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 前原東中学校では、築十年過ぎたくらいで雨漏り、電気配線の異常などが始まり、私が役員をしていた10年前には、築15年で、先生やPTAから「老朽化」を理由に「全面改築」の要望が出ていた。 しかしコンクリートの建物なら、メンテナンスさえきちんとすれば、50年は使える。実際、国は、前面改築する場合、築50年経たないと、補助金を出さない。なぜ前原の学校は、こんなにも老朽化が早いのか? 6年ほど前、富山県小矢部市の中学校を視察したとき、築20年くらいなのに非常に頑丈で、建物がしっかりしているのに驚いた。この違いはどこにある? 数十億もの税金を使う公共施設は、市民の貴重な財産。同じお金をかけて、きちんとした公共建築物をつくるかどうかは、市の財政に大きな影響をあたえる。 あの耐震偽装事件では、耐震基準に満たない欠陥マンションを買った人たちが、深刻な被害にあった。国が、建築確認を民間委託したのが、大きな問題で、建築業者と検査する会社が利害関係があったり、関連会社だったりして、きびしい検査ができていなかった。 さきほどの小矢部市の学校では、きちんと施工するよう、市は、しばしば建築現場を見に行っていたそうだ。いいかげんな建築は許さないぞという建築士の資格をもつ市長の姿勢もあった。 ところが前原市は、市が施工検査をするのは、建物が建ち終わってから、竣工検査をするだけ。つまり、最後に外から見るだけで、肝心の建築とちゅうの施工検査は、設計会社に任せているのだ。 ある建築業社は言う。「同じ市内で商売している設計会社と建築会社は、お互いに客を紹介しあう、言わば持ちつもたれつの関係。きびしい施工検査なんてできませんよ」 手抜きの公共事業をされたら、ぼう大な税金の無駄遣いになる。適正な施工を確保するためには、きびしい検査体制が必要だ。  年間何十億の工事がきちんと検査されれば、よい建物が建ち、大きな税金の節約になる。だから、公共建築物の施工管理は、市が直接、検査するシステムに変えるべきと思う。大館市などでは、契約検査課が、丸投げのような重大な違反を防止するため、きびしい「施工管理」をしている。 現に、子育て支援センターの建築において、設計会社は実に簡単な建築業者の虚偽を、工事終了まで見抜けなかった…。(続く)


28日に、東大阪市長選が投開票された結果、日本共産党員で「明るい東大阪をつくる会」の長尾淳三候補(55歳)は、前回より一万8000票延ばしたが、きん差で及ばなかった。当選は、自民・公明推薦の前市議会議長野田義和氏。  長尾さん(現)~70454票当 野田さん(新)~72820票  西野さん(新)~22014票 同和行政の終結や、財政再建のとちゅう、二期目に入ってわずか1年で、議会多数を占める自民・公明の与党議員が、理由にならない長尾市長の不信任を強行したのだ。 しかも、長尾市長の予算案には、99.9% に賛成しながら!反対の理由がないのに、数の横暴でやめさせるとは、まったくどこも同じような議会のひどさだね。業界、団体の締め付けと、全国から動員されたある宗教団体の激しいデマ宣伝は、すさまじかったようだが、わずかな差でほんとに惜しかった。たたかいは続く。ムダや同和利権をなくし、市民のくらし守って、がんばれ!東大阪!


あごら福祉まつりのバザーは、安くて美味過ぎる。柏ご飯、おでん、ぜんざい、蒸しパンを食べたけど、思わず、感嘆符!障害者の作業所の仲間たちや、NPOボランティアの人たちが手作りの品々は、どれもこれもため息の出るようなすばらしいできばえ。なんでこんなにおいしいの?「心がこもっているからよ」と笑顔。縫い物でも、小物でも、手間がかかっているのに、この安さ。「いいのいいの。みなさんが喜んで買ってくだされば」舞台では、手話サークルの人たちが、手話で元気にサザエさんを歌っていた。善意と笑顔に満ちたまつり。「二十年、このボランティアをしているの」「いまから子どもたちに読み聞かせが始まりますよ」「ハーブクッキィどうです?」「老人施設に慰問に行って、マッサージしてあげるんですよ」「着物でつくったエプロン、しゃれてるでしょう?」「布や木のおもちゃは、ぬくもりがあっていいよねえ」「市がコラボをつくってNPOの支援を始めたから、活動しやすくなったですよ」・・・私の着ているオレンジのベストも、何年か前、障害者作業所で着物からつくってもらった品。作者に会うと、「あらまだ着てくれてたの?ありがとう。よく似合うよ」子どもたちが、お年寄りが、さまざまな障害を持つ人たちが、今日という日は、市民もいっしょに歌い、踊り、食べ、楽しんだ。帰ってから、手づくりパンフを見たら、「やさしさの風をあなたに」~あごらがお届けするふれあいの一日~とあった。来年はもっと広がれ、福祉の輪。自立支援法に負けないで。昼、商工会青年部、女性部の40周年杵式典へ。かつてなく中小企業の経営が大変な中で、それを乗り越え、飛躍しようという気概に満ちた式典だった。融資のこと、国保税のこと、公共事業のこと、まちづくり。ともに議論する機会があったらいいねと思った。「伊都美術館で絵手紙展をしてるから、みてください」と声をかけられていたので、帰りに寄る。目からウロコとはこのこと?みなさん、たいした芸術家です。公民館のサークルとは思えない。大胆で奔放ではみ出しそうな太い字。明るく懐かしい色使い。「もったいないとありがとうが口ぐせ・・・」というお母さんのことを書かれた大きな絵手紙には、思わず涙ぐんでしまった。謙虚で控えめで、働き者のお母さんが、そこに立っているかのようで。夜、何軒かたずねると、防衛庁のゆちゃくのことで話がもりあがった。軍需産業上位15社に防衛賞の天下り475人とは!受注7割が自民に多額の献金と。(今朝の赤旗しんぶん)庶民のくらしの大変さからみると、あまりにひどすぎる。


白鳩保育園のバザーに行ったら、若いお母さんたちが、「うちの子、来年、卒園なんです」「学童に預けようと思ってるけど、土曜日はあいてないんでしょう?心配で…」と口々。「喜んで! 来年度から、土曜日も開所するようになったのよ」「えっ、ほんとうですか?」「3年位前、請願を出したでしょう。あの時は、他の議員たちが反対してダメだったけど、市民の願いを無視できなかったのよ。よかったわね」「前原の風に書いてくださいよ。みんな知らないから・・・」ただ、市が直接運営する形態から、指定管理者制度に変わるため、働く指導員さんの労働条件や、保育の安全面を今後、気をつけて見ていかなければ。中学校の給食も、いよいよ来年度から全中学校で開始される。毎夜、あちこちで集まり、自校直営の給食実現をもとめ、署名に歩いたのを思い出す。結局、自校方式の民間委託になったが、どんな会社に民間委託されるか、それが問題。


きのう、きょうは、伊都ファームパークの収穫祭。前日の雨で、どうなるかと心配したけれど、秋晴れ。満員の食堂で、農家の女性たちがつくった、大どんぶり一杯100円の豚汁を食べている私と夫。その前で、3人の高齢の女性が糸島ちりと牛丼をたべていた。「安かねえ!これで300円やて。味もよかし、肉もたっぷり入っとるわ」「野菜が新鮮やもん・・・」ふと、わたしと目が合った向かいの女性が、「豚汁もおいしかでしょ?」と聞くので、「はい。具だくさんで、野菜があまいですよ。大根とかとくに」というと、うんうんと満足そう。もちをつくぺったん、ぺったんという音、「ぽーん!」とポン菓子のはじける音。ただようさまざまな食べ物のいい匂い。遠くに見えるコスモス畑。大根おろしでつきたてのおモチをほおばり、焼きたての手造りのソーセージをかじり、雷山の森で陶芸をしたある女性の、いかにもふくよかな女性らしさを感じさせる色と形のお皿やおわんを眺め、苔むしたこけ玉の自然の味わいに感心しながら、大量の野菜と花を買い込み、思いがけない人に久しぶりに会って、手を握り合ったり・・・お土産に買った漬物屋さんの「大根のまるぼし」が、また最高だった。糸島の自然を満喫できる収穫祭は、生産者も、市の職員も、私たち市民も心から楽しめる行事のひとつかも。だけど、今年の農家の実情は深刻。豊作なのに、手取りが減る。柳川市では、9月30日、1300人の農家が集まって、「自民党農政、見直せ!」と怒りののろしをあげた。写真を見ると、大勢の、頭にハチマキをしめ、もんぺにかっぽうぎをつけた農家のおばちゃん、おじちゃんが、いっせいにこぶしを突き上げていた。すごい。一人ひとりの顔が、ふるさとの懐かしいおじさん、おばさんに見えてくる。食の安定供給だけでなく、水や森林の保全、自然と環境、国土の保全に果たす農業の役割を、国はもっと認識すべき。


放蕩息子と結婚?

2007年10月26日

志摩町では、11月25日は、合併の是非を問う住民投票。この1ヶ月、志摩町の住民の方々から、前原市の財政状況や市政のようすを聞かれることが多かった。古川議員ともども、あちこちで話をさせてもらった。「前原はそげん、借金があるとですか! 500億は、太かばい」「貧乏人同志結婚したかて、財政はようなんらんばい」「伊藤議員がいわっしゃあごと、財政難ゆうのに、中央ルートとか、区画整理事業とか、志摩のもんには、関係なかでっしょう」「金づかいの荒い、放蕩息子と結婚するごたあもんたい」「農協や漁協が合併して、農協の支店がのうなって、それだけでもさびれたって、みんな実感しござるとよ・・・」「そうそう。ほんとは、みな、合併なんかしたくなかとたい」長野県栄村、福島県矢祭町、奈良県山添村、山形県小国町・・・全国で、合併せずにがんばっている町や村はたくさんあります。わざわざ視察に行かなくても、インターネットでも検索できる時代なのだから。「町長には、そういうところを勉強してもろて、前原との合併だけはやめてほしかねえ」


今朝25日の赤旗日刊紙に、どーんと書いてあった。県民のつよぴ批判をあびていた新幹線「南びわこ駅」建設が、中止になるって。28日に、促進協議会の会長の嘉田由紀子知事が、報告する予定。栗東市長は推進派だから、さぞ悔しいことでしょう。とにかく、駅舎建設費240億円と周辺開発費が、すべて地元負担の計画だった。それにたいして、県民は繰り返し、住民投票を求める直接請求などの運動を、全県に広げて、事実上の中止に追い込んだそうな。県と市の計画、中央ルート反対でたたかう私たちも、大いに励まされるね!きのうのNHK「クローズアップ現代」。第3セクターの借金で、自治体が破産に追い込まれつつある・・・と。すさまじい内容だった。リゾート施設や巨大な産業団地などで借金だらけになって、自治体が破産して、住民に必要な、介護事業などの福祉・教育等のあたりまえの市民サービスができなくなったら、なんと愚かなことだろう。


「いとうさん、手を振ったのに、シカトしたわね。どうしたのよ」「あっ、ごめん。最近、ストレスと眼精疲労で視力が落ちて、人の顔がよく見えないのよ。」「メガネを買い換えれば、すむじゃない」「うーん。これ以上強くすると、頭がいたくなっちゃうでしょ。パソコン、見るのも苦になるのよ。」「仕事減らしな!」地域でわたしが知っている薬害肝炎の被害者のみなさん。裁判の支援に通っているご夫婦もある。先日のテレビのニュース、「厚生労働省」が、薬害肝炎被害者の名簿を倉庫に置きっぱなしにしていた…裁判をたたかっている女性が、涙を流しながら抗議していて、胸を打たれた。不当なことはたくさんあるけど、ストレスに負けずに、たたかい続けよう。さっき、ある老婦人と道で会話。ゴミ置き場にゴミ出しにいくとちゅう、水路に落ちて大怪我をした。それ以来、足が悪くて病院通い。外出は電動車いす。「年寄り夫婦や障害者には、ゴミ捨て場まではきつい…。これがストレスよ」と。100メートル以上、離れたごみステーションまでもって行くところもある。市民から上記のような要望があれば、戸別収集で、家の前に置いても収集できるように、サービスをすべきなのです。なぜなら、そもそも、ゴミ収集は、一戸ごとの収集代金を業者に払っているのだから。年間3億円ものばく大な収集料金を。


今朝、市役所前で恒例の中央ルート反対の宣伝行動。「継続は力」です。「学校が始まって、朝の行動にはでられない」とか、いろいろあるけど、とにかく、続けましょう。初めての人が、3人、みえていたもんね。来月もよろしく!



120億円の中央ルート反対の「10月の座り込み」は、24日の水曜日、8時から8時半まで。前原市役所前でーす。早いもので、第5回目となりました。今年から3年間で、中央ルートに1億5千万円も借金をする。今朝は、波多江駅で演説。前原市は20億円しか貯金がないのに、500億円も借金をかかえて、大変な財政難。子どもの学校の校舎はぼろぼろ。税金、公共料金はつぎつぎ値上げ。9月議会で下水道料金をねあげしたけど、来年か再来年には、都市計画税を導入して、固定資産税にうわのせしようとしている。これじゃ、どんなに節約しても、くらしは苦しくなるばかり。このまま、中央ルートのような無駄な公共事業をつづけたら、市の財政は破たんしてしまう・・・。そうなったら、安心して老後をくらすことも、当たり前の市民サービスも受けられなくなる。私は、日本共産党の議員になってまる9年。長野峠のトンネル計画 50億円。加布里のホテル救済の道路計画 8億円。東風小学校の庭園つくり 7億円・・・古川議員といろんな無駄な事業を議会で追及し、前原の風で市民にわかりやすく知らせ、市民とともに計画中止に追い込んできた。こんども、あきらめずに行動し続ければ、必ずやめさせらると信じている。いまも思い出して笑ってしまうのが、トンネル計画について質問したときのこと。「ほとんど車が通らない山に、50億円ものトンネルは必要はない」というと、当時の市長は、「夢のあるトンネルをつくりたい」と答弁。(傍聴に来ていた人たちが、あきれて「トンネルの中に、映画館でもつくる気か?」)つぎつぎと、どうしてこうも市民の願いとかけ離れた無駄な事業を思いつくのか?優先順位を考よう!お金ないんだから。ちなみに、財政破綻した夕張市が、去年の十一月、明らかにした財政再建の枠組み案は、① 赤字360億円を20年間で解消。② 市職員を3年で六割減。年収四割減。③ 七校の小学校を一校に。  養護老人ホーム廃止。介護ヘルパー派遣事業廃止。  図書館廃止。子育て支援センター廃止。公共施設の統廃合などなど・・・④ 市民税、固定資産税、軽自動車税の値上げ、保育料値上げ、等々・・・市民から、「住民負担は全国最高、行政サービスは全国最低か!」と怒りの声があがったのも当然。夕張市の財政破たんには、国や県の責任も大きかった。炭鉱閉山後の処理や、地方交付税の削減等など。くわしくは、「夕張、破綻と再生」(自治体研究社)参照


稲刈り終わった田んぼの前に,Aさんのうちがある。トラクターがあったので立ち寄ると、真っ黒に日焼けしたAさんが、「ちょっと茶でも飲まんですか」と言って、コーヒーを入れてくれた。米価が安くて、いつまで米作りができるかという話になった。子どもも後をつぐ気はないらしい。農民新聞に、米農家の自給が256円とかいてあったけど、これでは日本の農業がすたれて、自給率がおちるはず。「園芸に切り替えても、うまくいくかわからない。せめて福岡市並の補助金があったら…」「トーモロコシなんかの家畜肥料が、バイオエネルギーの需要のために、値段があがって、酪農かも大変」と、いろんな話になった。真っ黒に日焼けして、汗だくに働くひとが、安心して暮らせるような農政にしないと、環境も水も山も守れない。「開発で、土地が高く売れたらいいと思っている百姓ばかりじゃなかとです。こげん働いても、農業で暮らせない今の政治が悪かとです」12月議会は、農業問題と、ゴミの問題をとりあげよう。


朝、ニュース作りをしていたら、Mさんが電動のこぎりを持ってきて、「忙しいでしょう。庭の植木を切りましょうか?」と言って、あっという間に庭をきれいにしてくださった。近所の奥さんが、「きれいになりましたね」とにこにこ。「おかげさまで。いつもすみません。やぶみたいで…」「いいですよ」とにかく、いろんな人の親切のおかげで、わが家はなんとか回ってます。健康のために、ヨガを始めようと思っているけど、バタバタ忙しくなかなか始められないので、とりあえず歩くことにした。ある七十代の男性から、「心臓にペースメーカー入れてから、調子悪かったとよ。でも、朝晩1時間、歩き始めてから、元気ハツラツ。前原の風配ってあげよう」わあ、うれしい!「伊藤議員も、だまされたと思って、歩いてみればよかよ」といわれ…そこで、きのう、今日と、書類を放りだしたまま、それっと歩きに出た。朝日を見たり、夕日を見たり。まだ二日だけど。「おかあさん、三日坊主よ」と娘。「あら、ちよこさん。また歩き?」と静香さん。(夫の母)夜の会議が続いたりすると、続けられるか心配。そうだ!歩いた日は、夫から200円、ご褒美をもらおう。コーヒー豆を買う「ぶたさんの貯金ばこ」に、彼が毎晩小銭を入れてくれることになった。胃がんの手術をして、ちょうど3年。3年前の今頃は、井上病院の3階の窓から、秋空と稲刈りの田んぼを眺めていたっけ。


志摩町で、11月25日に合併の是非を問う住民投票が行なわれる。「財政がきびしいから、前原と合併する」と町長は言っているらしい。合併相手の(結婚相手の)前原の財政状況をご存知だろうか?一市二町の財政状況        志摩町       前原市      二丈町人口17、738人     68、727人13、601人積立金   8億円       26億円15億円借金 総額  92億円      535億円82億円一人あたり借金52万円       78万円60万円経常収支比率96,5%      96,7%93,2%※平成18年度決算による※借金には,地方債の他、特別会計、企業会計、債務負担行為、 土地開発公社、消防厚生施設組合分も含む。 経常収支比率は、75%以下が望ましいといわれる。97%近いというのは、市の財政は、ほとんど全く余裕がないということ。今年から、市が無料でおこなっていた子供向けの映画会が中止になった。50万円節約できたと市はいうが、どんなに節約しても、以下のような事業を優先していては、財政破たんしてしまう。     合併後も優先される前原中心の大型公共事業120億円の中央ルート          潤地域に、JRをくぐる地下8メートル、4車線の巨大道路計画。          はじめ100億円だったのが、最近120億円にふくれた。     07年度からの3ヵ年で、約1億5千万円も借金の予定。産業団地計画(200ha)          前原インター周辺ふくめ、数十億から数百億円の開発計画。     ゼネコン、一部土建業者対象の土木事業。国、県の補助なし区画整理事業          総事業費22億円の予定。いま協議中。     浦志地区の水田を開発し、1300戸の住宅を増やす計画。100億円・広域基幹林道       雷山山系に百億円の道路づくり。毎年1億円もの税金を使う。大雨のたびに山や道路が崩れ、市の税金で補修している。それだけで、3億円前           後の修理代がかかっている。みなさん、どう思いますか?学校の電気がきれても、ガラスが割れても、すぐに修理できないほど、財政が大変な中で、上記の事業を絶対にやる必要があるのかどうか・・・


きのう、志摩町で一市二町の障がい者の運動会が開かれ、私も飛び入りでいっしょに玉入れをしたり、「お茶しましょ」の協議に参加して、とても楽しかった。車イスの人も、知的障害のある人も、聴覚障害の人も…その他さまざまな障害をもつ人たちが、一同に会して青空のもと、ゆっくり、のんびり協議しながら、笑顔で交流した。バザーも、てづくりのかりんとうでも、カレーでも、ケーキやクッキーなどのお菓子でも、とにかく安いのに、心がこもってほんとにおいしい。すごく得をした気分になる。「いとうちよこさん、でしょ?」と20代の女の子が、にっこり笑顔で声をかけてきた。「あら、どうして私の名前知ってるの?」と聞くと、「だって、ずっとまえ、パン屋のさぎょうしょにいたとき、よくきてくれてた、おぼえてるもん…」と。うれしかったね!市や町の福祉関係の職員や、学校の先生たち、保護者やボランティアの人たちが、生き生きと手伝っているようすは、気持ちがよかった。願わくば、もっと福祉予算をふやして、障害者が元気の出る町に!昼からは、午後2時と夜7時に、「日本の青空」の映画が伊都文化会館であったので、事務局の手伝いに行った。これも、楽しかった。夜の部は、娘もいっしょに映画を見た。日本国憲法9条の成り立ちについて、戦争の悲惨さについて、少しは学んでくれたかな。チケットを一生けんめい売って、映画の成功にがんばったみなさん。おつかれさま。さて、今日は、あさから波多江校区の運動会。笑顔や歓声が天まで届くような、これも楽しい運動会だった。準備の役員さんたち、ほんとにごくろうさま。自転車のタイヤのレールで輪まわしする競技にでたけど、後半、調子付いて全力疾走した。きのうと今日は、たくさんの市民と交流できて、ほんとに楽しかった。ビラつくりで、頭やら肩やら首やら、凝ってくたびれていたのが、さっぱりして、きょうはとてもいい気分。さあ、明日からもがんばりましょ!


救急車の行き先…

2007年10月12日

急に容態が悪くなった知人が、救急病院に行くのを見送って、さきほど帰ってきた。かかっていた福岡市の大きな病院が、ベッドがないと受け入れなかったため、希望の病院へは行けなかった。心配だ。診療拒否で、たらい回しにされる患者の問題が、マスコミでも問題になっている。急に具合が悪くなっても、安心できる医療体制にしてほしい。先日、視察に行った栃木県の小山市(人口15万人)で、市立病院が市民の信頼を得ており、「救急車に乗せられたら、市立病院へ行ってくださいと市民が頼むほどです」と、職員が胸をはったのを思い出す。「赤字なんですが、市民の命には代えられません」…岩手県の葛巻町は、人口が一万もないのに、町立病院が住民の命を守っていた。人口の多少にかかわらず、「住民の命とくらし」を守る政策を優先すること。それが大切なことだと思う。さきほどの糸島の救急隊員(3人)は、夜中のことながら、きびきびと真剣に対応してくださった。早く元気になって、帰ってきて!


ベトちゃんの死

2007年10月08日

ベトナムのベトちゃんが、6日になくなった。米軍が散布した枯葉剤(猛毒のダイオキシンを含む)により、戦争後、多くの障害児が生まれた。弟のドクとベトは、下半身がつながって生まれた。1981年2月のこと。98年、分離手術をしたが、ベトは重い脳障害で寝たきりだった。ドクは、涙を流し、「兄の分までがんばって生きる」と。ふたりは、アメリカの「正義の戦争」という主張の不条理を、私たちに教えてくれる。自衛隊こそ、ベトナムへ行かなかったけれど、日本の米軍基地から毎日のように爆撃機がベトナムへ飛び立っていた戦争中。ベトナムが日本の米軍基地を攻撃しても、おかしくなかった。「アメリカは、ベトナム侵略戦争やめよ」「ベトナムへ募金をおくろう!」あのとき、戦争に巻き込まれなかったのは、平和憲法と日本の平和運動の力が大きかったと思う。今日は体調悪く、久しぶりに寝ていると、「あした、核兵器廃絶の署名にでてこれますか」と電話が入った。広島・長崎の原爆、ベトナムへの枯葉剤、イラクへのミサイル攻撃…無差別に無防備な民衆を大量に虐殺することが、許されていいものか?思想、信条が違っても、私たちは、平和の問題で手をつなぐことができる。13日には、午後2時と午後7時から、伊都文化会館で、「日本の青空」という、映画が上映される。日本国憲法9条(戦争放棄)を変えて、日本の自衛隊がアメリカといっしょに、世界中どこででも戦争できる国にしようとしているとき、ぜひ、多くの人に見ていただきたい映画です。


明日から視察で2泊3日いないわよ、というと、「あっ、ガラパゴスに行くんだ」と娘。それは、東京都知事でしょう。オオトカゲを見て、なんの役に立つか知らんけど、母さんは、東北。「東北もいっしょやん。視察はムダ、ムダ」と、てきびしい。そりゃ、視察に行っても、まったくレポート書かない議員はごろごろいるけど、母さんは、違うわよ。いつもレポート書いて、市民のみさなんに学んだことを知らせたり、なんと言っても、議会での質問に徹底的に役立ててるし。それでも、まだいろいろと反論してくる。議会より大変だ。たしかに、大方のことは、現地に行かなくても、調べることができる。こんどの9月議会のときには、入札、下水道料金値上げ問題で、私は福岡県庁、福岡市はじめ、20こえる役所に電話をかけて担当者から話を聞いたり、必要な書類は、ファックスで送ってもらったりした。国土交通省と経済産業省の大臣官房会計課に電話したときは、ちょうど安倍総理が突然やめちゃって、てんわやんやしていたときだったが、「すぐ事実を調べてから、ご連絡します」といって、かけ直してくれた。しかし、年に1回の視察で、思いがけない刺激と収穫を得ることも多い。市民の目線で視察に行くと、目的以外にもたくさん学べるから、議会の質問に大いに役立つ。たとえば、前原市の学校は、老朽化がひどい。東中など、メンテナンスすれば、50年はもつはずの鉄筋コンクリートの建物が、「わずか10年で老朽化してきた」と先生方に言われるほど。ある市に行ったとき、二十年たった学校施設が、どこも頑丈で、びくともしない。おどろいて聞けば、建築中は、市がきびしく施工管理をしていたそうだ。適正な工事と、適切なメンテナンスで、鉄筋の建物は長持ちするのだと。前原市では、建築に関して、施工管理を民間に委託している。市は、建物が建ってから、(外側から)竣工検査するだけ。耐震偽装の問題で、いかに、きちんとした施工管理が重要か、私たちは大きな犠牲をはらって学んだ。それでなくても、きちんとした公共事業をしないと、ばく大な税金の無駄になる。9月議会で、現実に、1昨年の公共工事で、簡単な業者の不正(虚偽の記載)を見抜けなかった事例をあげて、「不正を見抜き、きびしい行政指導ができるよう、建築を市で施工管理する」よう、改善を求めたが、市は「ノー」と言った。市民に知らせたら、なんと言うでしょう?(くわしくは、次の機会に。)てなわけで、今日から二白三日、出かけます。防災と生涯学習の件で、北上市と米沢市、小山市に。報告を楽しみに待っていてください。