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トマトの丸かじり

2011年05月20日

今日(5月19日) 朝早く、二丈まで相談関係で出かける。 海が青く、きれいだった。甘いトマトいただく。11時半 友人宅でお茶。 大阪土産のロールケーキに舌鼓。13時半 九州電力本社。福岡県革新懇話会のみなさんと原発問題で要望、懇談。 福島原発事故が収束し、原因究明がなされ、安全性が担保できるまで運転停止を求める。 対応は広報のかたがた。原子炉関係には詳しくない。 安全神話がいまだに。15時半 県消防防災課と懇談。 原子力防災のため4人の職員で班をつくった、と。しかし、 まだ、EPZの拡大を県から国へ要望されてなかった。 九電からの「安全対策」の説明も受けておられなかった。 立地県の佐賀県が・・・とおっしゃって、今ひとつ、必死な様子が見えない。 福岡県糸島市は、18キロから40キロ圏内にあり、風下地域。 もし福島のようなことになれば、住民は、避難を余儀なくされ、 農漁業はじめ産業経済、自然環境、多大な被害、損失をこうむるのだが。17時半~19時 スーパーマルコー前で、市役所のみなさん、三嶋議員と「震災募金」に立つ。 すでにあちこちで義捐金の協力をしていただいているが、それでもたくさん集まった。 ありがとうございます。 若いお母さんがたが、小さな子の手に硬貨を握らせて、募金箱に入れてくれた。 今日の一番のご馳走。トマトの丸かじり。


「子どもたちの未来を、放射能の汚染から守りましょう」今日、市役所の前で演説した。子どものとき、泥んこになって思い切り遊び、運動会で走った後の母のお弁当のおいしさ。だれにでもある忘れられない幸せな思い出。学校帰りに道草食って、野いちごつまんだり、野ぶどう口に放り込んだり、桑のみ食べたり、暮らしはぜいたくではなかったけど、周りの自然に放射能の恐怖はなかった。大地や空気や海が目に見えない放射能で汚染されたら、人類はどうやって生きていくのか。今日、九電さんが議会に来て、津波で電源が喪失しても大丈夫との説明があった。ひとつは、非常用電源。しかしこれは、私の質問で、制御室や弁の開閉など最低限の電力だとわかった。核燃料を冷やす目的ではない。では、核燃料を冷やすのは、どうするの?原子炉を停止してもまだ熱が出る。圧力容器から電気系統へ行く弁を閉じて、自らの冷却に使うという。つまり自らの電力で冷やすということ。どれくらいの時間もつのですか?わかりません。その間に外部電源を確保するのでしょう。外部電源をかくほするため、仮鉄塔を建設するというけど、訓練のようにうまくいくかしら。訓練した日はよい天気で、風もなく、雪も雨もなく、抜群のお天気のだった。鉄塔にのぼるのも気持ちがよかったでしょう。しかし実際、原発事故が起きるのは、どんな嵐の日かわからない。地震の余震が頻発しているかもしれない。たった1回の訓練で大丈夫とは言えない。せめて、悪天候の日、放射能が漏れたのを想定した日の訓練も必要ではないの?地震で圧力容器は壊れなくても、無数の配管が壊れるかもしれない。配管はいくつあるのですか。わかりません。わかる人をお願いします。玄海原発の36年間で、炉心にどれだけの放射能がたまっているのかも。広島の何千、何万倍の死の灰がたまっているのか?国は簡単に許可をださないで。ひとたび事故が起きたら、その被害はあまりに大きい。人も動物もすめない世界になってしまう恐れがあるのだから。14年前、アメリカのネバダに核実験の調査に行く機会があったが、あのときの現地の人(ネイティブインディアン)の話を思い出す。「土地は祖先と未来の世代からの預かり物」ほんとうにそう。


13日の朝、新聞各紙は、福島原発一号機の炉心熔融を報じた。核暴走とともに、原発の大事故ともいえる炉心熔融。いっそう深刻な事態に不安がつのる。当局の情報もどこまで信頼できるかわからない状況になってきた。玄海原発から40キロ圏内にすっぽり入る糸島市としては、福島の原発事故は他人事ではない。玄海原発の安全対策は、本当に万全なの?朝10時から始まった糸島防災会議。マスコミは多かったが、一般の傍聴は、私とひわだ議員の二人だけ。市民には、今日の会議は知らされなかったの?防災計画を見直すことになったのは、原子力災害から市民の命を守るため。九州電力の所長さんが7分程度、スクリーンの図面を使って「安全対策」の説明をする。その後、電源喪失時の復旧訓練の様子を10分程度、スクリーンで見せられる。津波で電源が外部電源が喪失しても、大丈夫ということ。原発の発安全神話が崩れ、炉心熔融という重大事故が起きたと全国が驚愕した日の朝だ。きっと、市民の声を代弁して、防災委員からいろいろ質問が九電に対して出るだろうと思ったが、最後まで九電への質問はなかった。37人の防災会議のうち19人は、市長、部長はじめ市役所関係。説明を聞いて、みなさん、納得したのかしら。わずか10分足らずの説明で、安全対策を十分理解するのは無理と思うけど。司会進行役の市長は、九電の説明後、質問や意見の時間を取らなかった。外部電源が喪失しても、大丈夫ですという九電に対して、なぜその場で質疑の時間を取らなかったの?九電の方々は、帰ってから本社に報告するでしょう。糸島市の防災会議では、当社の安全対策について質問も意見もでませんでした。…と。 


極限の生活苦

2011年05月11日

今年になってから、アパートやマンションを追い出され、あるいは近いうちに追い出されるという極限状態の相談が増えてきた。理由は失業などいろいろ。深刻な景気の悪さを痛感する。野ざらしのようなホームレスに陥ることだけは食い止めなければ、といつも思う。市役所と連携して、生活再建と自立に向けた援助をしていかなければ、と思う。日本国憲法の生存権が生きる社会に。それが願い。一週間で2割の高金利というヤミ金の相談もまた出てきた。ちょっと子どもの学費に借りて、家計が破たんしたというケースもあったが、ヤミ金は弁護士とともにきちんと対応したら解決できる。とにかく、1人で悩まず相談を。


悪夢のような東日本大震災からまもなく2ヶ月。巨大地震と大津波でじん大な被害を受けた岩手、宮城の両県は、全国からボランティアも駆けつけ、復興に向けて歩みだしている。しかし原発事故で空気、大地、海に放射能汚染が広がった福島県では、広大な地域が立ち入り禁止で、復興の見通しがたたない。事故が収束しないからだ。原子力発電はひとたび大事故が起きれば、地球規模での破滅的な大災害をもたらす。ふるさと離れ、仕事を失い、苦しい避難生活を強いられる住民の苦悩はいかばかりか。子どもたち、未来の世代が、放射能という目に見えない恐怖に恐れおののいて生活しなくてもいいように、私たちには自然と環境を守る責任がある。犠牲になる動物たちも哀れだ。警戒区域の牛舎で、痩せ衰えた牛たちの悲しい表情に胸がつまる。  原発の安全神話はくずれた。今後あらゆる知恵と工夫で、自然エネルギーへの転換を図る努力が、地球規模で求められるだろう。玄海原発の問題点は?①糸島市の一部は、玄海原発から20キロ圏内にあるのに、事故が起きても九州電力から直接連絡がこない。(佐賀県庁、福岡県庁、糸島市と回りまわって…。)②1号機2号機の老朽化。③プルトニウムを使ったプルサーマル発電をしていること。④緊急事態に備えた防災計画がない。など。4月22日、日本共産党市議団は糸島革新懇話会の一員として市の危機管理課と懇談,要望した。原発賛成の人も反対の人もいっしょに考え、行動していくとき。