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コロナ禍で広がる格差貧困
平成グループとの随意契約



「コロナで子どもが雇い止めに…」
コロナ禍で実に多くの人が、思いがけなく収入の道が絶たれ、困窮しています。
先日お会いした方が「年金でほそぼそ暮らしているところへ、都会からコロナで雇い止めにあった子どもが帰ってきた」と言われました。
なんとか就職したが、給料の安いのにびっくり。
「息子は30才を過ぎているのに日給、月給で食べるのがやっとです」とのこと。
派遣労働がまん延して以来、年収200万円以下の貧困ラインで働かされる若者が急増しているのです。
「結婚できない」「生活が苦しく、子どもを持てない」という若者世代の悩みを国や自治体は真剣に受け止め、真面目に働いたら暮らせる社会へ、税金の使い道を変えるべきです。
格差と貧困が連鎖する社会は、希望がありません。

平成グループとの随意契約2件で約6億円
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これは4月1日と5月1日に市が結んだ契約書の一部。随意契約で毎年必ず締結します。
(株)環境技研と(株)環境設備公社は、どちらも西原幸作氏が会長を務める平成グループの企業で、社長は2社とも御子息の金城一寿氏。
契約額は環境技研が約2億7千万円。環境設備公社が約3億5千万円であわせて約6億円。
昨年度の正確な数字は9月の決算委員会で質疑し、お知らせします。


糸島市にとって平成グループは最大の利害関係者
西原幸作氏が社長を務める(株)へいせいは、雷山運動公園事業における落札者の一員です。落札率99.99%の事業契約(約57億7千万円)議案が、6月議会で議決されたばかり。
さらに西原社長が大口地権者となっている広大な山林は市の産業団地に指定され、職員が販売の事務を行っています。
市長が提案し、議会が議決することで、平成グループは年々大きく業績を伸ばしてきました



至れり尽くせりのごみ収集運搬委託
環境技研などのごみ収集運搬業者への委託は長年随意契約で行われ、委託の仕方も公務員並みの人権費、4年に1回パッカー車代を1000万円支給するなど、至れり尽くせりの内容になっています。
これについては、2011年12年月議会の古川忠正議員(共産党)の質問と私の2015年6月議会の質問をごらんください。

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糸島の風11号 議会報告

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糸島の風30号 議会報告

ゴミ収集運搬業は、市民生活に密着した大切な公務労働であり、労働者の人権を守るためにも適切な委託料を支払うのは当然です。
しかし世帯割で高い委託料を市が支払っているのに、住民サービスには実に種々の問題があります。

99.99%の入札価格が満点の評価
雷山運動公園の事業者選定


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雷山に建設される運動公園

契約の相手方と契約金額
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清水建設、(株)へいせい、松吉建設等が行う建設費は45億円

今回の入札結果「落札率99.99%」は明らかに高い
もしこれが落札率90%だったなら、5億7千万円以上の税金が節約できたはず。
そうすれば、貧困対策やコロナ対策などの事業にもっと予算を回せたではないか。
糸島市は今後、教育、福祉や公共インフラの維持に多大な予算が必要になる。
市は財政難で小さな工事なども入札で価格を下げる努力を必死にしている。
しかし今回の50億を超える大型事業の業者選定では、落札率99.99%の入札価格を審査委員会は最高点で評価していた。
いったいどういうことなのか?

   「価格審査の結果は以下の通り」 (入札価格は税抜き) 
項目      合人社計画研究所グループ
入札価格     5,245,066,241円=52億4506万6241円  
価格評価点    250点=満点


価格評価の最高点は、250点。
事業者選定委員会の審査結果で、落札率99.99%という予定価格ぎりぎりの入札価格が、なぜ最高点をゲットできたのか?
それは価格評価点の出し方(得点化の方法)にあった。

                     入札参加者のうち最も低い入札価格
価格評価点=価格審査の配点(250点)× -----------------------------------------
                        入札参加者の入札価格


1者入札のため、入札参加者のうち最も低い入札価格=入札参加者の入札価格。
よって、250点×1=250点(最高点)

この審査方法なら、1者入札である限りどんな高値で入札しても、必ず最高点を得ることができるというわけだ。

市の執行部は入札以前から「本事業はDBO方式の設計、施工、管理一括方式であることから、価格点を高くする必要はない」と、高値落札を容認する言動をしていた。
審査会でも「本事業はDBO方式の設計、施工、管理一括方式であることから、従来方式に比べ、事業費は抑えられていると考えており、価格点を高くする必要もない」と委員に述べていた。
DBOが絶対に価格が安くなるという根拠はどこにもない。
1者入札なら、かえって高値で落札されてしまう。
審査委員会の大学の先生方や一般市民の審査委員は、市の窮迫した財政事情まで詳しくご存じなかっただろう。
高値落札の入札結果による市への負担。利用者を過大に見積もったとしか思えない今回の事業費。
この結果は執行部の責任が大きいと言わざるを得ない。

背振山系に巨大風力発電計画


7月16日付の佐賀新聞によると、大和エネルギー(大阪本社)が唐津の七山と糸島の二丈にまたがる背振山系に2026年の運転開始をめざし、風力発電事業をすすめている。
高さ160メートルの風車は巨大である。(可也山の高さ365メートル)
風車1基3200キロワット、10基程度の予定という。

議会にはまったく話がないので詳しく知らなかったが、生活環境課で会社の環境配慮書が公開され、意見を8月11日まで求めていたので、私もネットで読んで意見を会社に送った。

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糸島市は福岡県で唯一、玄海原子力発電所のUPZ圏内にある。二丈は20キロ弱しかない
トイレなきマンションと言われる原発の危険性。福島での原発事故の悲惨さを思うとき、再生可能エネルギーへの転換は急務だ。
ただ巨大な風力発電の及ぼす生態系への影響もまた無視できない。
とくに山頂付近の広大な地域の森林開発とそれによる生態系の破壊、自然災害の問題等である。
市の話では、風車はすべて唐津市に建つらしいが、自然環境への影響はどうなのか?

建ててしまうと巨大なゆえに簡単に撤去できない
十分な調査検討が必要だと思う。


市民のみなさんへ
この夏も戦争の悲惨さと平和の大切さを考えさせられました。
平和、環境、生活。切に守りたいと思います。
「広報いとしま」の8月15日号。魯迅と鎌田誠一の記事に心打たれました。

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入札の前に会うんだね~どっちが市長だか?
57億7千万の雷山運動公園整備事業業

市始まって以来の巨額の入札結果を市長が発表したのは今年の3月31日
入札公告があったのは、去年の12月2日。
この写真が撮影されたのは、その数か月前。
政治倫理条例など皆無の緊張感のなさ。それが1者入札、落札率99.99%に表れたのでは…と疑念がわく。
巨額の事業を請け負いたいと、発注権者の市長に近づき情報を得たい業者は多い。
市にとってマイナスになる情報が、いつ企業側にもれるかわからない。
その責任を市のトップは常に自覚すべきではないのか。

総合評価方式の入札制度は、提案書を書かねばならない
57億7千万円という大事業を請け負うためには、何百ページも提案書を書かねばならない。
市から情報を取り寄せ、現地調査をし、入念な準備をしないと提案書など書けない。
他に事業者の動きがなかったら応札者が1者になることぐらい、市には想定内だったろう。
そのことが利害関係者に漏れていなかったか?


市民のみなさんへ
市長は、市民に替わって年間数百億円という仕事を発注する権限をもったエラい人(発注権者)。
市長個人のお金ではない。すべて税金ですから、その契約が公平で透明性があるように努めねばなりません。
先週、福岡市で公務員をしていたという方が電話をくださいました。
「こんな高値落札の入札を続けていたら市の財政は破綻しますよ。市民の負担が増えて大変になる」と心配しておられました。同感です。
利用者が半分しか見込めない提案書であるのに、なぜ問題にならないのか?
必要以上にでかい建物を建てるのはなぜか。


2019年3月議会で馬場企画部長は雷山運動公園の事業者選定について「談合等がないというふうな形でやらせていただきます」と答弁したが、果たしてどうだったでしょう?
市の答弁2019年3月議会

コロナ禍で多くの人が生活に困窮し、先の見えない不安が社会に満ちているとき、こんな高値落札の1者入札を見過ごすことはできません。
2016年2月、きららの湯の無償譲渡で、建設産業常任委員会に説明にきた馬場健康増進部長は「民営化でうまくいく」と言いましたが、そうなってはいません。


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みんな友達きららの湯の無償譲渡

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社長と市長は友達
7月20日「きららの湯をただでやるな!」の裁判を傍聴して家に帰り、夜、糸島新聞を読んでいたら、ある団体の広告が目にとまった。
懇親と奉仕を目的にした世界的にも有名な由緒ある団体で、主に会社の社長さんや事業主さんたち70人位で組織されているクラブが、暑中見舞いの広告をだしていた。

会員名も掲載されており、ずらり並ぶ取締役の中に「糸島市市長 月形祐二」の名前があった。
それになんと二丈温泉きららの湯をタダでもらった日食システム(株)代表取締役社長の名前も。

2人は同じクラブのお友達だったんだ。
「ああ…だから、日食システムが応募に必要な決算報告書を出すことができなかったのに、市長は応募を認めてあげたんだな…」

社長が別な会社の取締役としてこのクラブに所属していた頃、月形市長は自民党の県議だった。
長い付き合いなのに、議会では全く会ったこともない他人のように「無償譲渡」の議案を出したよね。
原告住民はね。一生懸命募金を集めて弁護士さん雇って、3年も「市の財産をただでやるな!」って裁判を続けてきたんだよ。それなのに。
市長はこの3年、ただの一度も住民の声を聞きにきたことないじゃない。
なのに、温泉ををタダであげた社長さんとは、同じクラブでプライベートにお友達付き合いをしてたんだ。
懇親会で、ゴルフで、新年会や総会で、この裁判中も友好を深めてあったのね…と思うと、いささか腹がたった。


社長と議員も友だち
この名簿には、糸島市議会副議長の堀田勉議員の名前もあった。
堀田議員と言えば、きららの湯を無償譲渡する提案にもっとも熱心に賛成の立場で質疑なさった議員だよ。●堀田勉議員「よう応募してくれた」  こちらをクリック
つまりさ、こういうことね。
きららの湯を無償譲渡する議案を提案した市長
きららの湯の議案に熱心に賛成した議員
きららの湯を無償譲渡された社長
この3人は、長年のお友達だったってこと。
糸島市には3千以上も業者があるんだよ。これは偶然? 
事前に打ち合わせしてたんじゃないの?って疑っちゃうよ。

もう一人、議員では平田雅紹議員の名前もあった。
平田議員は昨年の12月議会で、きららの湯について一般質問し、最後に日食システムへの無償譲渡を評価したよね。


市の利害関係者がずらり…(株)へいせいの社長も
この名簿には、きららの湯以外にも多額の財産を無償譲渡された法人や、公共施設に自分の会社をつくってビジネスしている社長さんの名前まで載っている。すごいなあ。
昨年度、雷山運動公園事業で、落札率99.99%を成し遂げたグループの一員、(株)へいせいと松吉建設(株)の代表取締役の名前もあった。本当にすごいね。

市長の力は絶大
年間、何百億円ものカネ(税金)を動かす。
契約したい業者は山のようにいる。
私は思う。
「政治倫理条例上、いかがなものか?」

市民のみなさんへ
糸島市社協ニュース「みんなのふくし」によると、令和元年度にフードバンクと協力して生活に困窮した方々へ食料を配布した件数は、43件だったそうです。
コロナ禍の今年は、相当増えるでしょう。
今日、あしたの食べものがないと来られた時、あたたかな対応ができる市役所でありたいものです。
ある障害者の方が、書類の申請を書くのが大変だったと言っていました。
コロナ禍の中で、派遣切りや閉店するお店も。
困難なときこそ、政治家が誰の声を聴くかは、とても大切ではないでしょうか。