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きのう、12月議会の議案の説明に執行部が建設産業委員会にきた。そのなかの議案第118号の工事契約の締結について市の簡単な説明があった。

それは、波多江公民館建設工事で、条件付き一般競争入札による契約の相手方は、株 へいせい(代表取締役 西原幸作氏)になったというもの。

契約金額は、2億595万9600円。

いま、ここを5717万円で造成工事をしているのも、株へいせいだ。

「造成だけでなく、建設工事もへいせいになったのか。なぜ?どうして? その経過は?」と疑問に思ったが、浦伊三次建設産業委員長は、職員に議案説明だけさせて、私たち議員にまったく質疑をさせなかった。


これでは行政のチェック機能は果たせない。去年の地域説明会のときから「建設はへいせいになる」とのうわさがあった。

その通りになった。

市長の言う「何でもいとしま」が、ますます「何でもへいせい」になりそうな予感がする。

今年度の予算書を見ると、造成費の予算は4364万円だった。

それが1400万円も増額になっている。

13%増し。建設工事の予算は、1億5119万円だったのが2億596万になったのだから、5500万円も増額になって、14%増し。

何が言いたいかというと、最低価格で落札したはずなのに、予算を大幅にオーバーしているのだ。県下最悪の財政難だというのに、これでは予算をたてる意味がない。

とにかく、市が入札の仕方をどのように「改善」したか、きっちり調べ上げる必要がある。

社長が、行政と議会とに太いパイプを持っていることは、ずいぶん前から気が付いていたが、こうまで見え見えのことをされると腹が立つ。

他の委員会では、ちゃんと質疑を認めているではないか。



前原駅そばのイリスロード商店街で、長年市民に親しまれたサンリブの解体工事が、11月15日からはじまりました。

福岡市に本社がある不動産業者が購入し、マンションを建てる予定だったらしいが、マンションの需要が落ち込んできたため、マンション計画は白紙に戻し、再検討中だそうです。

約6000㎡の跡地は、前原駅、市役所が近く、市の顔みたいなもの。

駅周辺は、多くの市民が集い、文化的で明るい雰囲気になってほしいと思います。

今日から、イリスロード沿いに産直市場とカフェがオープンすることもあり、バスの便を良くして、市街地がモノづくり、個性的なお店が集まる楽しい憩いのばになったらすてきです。

サンリブの跡地の活用について、会社は来年3月までに決定したいそうですが…市民に聞いてみると、「マンションやパチンコ店は、ぜったい嫌ね」「またお店ができてほしい」「市民プールとか市民のための健康センターはどうかしら」若い人も高齢者も使える健康センター。

いいですね。全国に視察に行くと、町民プール、市民プールがあって、高齢者や障がい者には無料券が配られ、生き生きと健康づくりをしているところもあります。

市民プールやさまざまな健康スポーツ教室などで、市民が足腰をきたえる機会が増えれば、高齢者の寝たきり予防に役立ち、医療費が下がり、年間ばく大な税金の節約になります。

市民が集まるようになれば、お店も増えて空き店舗も少なくなるでしょう。

浦志の1000戸の住宅開発に、税金を16億円も使うより、前原駅周辺の活性化こそ、いま優先的にやるべき事業だと思います。



台所で明日の夕飯の支度をしながら、いつものようにラジオを聴いていたら、乱立した政党とくるくる政党を渡り歩く政治家の様子を

「いまワシは、何党かね?と秘書に聞き…」という川柳を紹介していた。(日本共産党の市田忠義書記局長の記者会見の発言から)じゃが芋をむきながら、思わず笑ってしまった。自分の当選しか考えていない政治家のとぼけた顔が浮かぶ。政策などは、どうでもいいのね。



約50年間にわたり国策として原発を推進し、原発事故後も「原発ゼロは実現不可能な夢」と安倍晋三総裁が発言するなど、原発推進を続ける自由民主党に抗議をと、市民が東京都千代田区の自民党本部前に集まり「原発いらない」とアピールした。

首都圏反原発連合の呼びかけでおこなわれた。九電など電力会社前の反対行動は頻繁にあっているが、政党本部前は初めてでは…地震大国日本に「安全神話」をふりまいて、ウソにやらせに事故の隠ぺいなどあらゆることをして、50数基もの原発をつくり、原発事故後も一言の反省もない。

それどころか海外に原発を売り込んで輸出し、金もうけしようとしている大企業、大手原発プラントメーカーの利益を守る立場に立ち続けている。

糸島市議会でも「避難計画さえできていないのに、原発の再稼働はやめてほしい」と願う市民からの議会請願にずっと反対し続けているのが、議会の3分の2を占める自民系議員と公明党だ。玄海原発の風下地域で、早い時はわずか1時間で放射能が到達するわが町、「天気は」西から変わる(西風はたいてい1年中)福島なみの原発事故が起きたら、「東へ逃げる」など不可能な状況だ。

たくさんの高齢者や入院患者や子どもたち。北には海。南には雷山山系。風上に逃げることなど不可能な地域だから、国道は大渋滞となって、大パニックに陥るだろう。

そしていま、いつ終わるとも知れない避難生活を強いられている福島の16万人の原発事故被災者と同じ運命をたどることになりかねない。人ごとと思えないのである。

それを議論せずして、何が市議会か?

わずか1週間で100ミリシーベルトの汚染となれば、自宅に帰ることなど不可能だろう。

この深刻で重大な原発問題を、市長は、「あまり言ってほしくない」と繰り返す。浦志につくる前原東土地区画整理事業でつくる約1000戸の住宅を販売することが、今の糸島市の最重要課題だからだ。

市長の願いにこたえて、議会で原発関連の質問をする議員は、ほとんどいない。(区画整理の保留地に住宅を建てる業者は、市内では(株)へいせいだけであることが、今年わかった)



11月16日の建設産業委員会で、U委員長は、次のように言いました。

「この委員会で、はじめの一年は委員会で質疑を認めなかった。原点にもどって、また質疑を認めない…」私は唖然としました。

つまり、執行部が議案の説明に来ても、浦委員長は職員に説明だけさせて、議員がそれについて疑問点を確認したり「これはどういうことか?」と尋ねたり、「これにかかる税金はいくらか?」とか、「この会社は所在はどこで、いつ設立されたのか?」などと聞くことを許さないと言うのです。


「そんなバカな! 議論を尽くすべき議会で、行政をチェックすべき議会で、それでは議員の役割は果たせないでしょう!でたらめな!」と、全国のみさなんは驚くでしょう。

しかし三年前そうだったのです。私は「こんな議会でいいのでしょうか?」と「糸島の風」に記事を書き、委員会でも「質疑を認めよ」と主張しました。

そんな中で、二年前、ようやく質疑を認めたるようになったのです。

しかしまた「認めない」と言いだしました。私以外、この自民系の委員長に反対意見を言う議員はいないので、すぐ「賛成!」となりました。

しかし、執行部に対する質疑を認めなかったら、喜ぶのは行政です。

市長です。この人が、松本市長と大の仲良しだと私はよく知っていますが、ここまでするとはあきれました。

林間施設の民営化問題で、ウソややらせを行っているのを見破ることができたのは、建設産業委員会の質疑がきっかけでした。市の会計をトンネルにして、市長が会長をつとめる浦志の新駅期成会に2300万円寄付したのが九星飲料だとわかったのは、議案説明の質疑からでした。

真実は、執行部の説明に「疑問点を問いただす」中で、明らかになります。

それをさせないということは…市民に知られたくないことを、議会で追及されたくないことを、12月議会でまた出そうとしているんだ…」と疑わざるをえません。



2003年(平成15年)からはじまった国道赤坂橋の架け替え工事が、年内に完成する。(仮橋の撤去など一部の工事は年を越すが…)

長い間、工事中で通りにくく渋滞状況になることもあったので、近隣住民、関係者に喜ばれるだろう。

橋の前後の歩道の整備を含め、22億円の事業費がかかったが、多くの人にとって、必要なインフラ整備、生活道路の整備はきちんとしてほしいもの。

築90年だった赤坂橋。

大雨のたびに増水して道路にあふれたり、みんな心配していた。今までありがとう。

そしてまた、これからもよろしくお願いします。

波多江校区に築80年の久保田橋があり、これもかなり老朽化し、狭いのに交通量が多く、交通事故もおきて地域住民が不安をかかえている。

これは市道の一部なので、市の責任で架け替えなければならない。

県が東風校区の潤につくっているあの中央ルートの国道北側だけで、40億円。住宅の移転補償費が一番大きい。

ムダな事業をするのは、なんともったいないことか。


× × ×今日、衆議院が解散した。生活に苦しむ人がこんなにいる時代に、税金のムダづかいをやめれば、もっともっと多くの人が救われる。

今日は建設産業委員会があり、また驚くようなことがあった。それはまた今度…



9月の決算員会の質疑でわかったことだが、市が昨年度、商工振興費として約3000ある地場業者へ出した産業振興費は「がんばる中小企業者応援補助金」で、総額391万8000円だった。恩恵を受けたのは、全部でわずか25業者。

1業者あたり15万円にしかならない。そのいっぽう、市の産業団地に移転してきた「G食品」に対しては、この1社に「雇用奨励金」として720万円を補助金として出した。約1400業者を組織している商工会でさえ、補助金の額は1485万4000円だった。

市は、「G食品に36人が雇用された」と誇らしげにいうが、中身を聞くと、34人がパートで正職員はわずか2人という。そんな会社は市内にいくらでもある。

苦労して苦労して税金を収めている地場業者には、すずめのなみだのような補助金。よそからくる業者には、税金で多額の補助金。

なぜ?地場産業の振興よりも、産業団地の建設や企業誘致に力を入れているからだ。何億円、何十億円もかけて産業団地をつくり、そこへ来る業者に多額の補助金をだすより、いま、糸島市で頑張っている地場業者の振興のために、もっともっと、いっしょに知恵をしぼり、お金も出すべきだ。

すでに企業誘致はどこも破綻している。

産業団地が売れずに塩漬けになっていたり、大企業に何十億円という補助金を出して誘致したが、景気が悪くなるとすぐに撤退して、町がさびれてしまった、と言う状況だ。そんなまちづくりは、もう、はやらない。

その町で生まれ、そのまちを愛し、その町で小さいながらも事業活動を続ける地場業者こそ、これからのまちづくりの主役になるべき人たちだ。

糸島には、個性的なまちづくりの条件がある。

素材だけでなく、魅力的な職種や腕のいい職人もたくさん。豊かな農産物を活用して食品加工をやっているという若い事業者に会った。

Uターンしてきて、農業をはじめた青年にも会った。二人とも目が輝いていたが、援助がなく非常に苦労していた。

こういう若者たちに、集い、情報交換し、交流できる場をまず提供するところから始めたらどうだろう?

企業誘致で飛び回る何人もの職員を減らし、地場業者の悩みや空き店舗対策や市街地の活性化に、真剣に取り組む人材を増やしてほしいと心から思う。



松本みねお市長は、実に頭の回る人だ。

今の庁舎がダメで、新しく建て替える必要があるという結論を導き出すために「財政や資金のことは考えず、理想の庁舎を検討せよ」と職員に命じた…

合併しても、10年間は新庁舎を建てないと言っていたのに、合併後わずか1年半後の昨年6月議会で市長は「30階建てのビルを建設し、上層部にはマンション、ホテル、1階から7階8階までは防災拠点としての市役所が、毎月家賃を払って入居する、思い切った発想があってもいい」と答弁した。

与党議員は「ありがとうございます。できるだけ早くこうした議論を始めていただきたい」と激励した。

私など「とんでもないこと言うわね。何十億円かかるかわからないのに、約束破りだわ。マンションを建てたくてしょうがないあの建設会社が喜ぶだけじゃない。第一、糸島に30階建ての高層ビルなんてふさわしくないよ」と腹立たしく思ったが、市長はちゃくちゃくと準備を進め、今年の初めには、総務部長を頂点とした職員11人による「ワーキンググループ」を立ち上げ、「新庁舎」について、調査検討をさせた。


「財政や資金のことは考えず、理想の庁舎を検討せよ」と。

その検討結果が、先日、11月5日、第7回庁舎のあり方等調査特別委員会(委員長谷口議員、副委員長浦伊三次議員)で報告された。それを聞いて、私はあ然とした。今の庁舎は、老朽化、利便性、災害対策、機能性…あらゆる面から「×」が圧倒的に多く、「新たに庁舎を建設する」以外にない結果がでていたのである。


「カネに糸目をつけない理想の庁舎」と比べれば、40年前に建設された今の庁舎はダメに決まっているではないか。ヘリポートが緊急着陸できるような屋上の活用ができるか、なんて項目まであるのだから。

しかし、面白いこともわかった。

庁舎の改修ができない理由に、「スペースに余裕がない」「スペースに余裕がない…」という言葉が何度も出てくる。

つまり、二丈、志摩の分庁舎をあと2年で閉鎖し、庁舎を前原に統合して職員全員を集める方針だから、スペースに余裕がなくなるのだ。

それは合併前からわかっていたこと。それなら、二丈、志摩の分庁舎を残したらいい。

財政難を知り、身の丈を考える市長なら、職員にこう命じると思う。

「一番大事なのは、きびしい財政状況のなかで、事業の優先順位を間違えないことだ。不況の中で、これ以上、市民に大きな税負担を強いることはできない。

市民の命と暮らしをまもることを最優先に、徹底的に創意工夫をして、知恵を働かせ、今ある庁舎をどう活用したら、必要な機能を備えた市民に責任のもてる庁舎が実現できるか、検討してほしい。

専門家のアドバイスも得て、できるだけ多くの地場業者に仕事を発注できる公共事業となるような調査検討もお願いする。

有能な職員である君たちならできるはずだ」と。驚いたことに、5日の会議では、市の説明の後、即その場で議員一人一人が、市の提出した検討項目にそって、〇×◎△の評価を下すアンケートを記入させられた。

「こんなアンケートおかしい」と私たちはその日の提出を拒んだ。すると、閉会のあいさつで浦副委員長が言った。

「あくまで理想の庁舎の考え方を、議員は出していただきたい…」と。ダメを押したのだ。私は心配になった。

あまりに調子よく進みすぎている。

もしかして、林間施設の民営化の時のように、市民の知らない水面下で、新庁舎についてもすでにシナリオが描かれているのではないのか?

この7年間、私はずっと疑い続けてきた。市長の考えることは、すべてが特定業者のためではないかと。

ごみ関連事業も、産業団地の建設も、企業誘致も、土地区画整理事業も…この新庁舎建設についても、話ができているのではないかと疑わざるをえない。

(ちなみに前原の図書館を建設するときは、理想の図書館どころか、「おカネがない」「財政がきびしい」と徹底的に節約・削減でつくった。運営にもお金をかけない)




ありがたいことに、朝の冷たい雨が上がった。
冷泉公園で開かれたさよなら原発福岡集会に参加する。
糸島からは、菜の花プロジェクト、(秘密保全法の危険性を心こめて訴える)
原発をなくす糸島の会、(昨日の総会の報告を元気よく)九州玄海訴訟いとしまの会
(12月8日に玄海町で1000個の風船を飛ばす風船プロジェクトを紹介)のみなさんが中央舞台で元気にアピール。
福岡の運動を励ました。
色とりどりの旗やゼッケン、たなびく風船。車椅子の人やベビーカーを押すおかあさん…ただちに原発ゼロへ!「全国の100万人大占拠」に呼応して、福岡県でもさまざまな地域で取り組まれた。
人類が処理できない放射性物質。何千年も何万年も。
間違いだらけの原子力規制委員会の報告。フクシマから避難してきた母の涙、ボランティアから帰った医療団の人たちの胸うつ報告…
カネよりいのち!時折、風雨がたたきつける中、原発利益共同体に立ち向かうのは、ふつうの、家族の幸せを願う人々。
たたかいはここから。たたかいは今から。
(義母の体調が悪く、デモには参加しないで帰る)


私は、前原の山間地や二丈・志摩の海岸線が大好きだ。

それは私のふるさとにも似て、心に潤いと元気を与えてくれる。

黄色い麦の穂が一面に実り、赤々と美しい夕焼けが空に広がるのを見たとき、思わずうっとりした。

子どもの小さい時に(自分自身がそうであったように)、農村で子育てしたかったなと、つくづく思った。

糸島は、山、海、農村が実に魅力的なところだ。

最近は、若い人たちで車に乗らない人たちも増えている。

高齢になれば、免許証を返還して車に頼れない世帯も増える。

私は、糸島市の活性化は、バスの充実にあると思っている。

だから、バス路線の拡充と、片道600円などという高い料金の引き下げ、九大線なみの200円の均一料金を議会で提案してきた。

コミュニティバスは、体内をめぐり栄養をはこぶ血管のように、糸島の人々の交流を促進する。もよりの駅と住宅地、公共施設を結んで。

子どもたちや高齢者、観光客、買い物の主婦や通勤、通学の市民を乗せて。

もちろん、障がい者にも配慮して。旧前原市は、この20年のあいだに人口が急増したが、必要な施設の整備は遅れている。まず、スポーツ施設。

そして、本格的な図書館。健康づくりに気軽に利用できる「市民プール」。100円くらいの小銭をもって、気楽に行けるプールがあったら、どんなに楽しいだろう。

そして、運動公園や体育館。視察に行くと、小さな町でも市民のための施設がきちんと整備してあり、お金を使わなくても、老後を生き生きと楽しめるようになっているところもある。夏休みには、子どもたちを乗せたバスが、図書館やプールを回っていたりする。

「ねたきり予防」の政策として、高齢者には、無料のバス券やプール券が配られていたところもあった。

駅を降りると、そこからバスで施設に行けるし、観光めぐりもできる。

中心市街地の魅力的な街づくりをすすめて、いろいろな市民活動ができる街中公民館があったり、伝統工芸のお店や食べもの屋、カフェ、と地の利を生かした工夫で、つまり、バスと地場産業と公共施設のコラボで活性化への道をさぐる時代なのだと思う。



「原発をなくす糸島の会」が、11月10日(土)講演会と総会を行います。 

参加費は200円。講演会~午後2時から3時 玄海町の今を語る 講師 藤浦 皓(ふじうらあきら)さん 玄海原発が立地する玄海町議会において、ただ一人原発反対を貫いてこられた 日本共産党の藤浦皓議員をお迎えして、玄海町民の思い、玄海町当局の姿勢や 議会の様子など、「玄海町の今」を語っていただきます。

講演会にはどなたでも参加できます。

総会は、午後3時10分から4時まで。

❤❤11月11日は、「さよなら原発!福岡集会」

❤❤ 14時から。冷泉公園にて。


12人の町議会で、11人は原発賛成派。町長はじめ、役場も九電寄りの賛成派。そんな中で、ただひとり、何十年も原発の危険性を訴え、反対し続けるのは、並大抵のことではなかったろう。 

同じ議会人として、私は知りたい。どうやって数々の苦難を乗り越え、圧倒的に違う力関係の中で、あきらめずにたたかい続けてこられたのかを。 

藤浦さんの穏やかな笑顔の裏には、原発利益共同体の強大な権力と向き合って、ひたすら町民の安全と玄海町の海、山、自然を守ろうとする強い意志と粘り強い精神が隠されているのだろう。 

あのムダな120億円の中央ルートに市議会で反対しているのは、私たち3人だけ。 市長に、きびしく市政のあり方を問うているのは、私たちだけ。議会では、20対3の少数派だが、長いものにまかれず、真実を貫く強さを、学びたい。



この人たちは、いったい自分を何様と思っているのだろう。

市民が気軽に議会を見に来て、市政に関心を持ってほしいと思わないのだろうか?議員は、市民を監視する立場にはない。

議員こそ、市民から「ちゃんと仕事をしていますか?」と監視されて当然の立場にある。

この威張り方!この時代錯誤の古い感覚!

きょう、「傍聴人の対応について」、議員全員協議会で、議長が議会運営委員会からの提案を示した。

その中身は、

① 傍聴受付の徹底。

② 傍聴人への啓発~禁止事項の張り紙を目につくようにする。

③ 傍聴席での職員による巡回。

④ 議長による注意、及び命令


私が「徹底、確認するとは、職員を雇って、議会中、常時入り口で名前、住所を書いたかの確認作業をしてから、傍聴室に入るようにするということか」ときくと、議会事務局がそうだと、うなずいた。

「そもそも、議員は、条例で品位の保持を義務付けられているのに、あなた方が9月議会最終日に暴言を吐いて、私のわずか5分間の討論を妨害したのが原因であって、傍聴人の責任ではない」というと、「伊藤議員が議長の注意を聞かないから、他の議員もわあわあいう。堪忍袋の尾が切れた」(そうだそうだ!わあわあ)「議長の言うことを聞かんからたい」(そうだそうだ!わあわあ)私は続けた。「議長に訴える。地方自治法133条で「地方公共団体の議会において、侮辱を受けた議員は、これを議会に訴えて処分を求めることができる」とある。


9月27日に私の発言中、「共産党は出て行け」と思想信条の自由を保障した憲法に違反するヤジを飛ばした議員、10月17日の全員協議会で、私をお前呼ばわりした議員を、侮辱した件で処分していただきたい」議長「あなたが、議長の注意を聞かないから悪い」「そうよ。議長の制止でやめなかったのが、始まり。

やめておれば、議員らが暴言を吐くこともなかった」「自分で反省する気がないのか!」伊藤「九星飲料の件は、討論内容にあっている。九星のことを言われて妨害したのだ」議員ら「違うやろうが!…わあわあ…」私が「傍聴人を監視するようなことには反対だ」というと、「まったく反省せん」「これでいこうや!」と口々に言い、ついには、「退場になった人が次の議会に来たら、入れるべきではない」「善良な市民ばかりではない。怖い傍聴人がいる。

持ち物検査もしたほうがいい」との発言まで出た。地方自治法上、さすがにそれは通らなかったが、この提案は賛成多数で決定した。市民のみなさん。こんな嫌がらせに負けないで、気軽に傍聴に来てください。

市民は怖い存在ではなく、ともにまちづくりをする仲間であることを知らせましょう。

市民を敵視してはいけない、ということを教えさとしましょう。「『オマエ』は糸島のヒョウジュンゴ(標準語)たい…」私に「オマエが悪いったい!」と怒鳴った議員の声がした。「そうたい。オマエって、御前(おんまえ)と書くとよ。だから敬語よ」私は以前、よく「きさま!」と怒鳴られたが、

これも「貴様」で敬語でしょうか?ちなみに、議会運営委員会のメンバーは、すべて自民系議員で、私に「オマエ」だの「共産党は出ていけ!」などと怒鳴った議員がほとんど。

つまり、先頭にたって暴言を吐く議員が、議会運営委員なのである。これでは、まともな提案を出せるはずがない。今年の1月、女性への暴力行為で書類送検された自民系議員を、「女性の方に問題がある」と一生懸命かばった委員長職の議員がいる。

議会運営委委員の一人だ。この人が、昨日は「傍聴人は怖いから持ち物検査をせよ」とまで言った。

本当にあきれる。



他市に行政視察に行って、りっぱな市役所でどんなにいい話を聞いても、一歩市役所を出て、周辺の商店街が空き店舗の続くシャッター通りであったり、駅周辺がさびれていたりすると、とてもがっかりする。

いま、サンリブが撤退して、いよいよさびしくなった前原駅周辺ににぎわいを取りもどすため、知恵と工夫と必要な政治的援助をそそぐときではないか。

市は、職員を投入して浦志駅の建設に全力をあげているが、前原駅周辺の活性化こそ、優先課題と思う。

「ちよこさん、サンリブに冬の洋服を見に行きたいんだけど…」90歳の夫の母親は足が弱っているのでめったに出かけないが、年に1、2回は、サンリブで杖をつきつつ、下着や洋服や小物を買うのを楽しみにしていた。

6,7年前は、駅のように階段を登る必要のないコミュニテイバスで前原にちょこちょこ出かけ、「昔は商店街のあそこの店で梅干しの梅を買っていた」とか、「あの食堂のちゃんぽんはおいしいとよ」とか、「知らないおばあちゃんとバス停で話したら、私を70代かと聞きんしゃった」などと、楽しそうに話していた。

私がいまの状況を話すると、「サンリブもなくなったと! 合併しても、すたれよるやないね」。

本を読むのが大好きで、足が悪くなる前は図書館で本を借りて、ぼつぼつ歩き、商店街、銀行と回り、丸田池公園や市役所をめぐる「小旅行」もできた。糸島市には、母のような高齢者が何千人といるはずだ。高齢者だけではない。

子連れママや、若者にも車に乗らない人が増えている。こういう人たちが、行きたくなるような前原商店街にするためには、どうしたらいいか?

福岡での会議の帰りに、息子の中学の時の同級生と電車で隣り合って座った。彼女は、ボーイフレンドと大宰府の博物館に行ってきた、という。彼氏も車に乗らないらしく、デートはもっぱら公共機関らしい。

陶芸、革細工、さまざまな伝統工芸品を見るのが好きで、ヨーロッパ旅行に行ったときなど、手工芸の店が続く商店街のオープンカフェで、町ゆく人を眺めながらゆっくりコーヒーを楽しむのが最高という。

「糸島には、陶芸だの、ろうそくだの、木工品だの、7、80人も芸術家がいるのよ」と話すと、「えっほんとですか。見てみたい。駅の近くにあったらいいのに…」車で移動しなくてもいい商店街。魅力的な商店街にするためのヒントを、市民はいろいろ提供してくれる。

みんなの力を寄せ合って、商店街に元気と賑わいを取りもどそう!

そのために、活発に意見交換する場が必要です。



市民の大切な林間施設、木の香ランドキャンプ場と樋ノ口ハイランド森林公園の民営化において、職員が官製談合で逮捕されていた最中に、市が数々のウソ、やらせ、でっち上げを行って業者選定を行ったかを、議会質問にもづきこれまで書いてきた。

特にひどいのは、今年の2月13日、議会に説明に来たとき、「すばらしい会社だから、来年度(1か月半後の4月)から、株ネイチャー〇〇〇社に民営化します」という報告だ。このとき、会社はまだ設立されていなかった。

ない会社をあると偽って人をだますのは、詐欺師のすることだ。

市長は、こういうことを恥ずかしいとも、いけないことだとも何とも思っていない。

市が議会で平気でウソをつき、議案を通す。政治倫理も議会制民主主義もないのである。

しかし、議員たちはみな、自分たちがだまされていたにもかかわらず、だれ一人、「議会で虚偽の報告をするとはどういうことか?」と怒らない。

抗議もしなければ、質問もしない。全く無関心だ。無関心でいることで、市長を助け、免罪しているのである。

それどころか、民営化が決定した後の業者との打ち上げの宴会に出席した議員もいるのだから、「あなたたちもグルだったの?」と言いたくなる。

市民の願いは「公平・公正でクリーンな市政」、特定業者ではなく、不況の中でがんばって生きている弱者、一般市民にこそあたたかい市役所だ。

松本市長が市長となって丸7年。

財政難のなかで推進してきたムダな公共事業を中心に、その「実績」を、市民の視点から、ひとつひとつ検証してみよう。