の申請をするのを邪魔した。
「これは公務災害ではない」と決めつけ、市の窓口で申請書を受け取ろうとしなかった。
弁護士と私が30分も抗議し、ようやく受け付けさせたが、本当に冷たい対応だった。
私は知り合いの行政区長から「能力がなかったから働き過ぎて死んだように言われとうよ」と聞き、衝撃を受けた。
「死ぬくらいなら仕事をやめればよかったったい」という議員もいた。
「死人に口なし」とはこのことだ。
その後公務災害が認定され、2016年には裁判で損害賠償請求が認められ、職員がまじめで誠実な公務員であったことが証明された。
しかし失われたかけがえのない命は戻らず、責任を取るべき者は何のお咎めも受けずにいる。
2010年の合併当時、中間管理職が4人も急死
松本前市長は財政難のなか、選挙で応援してくれた有力者の土地を開発予定地にし、大型事業をいくつも計画し、その財源となる税収確保に職員を追い立てた。
職員を減らし人件費を削減し、過重勤務の中多くの職員が心の病による病気療養に追い込まれた。
職員4人が次々脳内出血等で急死したのはその頃。合併前後の激務とパワハラに満ちた職場環境が彼らを追い詰めたのではなかったろうか。
OBの職員から現職のときの恐ろしい体験を聞いたのは、遺族が公務災害を訴えた頃だった。
「議長室に呼びつけられ、○○議長と〇委員長から『おまえの昨日の答弁はなんや!』と机を叩いて怒鳴りつけられ、それ以来、胸の動悸がするとです」と。
議員の機嫌をとるために一席設け、タダ酒を飲ませる職員もいた。自死した職員はそれができないタイプの実直な人だった。
前市長は仲のいい議員や業者と飲み歩きながら、市の財産の無償譲渡ではお友達が金儲けできる詐欺的手法を次々実行していった。
法令順守のない利権政治はパワハラと表裏一体。
市民と職員の命をないがしろにする。
月形市長は松本前市長の市政をそのまま引き継ぎ、お手本にしてきた。
もうやめるべきだ。
パワハラ議会と腐った市政
2019年ちよ便り17号。議長、委員長職議員の暴言は誰も注意しない。
2020年12月議会の昼休みに、ある議員が「あんた、突き落とされんように気をつけや」と私に言った。
「農業公園で溝に落ちて大怪我をした人がおった」という話をした後、「あんた、突き落とされんように気をつけや」と。
「落ちないように」ではなく「突き落とされないように」。
この議員は冗談のつもりで言ったかもしれないが、私は息が詰まった。
前日、「農業公園ファームパーク伊都国は指定管理者制度を悪用した無償貸付になっている」と一般質問を終えたばかりだった。
私は行政と議会と利害関係者の癒着馴れ合いを長年議会で追及し、その結果数えきれないほど多くの敵をつくった。
利権が絡むと人は変わる。
議場の前で利害関係者らから取り囲まれて吊し上げにあったり、市長派議員らに「議会で決まったことに反対するな!」「ビラを書き直せ!」「会社の名前を言うな」…と怒鳴りつけられたり。
ありとあらゆる理不尽なパワハラの嵐のなかで一度も怯んだことはなかったが、この3~4年は恐怖を感じている。
なぜなら公務員による虚偽公文書の作成は犯罪なのに、糸島市役所には多くの公文書に虚偽記載があるからである。
議会が議決した財産の無償譲渡や無償貸付の議案にさえも、契約相手方の法人が設立されていないなどという虚偽記載があった。大変なことだ。
市長、市の幹部、議員らの不始末、違法行為はことごとく隠ぺい
2018年度から私は議会の視察に参加していない。その理由は、以下の通り。
第1に、市長派の議員が視察先のホテルに風俗の女性を呼んで遊んだ事実がありながら、その議員と仲のいい元議長が本人の言い訳だけで握りつぶしたこと。
第2に、覚醒剤議員や女性暴行ストーカー議員の責任は不問にしながら、私には不当な懲罰や辞職勧告を行った議員たちと宿泊を伴う共同行動は精神的に不可能であること。
行政と議会という二つの権力が、法令順守のない市役所をつくり上げた。
松本嶺男前市長は、本当に卑劣な人だった。
総務部長が知人の女性にワイセツ行為をして市役所に苦情がきたときも、「市長はウソつかない。何もなかった」とこの事件を勝手に握りつぶし、女性は泣き寝入り、部長は天下りさせた。
総務部長が女性のお腹を触ってからかうというワイセツ行為をおこなったスナックで、松本市長もいっしょに飲んでいたのである。
自分自身が当事者だったのだ。
企画課長が真っ赤なドレスを着て踊っていたというのだから、忠実な部下らと「我が世の春」を楽しんでいた時に起きた不祥事だった。
2010年6月議会中に自死した職員について
遺族が「パワハラ」を訴えたにもかかわらず、前市長は調査しなかった。このときも市長自身が当事者の一人だった。
亡くなった職員(担当課長)は、農業関係の住民負担増を求める条例制定を任されたが、新たな任務に直属の部下をつけてもらえず、ぼう大な事務に心身を擦り減らした。
そのうえ負担増となる条例案に農業関係者が激しく反対し、市長派の有力議員の中には「住民が反対するのは職員の説明が悪いからだ」と非難する者もあった。
「負担増を農家が納得するように説明しろ」という与党議員の圧力は、職員をいっそう苦しめた。
あるとき職員は「反対が多くて大変です」と市長に窮状を訴えたが、市長は「議案を通せ」と言うばかり。20回の住民説明会に市長は一度も出てこず、部長は助けにならなかった。
私は職員が亡くなる前日に建設産業常任委員会室で会った。
合併前の前原市のときも農林土木課の職員だった。
風水害で山の土砂崩れや河川の堤防が崩れるときがある。そういうときはいつも現場に駆け付け、不眠不休で復旧作業にあたる真面目な頼もしい職員だった。
しかしこの日は顔が青白く疲労困憊しきった様子で、もし議案が否決されたらと悩んでいる様子だった。それで私は「この議案に私は反対ですが、心配しなくても大丈夫です。(市長派議員が圧倒的多数だから)、議案は必ず通ります」と言った。
それでも不安そうな暗い顔は変わらなかった。
このとき私は、職員が過重勤務とパワハラに苦しんでいたことまで知らなかった。
その日の夜、議案審議のための会議で、職員は上司らから致命的な言葉で責めたてられた。
打ちのめされて家に帰り、「一生に一度とない嫌ごとを言われた」と話した翌朝、命を絶った。あれほど大切にしていた家族を残して。どんなに無念だったろう。
市は自殺の原因を第三者委員会で調査せず、遺族が公務災害の申請をするのを邪魔した。
「これは公務災害ではない」と決めつけ、市の窓口で申請書を受け取ろうとしなかった。
弁護士と私が30分も抗議し、ようやく受け付けさせたが、本当に冷たい対応だった。
私は知り合いの行政区長から「能力がなかったから働き過ぎて死んだように言われとうよ」と聞き、衝撃を受けた。
「死ぬくらいなら仕事をやめればよかったったい」という議員もいた。
「死人に口なし」とはこのことだ。
その後公務災害が認定され、2016年には裁判で損害賠償請求が認められ、職員がまじめで誠実な公務員であったことが証明された。
しかし失われたかけがえのない命は戻らず、責任を取るべき者は何のお咎めも受けずにいる。
2010年の合併当時、中間管理職が4人も急死
松本前市長は財政難のなか、選挙で応援してくれた有力者の土地を開発予定地にし、大型事業をいくつも計画し、その財源となる税収確保に職員を追い立てた。
職員を減らし人件費を削減し、過重勤務の中多くの職員が心の病による病気療養に追い込まれた。
職員4人が次々脳内出血等で急死したのはその頃。合併前後の激務とパワハラに満ちた職場環境が彼らを追い詰めたのではなかったろうか。
OBの職員から現職のときの恐ろしい体験を聞いたのは、遺族が公務災害を訴えた頃だった。
「議長室に呼びつけられ、○○議長と〇委員長から『おまえの昨日の答弁はなんや!』と机を叩いて怒鳴りつけられ、それ以来、胸の動悸がするとです」と。
議員の機嫌をとるために一席設け、タダ酒を飲ませる職員もいた。自死した職員はそれができないタイプの実直な人だった。
前市長は仲のいい議員や業者と飲み歩きながら、市の財産の無償譲渡ではお友達が金儲けできる詐欺的手法を次々実行していった。
法令順守のない利権政治はパワハラと表裏一体。
市民と職員の命をないがしろにする。
月形市長は松本前市長の市政をそのまま引き継ぎ、お手本にしてきた。
もうやめるべきだ。
| 15:59
市のおかげで多額の借金を返した議員
市役所の階段に貼ってある警察のポスター。市民をだます卑劣な詐欺師は市役所の中にも。
左は空白だらけの申請書の一部。農業振興地域を除外するために必要な書類。
右は前市長が提案した開発議案。
松本嶺男前市長は、選挙で応援してくれた多くの有力者に、市長の権限を悪用してさまざまな便宜を図った。
たとえば合併直前に市街化調整区域の土地を地区計画で開発してもらい、4800万円の借金を返済した議員がいた。
おかしいと思って書類を調査すると、①申請書は空白だらけ。②不備な申請書を応募期間の前日に受け付けてやり、③利害関係者である議員の息子(職員)に事務の一部を担当させた。
市長の許認可権と人事権を悪用したのである。
この議員は副議長も務めた有力議員であったが、④自分の土地の開発議案に自ら賛成の手をあげ、⑤他の議員たちは「お友達議員のカネ儲け」に協力した。まともな審査をしない、不正な議案に賛成するという手法で。
前市長の詐欺的手法①~⑤は、その後もさまざまな行政事務で使われ、市は「行政手法」と開き直っている。
2012年2月16日臨時議会会議録から
◯議長(有田継雄君)
1月19日、中村隆光議員から議員の辞職願が提出されましたので、地方自治法第126条の規定により、同日、議長においてこれを許可しましたので、報告いたします。
今般、同議員が暴行の容疑で書類送検されたことは、市民の皆様の糸島市議会に対する信頼を著しく損なうものであり、深くおわびを申し上げます。・・・
2012年3月1日 第2回糸島市議会定例会
◯市長(松本嶺男君)
本市職員が官製談合防止法違反で1月24日逮捕、2月15日に起訴される事件が発生いたしました。
このたびの職員の逮捕・起訴につきましては、市の信用を著しく失墜させ、市民の期待を裏切り、関係者並びに市民の皆様に多大な御迷惑をおかけしたことに対し深くおわび申し上げます。…
(ところがこのとき市長は、議会に虚偽の議案を提案していた。議案第26号「財産の無償貸付」。存在しない会社を「ある」と偽って副市長や農林水産部長らに指定管理者選定させ、森林公園とキャンプ場を与党議員の知人(フォレストアドベンチャー)に無償貸付する議案。自らの犯罪行為は市役所ぐるみで隠ぺいした。ちよ便り19号参照)
2012年3月12日 一般質問
〇伊藤千代子
1月13日、女性への暴行容疑とストーカー行為で書類送検され辞職した議員の資産報告書を調べると、合併直前まであった4千万円の借金が合併後にはゼロになっていた。一度に多額の借金を返済できた理由は何なのか御存じか。
〇松本嶺男市長
それほど深いつき合いはなく、知らない。(本当は中村隆光元議員とはいとこ同士)。
〇伊藤千代子
この議員の土地が市の地区計画で開発されたおかげで、調整区域の土地が8,095万円で住宅会社に売れたからだ。
〇伊藤千代子
利害関係者の中には、有利な情報を得るため飲食の接待、あるいは借金の肩がわり、子供の就職先の世話などの誘惑をもって職員に近づいてくる者もいる。
…昨年の3月議会で私は、市長が1月5日、へいせい建設の社長と一緒に前原中央の小料理屋に行ったことについて、政治倫理条例違反だと指摘をした。
…今回、官製談合容疑で職員が逮捕、起訴された今、市長みずからが襟を正して、利害関係者との個人的な飲食は今後一切しないというふうに断言ができるか。
〇波多江総務部長
政治倫理条例は規範条例で、そういった禁止項目は定めてない。
〇伊藤千代子
昨年1月5日、その店には市長と社長と建設産業委員会の委員長と、職員1人の計4人がいた。…職員は職員倫理条例において、利害関係者と飲食をしてはならない。その職員はだれか。
〇松本嶺男市長
…覚えていない。
〇伊藤千代子
この宴会のわずか5カ月前に、((株)へいせいの)取締役○○が大麻の所持容疑で逮捕される事件があった。…今のような答弁を聞くと、市役所の中に官製談合を生む土壌があったのではないかと感じる。
2017年10月18日 ブログから
私への懲罰・辞職勧告は「市の不正」隠し
9月議会で、私が懲罰と辞職勧告を受けたのは、
神在保育所移管の不正を質問し、理事に「へいせい」元幹部がいたことを明らかにしたからです。
議会の審査で市の不正を見逃し、無償譲渡に賛成した与党議員たちによる「不当な攻撃」です。
これまで覚醒剤で逮捕されたり、女性に暴行して逮捕されたり、酒を飲んで議会に出席した保守系議員がいました。
しかし一度も、彼らに懲罰や辞職勧告をしたことがありません。
私だけが3回の懲罰、2回の辞職勧告を受けました。それは、私が一貫して市の利権体質を議会で追及してきたからです。・・・
2017年10月発行のちよ便り10号
9月議会で3度目の懲罰にあったとき、大勢の議員らの強圧的で不当なやり方に私は胸が苦しくなって救急車で井上病院に運ばれました。その翌月に書いたビラがこれです。
この9月議会では、(株)へいせいに都合の悪い会社情報をブログに書いた翌日、井上健作議員の提案によって、私は辞職勧告を受けました。井上議員は、保育所の無償譲渡を審議した市民福祉委員会の委員長でした。
「市はおかしい」と追及する議員を、徹底的に叩きのめす恐ろしい議会です。
いま世界と日本は新型コロナ感染症の拡大で、かつてない苦難に見舞われています。腐敗した政治では、市民の命と暮らしは守れません。
公平・公正な市政を実現しましょう。
市役所の階段に貼ってある警察のポスター。市民をだます卑劣な詐欺師は市役所の中にも。
左は空白だらけの申請書の一部。農業振興地域を除外するために必要な書類。
右は前市長が提案した開発議案。
松本嶺男前市長は、選挙で応援してくれた多くの有力者に、市長の権限を悪用してさまざまな便宜を図った。
たとえば合併直前に市街化調整区域の土地を地区計画で開発してもらい、4800万円の借金を返済した議員がいた。
おかしいと思って書類を調査すると、①申請書は空白だらけ。②不備な申請書を応募期間の前日に受け付けてやり、③利害関係者である議員の息子(職員)に事務の一部を担当させた。
市長の許認可権と人事権を悪用したのである。
この議員は副議長も務めた有力議員であったが、④自分の土地の開発議案に自ら賛成の手をあげ、⑤他の議員たちは「お友達議員のカネ儲け」に協力した。まともな審査をしない、不正な議案に賛成するという手法で。
前市長の詐欺的手法①~⑤は、その後もさまざまな行政事務で使われ、市は「行政手法」と開き直っている。
2012年2月16日臨時議会会議録から
◯議長(有田継雄君)
1月19日、中村隆光議員から議員の辞職願が提出されましたので、地方自治法第126条の規定により、同日、議長においてこれを許可しましたので、報告いたします。
今般、同議員が暴行の容疑で書類送検されたことは、市民の皆様の糸島市議会に対する信頼を著しく損なうものであり、深くおわびを申し上げます。・・・
2012年3月1日 第2回糸島市議会定例会
◯市長(松本嶺男君)
本市職員が官製談合防止法違反で1月24日逮捕、2月15日に起訴される事件が発生いたしました。
このたびの職員の逮捕・起訴につきましては、市の信用を著しく失墜させ、市民の期待を裏切り、関係者並びに市民の皆様に多大な御迷惑をおかけしたことに対し深くおわび申し上げます。…
(ところがこのとき市長は、議会に虚偽の議案を提案していた。議案第26号「財産の無償貸付」。存在しない会社を「ある」と偽って副市長や農林水産部長らに指定管理者選定させ、森林公園とキャンプ場を与党議員の知人(フォレストアドベンチャー)に無償貸付する議案。自らの犯罪行為は市役所ぐるみで隠ぺいした。ちよ便り19号参照)
2012年3月12日 一般質問
〇伊藤千代子
1月13日、女性への暴行容疑とストーカー行為で書類送検され辞職した議員の資産報告書を調べると、合併直前まであった4千万円の借金が合併後にはゼロになっていた。一度に多額の借金を返済できた理由は何なのか御存じか。
〇松本嶺男市長
それほど深いつき合いはなく、知らない。(本当は中村隆光元議員とはいとこ同士)。
〇伊藤千代子
この議員の土地が市の地区計画で開発されたおかげで、調整区域の土地が8,095万円で住宅会社に売れたからだ。
〇伊藤千代子
利害関係者の中には、有利な情報を得るため飲食の接待、あるいは借金の肩がわり、子供の就職先の世話などの誘惑をもって職員に近づいてくる者もいる。
…昨年の3月議会で私は、市長が1月5日、へいせい建設の社長と一緒に前原中央の小料理屋に行ったことについて、政治倫理条例違反だと指摘をした。
…今回、官製談合容疑で職員が逮捕、起訴された今、市長みずからが襟を正して、利害関係者との個人的な飲食は今後一切しないというふうに断言ができるか。
〇波多江総務部長
政治倫理条例は規範条例で、そういった禁止項目は定めてない。
〇伊藤千代子
昨年1月5日、その店には市長と社長と建設産業委員会の委員長と、職員1人の計4人がいた。…職員は職員倫理条例において、利害関係者と飲食をしてはならない。その職員はだれか。
〇松本嶺男市長
…覚えていない。
〇伊藤千代子
この宴会のわずか5カ月前に、((株)へいせいの)取締役○○が大麻の所持容疑で逮捕される事件があった。…今のような答弁を聞くと、市役所の中に官製談合を生む土壌があったのではないかと感じる。
2017年10月18日 ブログから
私への懲罰・辞職勧告は「市の不正」隠し
9月議会で、私が懲罰と辞職勧告を受けたのは、
神在保育所移管の不正を質問し、理事に「へいせい」元幹部がいたことを明らかにしたからです。
議会の審査で市の不正を見逃し、無償譲渡に賛成した与党議員たちによる「不当な攻撃」です。
これまで覚醒剤で逮捕されたり、女性に暴行して逮捕されたり、酒を飲んで議会に出席した保守系議員がいました。
しかし一度も、彼らに懲罰や辞職勧告をしたことがありません。
私だけが3回の懲罰、2回の辞職勧告を受けました。それは、私が一貫して市の利権体質を議会で追及してきたからです。・・・
2017年10月発行のちよ便り10号
9月議会で3度目の懲罰にあったとき、大勢の議員らの強圧的で不当なやり方に私は胸が苦しくなって救急車で井上病院に運ばれました。その翌月に書いたビラがこれです。
この9月議会では、(株)へいせいに都合の悪い会社情報をブログに書いた翌日、井上健作議員の提案によって、私は辞職勧告を受けました。井上議員は、保育所の無償譲渡を審議した市民福祉委員会の委員長でした。
「市はおかしい」と追及する議員を、徹底的に叩きのめす恐ろしい議会です。
いま世界と日本は新型コロナ感染症の拡大で、かつてない苦難に見舞われています。腐敗した政治では、市民の命と暮らしは守れません。
公平・公正な市政を実現しましょう。
| 21:02
「嘘とヤラセの天才」だった前市長
~腐敗政治でばく大な税金が無駄に
2020年12月1日付の広報いとしま。松本嶺男前市長の写真が大きく載っていた。
私は恐ろしくなった。
それはこの人が8年の長きにわたって市長の権限を悪用し、部下の副市長や部長らに数々の不正を命じた「嘘とヤラセの天才」だったからである。
設立されていない会社、設立されていない社会福祉法人。それらをあたかもあるかのように事業者選定させ、虚偽の決定書、議案を捏造し、議会で議決させるという前代未聞の手法で市の財産を無償譲渡し、無償貸付した。
議員の口利きをきっかけにフォレストアドベンチャーに違法貸付している森林公園樋の口ハイランドは、まさに不正のお手本だ。
3年前の私のブログを見てみよう。
2017年10月24日のブログから
「虚偽の公文書作成行為は犯罪行為。前市長に自治功労者の資格はない」
10月15日号の市広報によると、
公務員の良心を踏みにじり、部下の職員に虚偽公文書を作成させ、市役所ぐるみで不正な業者選定を繰り返していた松本前市長を、
月形市長は、11月3日、自治功労者として表彰するという。
それは、市が行ってきた数々の不正行為を反省せず、
これからも前市長をお手本に、虚偽や不正を続けることを社会に宣言するようなものである。
それは他の表彰を受ける立派な方々にたいして、あまりに失礼だ。
今回の神在保育所の無償譲渡も、きららの湯の無償譲渡も、前市長のときからの計画だった。
レールを敷いたのは、間違いなく前市長である。
存在しない会社や法人を、やらせで業者選定し、虚偽の決定書を作成して、利害関係者の便宜をはかるという「行政手法」を前市長から受け継いだ今の執行部が、
前市長を尊敬し、表彰したい気持ちはよくわかる。
しかし、
法令順守も公務員倫理も投げ捨て、議会でウソをつき、市政を私物化してきた前市長を、私は許せない。
「議員や上司のパワハラに耐えられない」との言葉を残して、職員が自殺しても、
調査ひとつせず真実を隠ぺいした前市長を、私は許せない。
市と議会と利害関係者が手を組めば、何でもできる。
行政私物化の恐ろしい市役所を作り上げた人を、表彰するなど、私には許せない。
この当時の議会報告「ちよ便り」
11号
大勢の議員の妨害を受けながら質問したが、この時書いた記事はやはり正しかった。糸島市最大の不幸は、市長室に詐欺師が君臨していたことである。
市民の命と暮らしを守るためのばく大な税金、財産が失われ、それは今も続いている。
汗して働く市民、コロナ禍で苦しむ市民のために、クリーンな市政が必要だと痛感する。
ちよ便り14号 15号
~腐敗政治でばく大な税金が無駄に
2020年12月1日付の広報いとしま。松本嶺男前市長の写真が大きく載っていた。
私は恐ろしくなった。
それはこの人が8年の長きにわたって市長の権限を悪用し、部下の副市長や部長らに数々の不正を命じた「嘘とヤラセの天才」だったからである。
設立されていない会社、設立されていない社会福祉法人。それらをあたかもあるかのように事業者選定させ、虚偽の決定書、議案を捏造し、議会で議決させるという前代未聞の手法で市の財産を無償譲渡し、無償貸付した。
議員の口利きをきっかけにフォレストアドベンチャーに違法貸付している森林公園樋の口ハイランドは、まさに不正のお手本だ。
3年前の私のブログを見てみよう。
2017年10月24日のブログから
「虚偽の公文書作成行為は犯罪行為。前市長に自治功労者の資格はない」
10月15日号の市広報によると、
公務員の良心を踏みにじり、部下の職員に虚偽公文書を作成させ、市役所ぐるみで不正な業者選定を繰り返していた松本前市長を、
月形市長は、11月3日、自治功労者として表彰するという。
それは、市が行ってきた数々の不正行為を反省せず、
これからも前市長をお手本に、虚偽や不正を続けることを社会に宣言するようなものである。
それは他の表彰を受ける立派な方々にたいして、あまりに失礼だ。
今回の神在保育所の無償譲渡も、きららの湯の無償譲渡も、前市長のときからの計画だった。
レールを敷いたのは、間違いなく前市長である。
存在しない会社や法人を、やらせで業者選定し、虚偽の決定書を作成して、利害関係者の便宜をはかるという「行政手法」を前市長から受け継いだ今の執行部が、
前市長を尊敬し、表彰したい気持ちはよくわかる。
しかし、
法令順守も公務員倫理も投げ捨て、議会でウソをつき、市政を私物化してきた前市長を、私は許せない。
「議員や上司のパワハラに耐えられない」との言葉を残して、職員が自殺しても、
調査ひとつせず真実を隠ぺいした前市長を、私は許せない。
市と議会と利害関係者が手を組めば、何でもできる。
行政私物化の恐ろしい市役所を作り上げた人を、表彰するなど、私には許せない。
この当時の議会報告「ちよ便り」
11号
大勢の議員の妨害を受けながら質問したが、この時書いた記事はやはり正しかった。糸島市最大の不幸は、市長室に詐欺師が君臨していたことである。
市民の命と暮らしを守るためのばく大な税金、財産が失われ、それは今も続いている。
汗して働く市民、コロナ禍で苦しむ市民のために、クリーンな市政が必要だと痛感する。
ちよ便り14号 15号
| 12:27
第1回目の総務文教委員会~コロナ禍で迎えた新しい年
写真は市が導入した消防本部のはしご車(1台目は20年間で耐用年数がきれた)。
会議の後、現地を視察。
マンションが激増し、高さ31メートル以上の高層マンションは35棟も。
35mまで伸びますが、20メートルでもこの高さ。
激しい火災の現場で命がけで働く消防士のみなさん、今年もよろしくお願いします。
市では今年すでに4件の火災(戸建て)が発生。
コロナ禍で迎えた2021年(令和3年)。
何年かぶりにひどい腰痛ともろもろの不調で10日あまり寝込んでしまい、今日はようやく起き上がって会議に出かけました。
パソコンを打つのが非常にきついので、配布された資料の写真をご紹介だけします。
小中学校における「暴力行為、いじめ、不登校」について
1日の大半を過ごす学校で、先生と子どもたちが辛い思いをしないですむよう、行政からの温かい支援が必要です。
行財政健全化計画(案)
取り組みの中身が非常に気になりました。
残骨灰夾雑物とは、斎場=火葬場の残骨灰に含まれる金やプラチナ等の有価物を売却して、1年に200万円の歳入(収入)を増やすというもの。昨年度から実施しています。
つまり市は相当財政がひっ迫しています。しかし、一番問題なアンダーパス、雷山運動公園、新庁舎建設等の大型公共事業はそのままです。
3月議会では介護保険料の引き上げ議案が出される予定です。
コロナ禍で今年は税金、公共料金の支払いに苦しむ市民が増えるでしょう。
負担増と改革の中身をよく検討する必要があります。
九州電力からのお知らせ
これは議員全員のポストに入っていました。糸島市は、福岡県内で唯一のUPZ圏内にあります。
使用済み核燃料の状況等、調べお伝えすべきことがたくさんあります。
新型コロナ感染症~緊急事態宣言に福岡を追加
糸島市の感染状況
自宅待機者が亡くなるニュースが流れています。
PCR検査の拡大、きちんと病院で治療できる体制づくりを3月議会に向けて求めていきます。
生活保護のご相談がありました。
コロナ禍で職と住まいを失う人が都市部を中心に増えています。
命を守るため、若いからと我慢せずに活用してください。
10年位前、車で生活していた方の相談を受けましたが、公園を住所に保護の申請をしていただきました。
真冬の今頃「半年間、水道を止められている、温かい風呂に入りたい」という土木作業員の方の相談があったのも、10年ほど前のことです。
生存権は憲法に保障された国民の権利です。
今年が糸島市と市民の皆さんにとって良い年になるよう、頑張りたいと思います。
どうぞよろしくお願いいたします。
写真は市が導入した消防本部のはしご車(1台目は20年間で耐用年数がきれた)。
会議の後、現地を視察。
マンションが激増し、高さ31メートル以上の高層マンションは35棟も。
35mまで伸びますが、20メートルでもこの高さ。
激しい火災の現場で命がけで働く消防士のみなさん、今年もよろしくお願いします。
市では今年すでに4件の火災(戸建て)が発生。
コロナ禍で迎えた2021年(令和3年)。
何年かぶりにひどい腰痛ともろもろの不調で10日あまり寝込んでしまい、今日はようやく起き上がって会議に出かけました。
パソコンを打つのが非常にきついので、配布された資料の写真をご紹介だけします。
小中学校における「暴力行為、いじめ、不登校」について
1日の大半を過ごす学校で、先生と子どもたちが辛い思いをしないですむよう、行政からの温かい支援が必要です。
行財政健全化計画(案)
取り組みの中身が非常に気になりました。
残骨灰夾雑物とは、斎場=火葬場の残骨灰に含まれる金やプラチナ等の有価物を売却して、1年に200万円の歳入(収入)を増やすというもの。昨年度から実施しています。
つまり市は相当財政がひっ迫しています。しかし、一番問題なアンダーパス、雷山運動公園、新庁舎建設等の大型公共事業はそのままです。
3月議会では介護保険料の引き上げ議案が出される予定です。
コロナ禍で今年は税金、公共料金の支払いに苦しむ市民が増えるでしょう。
負担増と改革の中身をよく検討する必要があります。
九州電力からのお知らせ
これは議員全員のポストに入っていました。糸島市は、福岡県内で唯一のUPZ圏内にあります。
使用済み核燃料の状況等、調べお伝えすべきことがたくさんあります。
新型コロナ感染症~緊急事態宣言に福岡を追加
糸島市の感染状況
自宅待機者が亡くなるニュースが流れています。
PCR検査の拡大、きちんと病院で治療できる体制づくりを3月議会に向けて求めていきます。
生活保護のご相談がありました。
コロナ禍で職と住まいを失う人が都市部を中心に増えています。
命を守るため、若いからと我慢せずに活用してください。
10年位前、車で生活していた方の相談を受けましたが、公園を住所に保護の申請をしていただきました。
真冬の今頃「半年間、水道を止められている、温かい風呂に入りたい」という土木作業員の方の相談があったのも、10年ほど前のことです。
生存権は憲法に保障された国民の権利です。
今年が糸島市と市民の皆さんにとって良い年になるよう、頑張りたいと思います。
どうぞよろしくお願いいたします。
| 18:14