今日は、伊都文化会館で、原発なくそう!九州玄海訴訟「いとしまの会」のイベントがあった。
映画「シェーナウの想い」
素晴らしい映画だった。
ドイツの人口2500人の小さな町で、チェルノブイリ原発事故をきっかけに、自然エネルギー社会を子どもたちにと、住民の力で電力会社を立ち上げるまでの感動のドキュメンタリー。
ユーチューブでも配信しているので、ご覧を!
トークライブは、福島県で被災し、妻、子と九州に避難してこられた木村雄一さん。
九州LOVOERS PROJECT代表)放射能管理区域よりも高い放射線の中で生きざるをえない理不尽さ。
わかりやすく語りながら、時折胸に迫るものがあるのか、言葉に詰まる場面も。新鮮な野菜を仲間たちと作り福島へ送る活動や、福島の子どもたちを九州によぶ保養プロジェクトの話など、感銘を受けた。
原発なくそう!九州玄海訴訟の弁護団から、池永弁護士が「原告団に入って、いっしょにたたかいましょう」と訴え、地元からは岡部弁護士が話された。
会場が満員で、本当によかった。
菜の花プロジェクトの女性の明るい司会も素敵でした。
『フォレストアドベンチャー』をめぐる市有地の契約解除と新契約のドタバタに関連して。
蒸し暑かった今日。
やっと「糸島の風」の印刷と「号外の印刷」が終わりました。
「法令順守の当たり前のことが守られていないのですね」と森林公園民営化問題ではたくさんの方から声をかけられました。
しかも3月に木の香ランドキャンプ場と、樋ノ口ハイランド森林公園を民営化したのに、市の当初予算にはその管理運営費がそのまま計上され、6月議会でも減額されませんでした。
今度の臨時議会で、パシフィックネットワークに引き継いだ時点でやっと減額したところを見ると、パシフィック社への経営権移行を、市は予想していたのではないかと疑っています。
急な展開に計画倒産ではないかとのうわさもありますが、もっと調べないとわかりません。気の毒なのは、市がバックアップしているということで、出資した「善意」の市民です。
市が「大丈夫」と言えば、ふつう人は信じます。荒廃林の再生を願う人々が、出資したのです。
市は、ネイチャー社の財政の行き詰まりに「チェックが甘かった」と言っていますが、違います。
市は「チェックが甘かったのではなく、チェックしなかったのです」前代未聞の3か月契約解除は、起こるべくして起こったのです。
もし、ネイチャー社が、出資者から「詐欺だ」と非難されるとしたら、その原因を作ったのは、糸島市であると断言できます。
こうなると、ネイチャー社自身も、気の毒です。
半年間、市を信じて会社をつくり、二丈の地元へ頭を下げに行き、スタッフを集め、いざ開業を前に東京のパシフィック社に経営権を奪われ、ふんだりけったりです。
21日は、フォレストアドベンチャーがオープンします。
主役は木村氏からパシフィックの金丸一郎氏へ。
民間企業のイベントのオープンのために、市が費やした基幹林道の工事費と部長ら幹部職員の人件費は、相当なもの。
これもまた税金の無駄遣いです。
古川議員が、市議会議員20年の永年勤続の表彰を市議会議長会から受けました。
古川議員は、日本共産党の議員として、長年にわたり「前原の風」の配布をはじめ、こつこつとがんばってきました。
特にうれしかったのは、古川議員が、昨年、一昨年と、猛暑で大変な学校現場にエアコンの設置を求めて議会で要望するなか、今年度、各教室に大型扇風機が4台ずつ実現できたのです。
子どもや先生から「教室の空気が全然ちがう。気持ちいい」という声を聴くと、本当にうれしくなります。
よかった!よかった!古川議員も、市民の喜ぶ声が一番うれしそう。
8月には、日本共産党議員団は、新婦人のみなさんや大工さんと、学校訪問して、学校の老朽化状況を調べます。
身近な公共事業で、地場業者に仕事をつくること。
これが私たちの願いです。
有田議長も、議長8年の表彰を受けられたので、今日はそのお祝いがいっしょに開かれました。
13年前、有田議長が一般質問で「南風小学校の建設で、下請けは市外の業者ばかり。これでは地場業者の振興にならない」という質問をされたので、私は共感して、有田議員の家に電話し「今日の質問はよかったです」と言った覚えがあります。
是々非々ですから。
健康にめぐまれ、市民のみなさんが支持してくださるからこそ、長年の議員活動ができるのです。
ありがたいですね。古川議員、これからも健康に気を付けて、夏バテしないようにがんばってくださいね。
そして、わたしとひわだ議員をどうぞよろしくおねがいします。
糸島の風7月号より(6月13日の一般質問の一部)
事業費16億円の前原東区画整理事業と浦志駅は、「平成建設が最大の利害関係者」伊藤議員は、篠原・浦志に1千戸の住宅を建設する前原東区画整理事業で
①住宅を建設する4業者のうち糸島の業者は平成建設だけであること
②会社が「浦志駅ができるから家を建てないか」と営業していること
をあげ「区画整理事業と浦志駅の最大の利害関係者は平成建設」と指摘しました。
※JRは「浦志駅」の建設を決定していません。
地場産業の振興と、中心市街地活性化について 伊藤議員は「開発事業の多くが平成建設がらみ。市民から『平成王国』と言われている。もっと地場業者(3千業者)の振興に力をいれよ」と述べ、以下の提案をしました。
○サンリブ閉店後の対策は…
①低料金のコミュニテイバスを走らせ、周辺部と中心部を結び、買い物難民の解消と消費の拡大をはかる。
②街中公民館として、空き店舗の活用をはかる。健康・文化教室等々。
○住宅リフォーム制度被災住宅や老朽住宅の修繕を補助する制度。建設業者に仕事が増える。
○中小業者の仕事を増やす生活道路、水路、ため池、学校修繕など行政区・学校などからの要望を優先する。
学校の消耗品費が足りずに、PTAがコピー用紙代や、給食の台車の修理費を出したり、年に何十万円も寄付しているところがあります。
子どもたちや障がい者のためのわずか、百円、千円を節約するのに、ごく一部の利害関係者しか喜ばない事業に、どどーんと16億円の税金が使われる。
納得できません。
ところで、潤の中央ルートも、国道北側が40億円かかりましたが、いよいよ南側へ四車線の巨大地下道路をつくろうとしています。
いいかげんにしてほしいです。市民の生活は苦しく、税金の支払いが大変な人が増えているのですから。
糸島の風 7月号から
6月議会13日の一般質問より5月22日、波多江の飲料工場から下流の水路を、茶色い綿のようなものが大量に流れ、池田の水路はどろどろでした。
夕方、伊藤千代子議員が住民の通報で工場に駆けつけると、排水溝ではなく雨水溝から強烈な悪臭がしていました。(市の担当者もそこにいた)
しかし市は、工場の上流はきれいだったと認めつつ、「工場排水の水質は異常なく、原因は特定できなかった」と答弁しました。
綿のような物質やヘドロの検査はしていません。
田植え前に市のたいせつな農業用水路が汚されたのに、担当課が現場を見に来たのは6月になってからです。
5月27日は町内のみぞ掃除で、住民は悪臭と大量のヘドロに苦労し
「去年も梅雨前にこんなことがあった」
「本当に浄化槽を使っているのか。そのままながしているのでは?」
「硫化水素かアンモニアの臭いでは?」と心配しています。
伊藤議員が「工場が周船寺にあった2001年4月にも、工場排水をそのまま川に流し、福岡市の命令でバキュームカー十台のヘドロを回収した。
松本市長もきびしい対応をとっていただきたい!」と求めましたが、誠実な答弁はありませんでした。
※田植えが終わった6月25日、大雨の前後に、今度は赤紫色の水が工場下流の水路を流れた。
地方自治法244条で、指定管理者になれるのは、法人か団体だけです。
1月末まだ会社がなく、応募資格がなかったネイチャー社の指定管理者への応募申請書を受理して、事務をすすめていました。
議会や選考会でうそ偽りの説明をし、市民の大切なキャンプ場と森林公園を「無料で十年貸す」という異例の民営化が、おこなわれたのです。
公平・公正であるべき市役所の事務が侵されていたわけで、公務員としてあるまじきことです。
業者選定において、はじめから本命が決まっていたなら、官製談合と同じ。
会社もないうちから本命に決まっていたというなら、さらに悪質です。
恐ろしくなりました。
木の香ランドのキャンプ場ほか森林公園の民営化をめぐる経過12月16日~市長が建設産業委員会議員の紹介で木村氏と会い、協力を約束。 職員に命じて計画をすすめさせる。
1月末~市が森林公園の指定管理者を募集。
会社を経営しておらず、応募資格がないのに、木村氏が応募する。
登記事項証明書や前年度事業報告書も提出できていないのに、 市が申請書を受理する。
2月3日~指定管理者選考会で、虚偽の説明。
2月13日~建設産業委員会で、虚偽の説明。
2月22日~木村氏が(株)ネイチャースピリットを設立。社長になる。
2月23日~「林間施設を暴力団排除施設からはずし、 ネイチャー社に10年間、無料で貸す議案」を市が議員に配る。
3月議会~建設産業委員会で審議・可決。
本会議で可決。(日本共産党は反対)
4月~市、「林道整備で支援する」と表明。
5月臨時議会~林道整備費7千万円の補正予算案が可決。(日本共産党は反対)
6月~ネイチャー社が7月から山頂付近で開業する「フォレストアドベンチャー」まで、 アクセス道路となる広域基幹林道(雷山、白糸)を約6千万円で整備する。