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2011年の12月議会。青少年育成基金条例の質疑の中でのある委員長職の議員の質疑をインターネットで見た市民が、電話をかけてきた。  あれは、議会質疑じゃないですね。  言いがかりですよ。恫喝です。  教育委員会をいたぶって、自分の力を見せつけて、  職員に自分の言うことを聞かせるようにするための。  あれじゃ、職員が気の毒です。  議会をなめとうとうとですか?とか、議員の言葉じゃないですよ。  地域のボスが、そのまま議員バッヂをつけたようで、品性がない。  糸島市は、前原のときから変わりませんね。  陰ながら応援しています。負けないでがんばってください。決して変わっていないことはないと思っていた。私が議員になった頃は、もっともっとひどかったから。議場で、足を踏み鳴らし、「きさまぁ!」と机を叩いて怒鳴りあげる議員もいたし。しかし、この半年前の6月議会で、議会を苦に職員が自ら命を絶った。それを思えば、本質は変わっていない。今朝、私は胸の動悸がして明け方に目が覚めた。去年の12月議会で、利害関係者の議員による動議で一般質問を1時間半も中断され、議長室でひとり大勢の人に囲まれて、「ため池は水利組合のもので、議員や水利組合長、個人のものではない」という事実無根の理不尽な説得を受けた。そのときの息苦しさがよみがえったのだ。     ※   ※   ※来年は市長選挙。まともで誠実な市政になってほしい。ヤジ恫喝も、ウソややらせも、もうおしまいにしなければ、市民にも亡くなった職員にも申し訳ない。まずは。事実をみんなに知らせること。知れば。きっと、なにかアクションを起こしたくなると思うので。みなさまのご協力もぜひ! お願いします。



3月議会に市は、男女共同参画都市宣言の議案を提出した。詳しくは省略するが、議会で女性議員を中心にいろいろな意見が出て、市は、この議案を今議会で成立させることを断念し、3月議会の中日頃、市長以下執行部が「取り下げる」と議員控室に説明に来た。取り下げの理由は、「議会や市民の十分な理解ができていないから」。妥当な判断だ。(めったにない事だが)市民や議会のなかに、「この議案には問題がある」「もう少し検討して、より良いものにしたらどうか?」などとの意見があるなら、議案を取り下げるのも民主主義上、必要なことだと思う。条例やこういう議案の提案権は首長にある。議員はだれもそれについて、とやかく言わなかった。1人を除いて。その1人は、議案の取り下げが気に入らなかったようだ。執行部に向かって、いつもの吐き捨てるような口調で、「一度出した議案を取り下げるっちゃ、どういうこと?こんなことは今後絶対にないようにしてもらいたい」と言った。睨み付けるように。1回議案を提案したら、何が何でも取り下げるな、絶対に通せとでも言いたいのか?この人は。市長は、何も言わなかった。部長以下もみな、神妙に与党の有力議員の言葉を聞いていた。私は思い出す。3年前の6月5日、自殺した担当課長は、合併後、農家の負担を新たに増やす議案の成立を任されていた。彼が命を絶つ前日に委員会室で会ったとき、真っ青な暗い顔をして、議案が成立するかどうか、不安な様子だった。彼は議員から、議案成立について、相当な圧力、すさまじい暴言を受けていた。当日の土曜の朝も、議会の対応のために、家を出ようとしていたのである。市長が持ち出した住民負担を増やす議案成立のために、なぜ1人の職員が命を絶たねばならなかったのか。



3月議会 予算委員会の二日目。総務費について民主党の徳安議員が「新婚世帯応援祝い金」の質疑をしていたとき、企画部長が、「区画整理のことも話されましたけど、…(略)人口の受け皿としての区画整理事業は積極的に推進していかねばならないと、市としては考えています」と答弁した時、ある有力議員が、「余計なことまで答弁すな!言わんでもよかことまで答弁せんでよかたい。わかっとろうが!」と、どすの利いたヤジを飛ばした。それは、ヤジというより恫喝。それで、次に私が質疑に立った時、「さきほど企画部長の答弁の後、人権を損なうようなヤジがとんだ。議会の品位を守るうえで、注意をしていただければありがたいと思います」と谷口委員長に頼んだ。すると、委員長は「このまま暫時休憩」と言って、議会のビデオテープを止め、「どういうことですか?」と聞いた。私は「徳安議員の質疑中、企画部長が答弁した後、余計なことを言うな!云々」と口汚く怒鳴り声をあげた議員がいました。こんなヤジを飛ばされると、職員は萎縮して緊張します。だから、注意してください」と言った。委員長は、「私にはよく聞こえませんでした」といって、質疑を続行した。議長席は、この議員の席から離れているのでヤジの中身はよく聞こえなかったかもしれない。しかし、まるでヤクザのような怒鳴り声があったのは気が付いたと思う。驚いたのは、そのあとである。次の休憩中、私が議場を出ようと出入口のそばにきたとき、怒鳴りあげた例の議員が、執行部席の一番前にいた企画部長のところへやってきた。そして部長の真ん前に立って、小さな声で「余計なことまで答弁せんでよかけん」と言った。部長は立ち上がって、「はい」と返事をした。私は、あきれた。そして腹がたち、悲しくなった。この議員は、相変わらず、自分が職員の管理監督者のようにふるまっている。まるで影の市長のように。議員のパワハラを苦に、職員が一人命を絶ったというのに、いまだに全く反省もなく、同じことを続けている。自殺した職員(担当課長)の死が、3月に公務災害認定された。亡くなる前の1か月間、「議員に耐えられない」と彼は遺族に漏らしていた。自殺した前日も。10年くらい前に退職したOBの職員が、議長室に呼び出され、当時の議長とこの議員に「議会のあの答弁は何や!」と怒鳴られた経験を語ってくれたことがある。だれも助けに来ない密室。そのときの恐怖。「胸の動悸がして、鬱になります」と。合併後、9か月たったころ、ある自民系議員が議員控室で私に言いにきた。「志摩の職員が、『前原の議員は恐ろしか』言うとる。机を叩いて、職員を怒ったりしなんなって注意したばい。『飲み屋から、職員を呼び出したりするのもやめない』って言うたばい」と。私は、「よく言ってくれました」と言った。(この人自身も、議場でたまに大声を上げることがあるが、ただ職員に対しては無礼で侮辱的な言葉をなげつけることはない。私の知る限り。)「学校で陰湿ないじめをなくすには、傍観者でいてはいけない」というが、市役所内では、それがまかり通っている。見て見ぬふり。複数のパワハラ議員が、権力をかさにきて職員の上に立っている。それが、職員の自殺や「ウソとやらせの行政運営」につながっているのだから、見逃すことはできない。



先日、生活相談である家を訪ね、用事がすんで帰ろうとすると、そこの家にたまたま2人の人がたずねて来た。家主が私を紹介してくれたので、「何か市に要望はありませんか」と二人にきいてみた。高齢の女性は、「アパートの家賃が高い。年金が少ないので市営住宅に入りたい」とおっしゃった。60代くらいの女性は、「孫が障がい者。障がい者に優しい町をつくってほしい」と。「同感です」と私。高齢者は、家やアパートを借りようにも、保証人を見つけられない人が多い。市営住宅は少ないので、入りたくても倍率が高く、多くの人が困っている。「市は、人口を増やすと言って、区画整理事業で1000戸の住宅開発をしていますが、それに税金を16億円も使うより、市営住宅の建設の方が、ずっと市民に喜ばれます。地元の建築業者の仕事にもなります。障がい者や高齢者に優しく、市営住宅が充実していれば、人口は増えます。糸島には養護学校もない。障がい者福祉センターや作業所のさらなる充実など、たくさんやることがあります。3人とも、熱心に耳を傾けてくれた。むだな中央ルートは国道できっぱりやめて、南側につくる予定の中央ルートはやめる。80億円は使わない。それと同時に、「国の消費税値上げもやめてほしい。もっと大資産家や大株主など、取るべきところがありますから」というと、「そうそう!」とうなずいてくださった。「息子の給料はあがらないのに、物価だけが上がった」とも。もっともっと、市民のみさなんの声を聴かなくちゃ。



先日ビラ配りをしていると、庭で草むしりをしていた女性が、「私もTPPには反対よ。食料自給率が下がるけど、農業だけの問題じゃない。保険も医療もみんな影響受けるんでしょう。アメリカでは、まともな公的保険がなくて、無保険者は盲腸の手術で何百万円もかかるってね。とんでもないわ」「お詳しいですね。国民皆保険が壊されてしまいます。郵便局の保険もねらわれてますよ」「そうそう。安倍総理は、なんであんなに暴走するの?自民党は反対じゃなかったの?せっかく投票したのに」「自民党の候補者は、衆議院選挙の時、7割近くの候補者がTPP反対、自民党はウソつかないって公約したんです。ぶれない自民党!って」「ふうん。とうとう共産党だけになったねえ。でも私、北朝鮮とか、中国共産党は嫌いなのよね」「1党独裁とか、世襲政治はわたしも大嫌いです。戦前の日本みたいな自由のない社会は、絶対にいやです。このビラを読んでください」戦前、日本共産党が命がけで戦争に反対し、天皇主権ではなく国民主権を主張して、たくさんの党員、支持者が弾圧された。小林多喜二のように。



「人口を増やすのが、最重要課題」という松本市長。その政策をきいていると、耳を疑う。人口を増やすため、市外から引っ越してくる人には、家のリフォーム代を最高50万円まで出すという。夫婦の片方が40歳以下なら、最高70万円までだす。ただし、市民は対象外。人口が増えないから。その税金は、市民が苦労して払っているのです。ウソみたいなホントの話。きょう、高田でビラ配りしていて、庭にいた女性にこの話をすると、「まあ、許せないね。腹が立つ。市民が怒って、こんな市は出ていくと転居したら、人口が減るよ。そんなこともわからないの。誰のために税金を使えばいいかもわからないのね」と、言われた。その通り。また、ある男性の高齢者は、「そこの瑞梅寺川が平成3年に氾濫したとき、床上浸水した世帯に市が出したのは、わずか1万円。畳も替えられなかった。被災者にこそ手厚い援助をしてほしい」その通りだ。ちなみに2009年7月にも、床上浸水が14件あっている。



3月議会で、重大なことが明確になった。I議員の質問のなかで、JRが新駅を浦志につくらないことが分かったのだ。「駅がなければ、土地は売れない。土地の評価も上がらない…」※ 前原東土地区画整理事業は、約1千戸を浦志・篠原の水田、ため池を埋め立てて、住宅開発をする。税金16億円をつぎ込む。市長と建設産業委員長のU議員、土地区画整理組合のI理事長が、JRに「浦志新駅」を要望に行ったのは、昨年の二月だった。JRは、いつ、駅をつくらないと返事してきたのか。JRが駅をつくらないとわかっていながら、市は、そのことを隠して、「駅ができるかのように」開発をすすめてきたのか?きょう、市の広報といっしょに配られた「第一次糸島市都市計画マスタープラン」には、相変わらず、「浦志に新駅(構想)」と書いてある。多くの市民が、「浦志駅」は決定したもの、決まっていることだ誤解している。ここに住宅を建設することになっている建築業者も、「駅ができるから、家を建てませんか?」と、すでに営業している。いまさら、「駅ができない」とは言えない?何しろ、一戸4000万円で販売予定だから。私は、「JRが駅をつくると決定しないうちから、「駅ありき」で開発をすすめた市の責任、議会の責任は大きい。・・・」と、三月議会で一般会計予算に反対討論をおこなった。飲料工場が、市長が会長をつとめる新駅実現の期成会に寄付した2300万円のお金は、何に使われているのか、察しが付く。とにかく、市は、「不動産業者、開発業者ではない」のだ。市民のくらし、命を守る事業を優先すべきで、ムダな開発にこれ以上、職員と税金をつぎ込むべきではない。



玄海原発のすぐ近くから、1000個の風船を飛ばすイベントに参加子ども連れ、老若男女300名近く、集まっていらしたでしょうか。風が強すぎる日でしたが、風船が海や山を超えて空に舞い上がる様子に、わくわく。海に落ちそうな風船に、「がんばれ!」と声援を送る男の子、木々に引っかかってしまった風船を、一生懸命、とっている人…空を見上げる人たちの心は、ひとつ。危険な原発をなくすこと。放射能から、子どもの未来を守ること。豚汁やコーヒーやおにぎりを朝早くから準備して、イベントを盛り上げてくださったスタッフの、みなさん、ありがとう!お疲れ様。ちなみに風船は自然の素材でできたものだそうです。       ×   ×   ×   ×家に帰って、3月議会報告のビラづくりをしていると、NHKで「メガクエイク」の番組。そして、福島でまた地震のニュース。地震の活動期に入った日本に、原発は恐ろしく危険…再稼働など、絶対に反対です。原発なくそう、九州玄海訴訟団にぜひあなたも参加してください!行きがけに見た玄海町のこんもりとした緑の島々と海の青さ!入り江にたたずむ昔ながらの家々の日本的な風景のみごとさ!たぶんここは、日本でもっとも美しい故郷のひとつだと思う。