7月26日、脱原発いとしまネットワークのみなさんが、ドキュメンタリー映画「飯館村」を上映してくださった。
風下にあたる飯館村は、全村避難している。
原発から4~50キロだから、放射能に距離など関係ない。
村が汚染され、連れて行かれる牛たち。慣れ親しんだ牧場から、離れたくないと足を踏ん張るが、無理やりトラックに乗せられていく。
普段はおとなしい牛たちが、不安におびえ、抵抗する姿に涙をこらえきれない酪農家の夫婦。牛の大きく美しい瞳には、たしかに涙があふれていた。
原発事故さえなかったら、死ぬことはなかった多くの命・・・
× × ×
3月議会で私が、「人間さえ避難できればいいのか?」と聞いたとき
市は、「家畜の避難も検討している」と胸を張って答弁した。
何百頭、何千頭、何万頭の牛や豚や鶏を、いったいどうやって、
どこに避難させるの?
どうやって餌をやるの?
人間の避難でさえ、交通渋滞で無事に逃げられるかわからないのに。
野の花、小さな虫や鳥まで、あらゆる動植物のいのちを、人の都合で奪っていいはずがない。
空を大地を海を、すべての自然を、放射能汚染から守ることは不可能なのに、いまだに、「人間の力で原発をコントロールできる」と安全神話を振りまいて、再稼働に向けてつきすすんでいる。
2,3日でも苦痛なのに、3年以上もの避難生活を強いられている村人たち。
涙と憤りが全編を貫く。
すべての電力会社の重役のみなさん。
パートナーや子どもたちを連れて家族で、あの狭い仮設住宅に引っ越してください。
それでも原発は必要だと、あなた方は言えますか?
いとう~7月1日から福吉駅と一貴山駅が無人駅になると、 二丈の5つの駅のうち4つが無人になってしまう。
駅員さんがおられることで、掃除が行き届き、 朝8時から夜8時まで安心だった。
無人化で駅が非行少年等のたまり場になる恐れもあり、防犯対策が心配だ。
市は、現地に足を運び、直接住民の声を聞いたか。
市~5月に代表区長に話し、我々も駅の現地を見た。警察の巡回を増やすよう、お願いしている。
いとう~100段近い階段のある福吉駅は、無人になったら高齢者や障がい者は乗り降りできず、観光や親せきも来られなくなる。対応は?
市~車イス等は(乗るときも降りるときも)深江駅に連絡あれば、係員が出向いて対応する。車イス利用者には、JRが説明をする。
いとう~JRの無人化基準は、一日の利用者が700人。加布里駅が今700人。 このままでは前原以西は無人駅ばかりになってしまう。
二丈は合併後、人口が減って、過疎高齢化がすすんでいる。
人口減少対策は、前原ではなく、周辺部が必要だ。市長はどう考えているか。
市長~「・・・」
市~電車もバスも地域が乗って支えるべきだとアピールする。市民もそう理解してほしい。
いとう~福吉校区の方が手紙をくださり、JRに電話で抗議したが、 上が決めたことだと切られたという。 「糸島市が人口を増やしたいのなら、弱者を切り捨てないで」と訴えている。 市は、今後、ばく大な税金で新駅の整備費用を負担する予定だ。 市長は、JRに住民の声を届け、無人化の中止を要望していただきたい。
市長~「・・・」
市(部長)~JRは、基準を設けてしている。やむを得ない。
6月16日の一般質問で、浦伊三次議長は、三嶋ひでゆき議員の「旧波多江公民館について」の質問を「違法発言」として、打ち切りました。
しかし、その後、インターネットで確認しても、法律に違反するような発言はなく、まったく不当な発言停止と言わざるをえません。
議会最終日に全員協議会で、私が「まだ時間があったのに、発言打ち切りは問題ではなかったか」と指摘したとき、議長は、「公民館の解体は区長会が了解している」とか、「同じ質問を繰り返した」とか、「解体はすでに決定したことだ」と述べました。
しかし、どれも『違法な発言の根拠』ではありません。
議長が法的根拠も示さず、違法発言と断定して発言を打ち切ったこと自体が、非民主的であり、問題だったのです。
× × × ×
議長は、私の質問の時も、執行部が答弁している最中であるのに、「時間になった」として、突然、打ち切りました。
今まで、色々な人が議長をつとめましたが、こんな一方的な議会運営は、はじめてのことです。
議会改革委員会で、あちこちの議会を見ましたが、やはり議論を尽くすこと、議会の行政のチェック機能を高めることに力を注いでいました。
糸島市議会では、議員の質問をできるだけ抑えつけようとする姿勢が、議長に見られました。
市長に答弁を求めても、また市長が答弁すべきことを、市長に答弁させなかったのだから。
2月の市長選挙で、現議長が現市長を一生懸命応援していたのを知っています。
しかし、議会は、行政をチェックする側にあります。
市が集めた税金を、国からきた交付税を、何に使うのか?
そのことが、『もっとも大切なこと』だから、「議会の役割」は 大きいのです。
東京都議会での自民党議員の女性蔑視ヤジが、マスコミや世論の批判をあびています。
前原市のときから市議会では、圧倒的多数の与党議員が議会の重要ポストを独占し、もっとひどいヤジが日常茶飯事。
この暴言に耐えなければ、市政の批判はできませんでした。
しかし、今度の六月議会では、こういうヤジが激減しました。
その理由は、世論の影響に加え、良識ある新人議員が当選したことです。
理路整然と質問するやなぎ明夫議員は頼もしく、まじめな新人議員の皆さんには、是々非々の立場を貫いてほしいと期待しています。
ひとつ気になるのは、以前、採決の後、
「おまえは何で賛成(反対)せんかったとや?」
と圧力をかける議員がいたことです。
長いものに巻かれないと、いじめられる・・・
そういう実態をいやと言うほど見聞きしてきました。
さて、今からは いかがでしょうか?
市は、昨年、九州電力に頼まれ、10年間使っていなかった古い営業所(築33年と築21年)を6千万円で購入し、今年度から4億円かけて整備します。
交通の激しい国道の前に図書館を移転するのは、非常に危険です。
6月議会では、図書館移転の工事予算に私が反対討論をしました。
結果は、反対が、いとう、やなぎ、他1名(寺崎議員)の3人でした。※いい図書館をつくっているところは、どこも市民と協働してその信頼関係の中でよいものができています。
「市はもっと市民を信頼して、市民の声を聞けばいいのに、どうして押し付ける様なことをするのでしょう?」と図書館で読み聞かせのボランティアをしていた方が言っていました。同感です。
[質疑応答]
いとう~瑞梅寺川と雷山川に挟まれた池田、板持は、過去、水害のため、床下浸水、床上浸水の被害にあってきた。
住民の水害時の公的な避難所は、どこに指定されているのか?
総務部長~池田と板持住民は、波多江公民館と小学校の体育館。
志登住民は、東風公民館と体育館。である。
いとう~ゲリラ豪雨の時、瑞梅寺川を渡って高田にある新公民館に避難するのは非常に危険だ。旧波多江公民館は、まだ築30年で駅からも近く利便性がいい。「解体はもったいない、公共施設として活用を」との声が、高齢者を中心にたくさんある。人口1万2千人のマンモス校区であるのに、公民館以外に公的施設がないのは、前原では波多江校区だけ。避難所、住民サービスの拠点として活用を再検討していただきたいが、市長いかがか。
市長~「・・・」
教育部長~3月議会で解体を決定しており、再検討できない。いとう~足が悪い人はどうなるのか?川が増水したら、逃げられない。市~波多江小学校の体育館をご利用いただく。
いとう~西方沖地震の時、波多江公民館を見に行くと、高齢者や(こども連れの家族)がたくさん避難していた。公民館は畳があり、ゆっくり避難できる。体育館は、弱者、高齢者にはつらいのではないか。市~近いところに避難し、まずは安全を守っていただく。
※この関係の質問は、三嶋ひでゆき議員と私が行いました。市の方針を変えられず、残念です。(解体費用は1100万円)。
先日、弁護士の方の講演を聴いて、なるほどと思った。
集団的自衛権は、軍事同盟であると。知り合いの店主が方言で言っていた。
「おまえが危険な目にあったら、外国でもどこでも、俺が助けに行っちゃる、ということですか」と。
イタリアのムッソリーニや、ドイツのヒトラーと日独伊三国軍事同盟を結んで、戦争に突っ走っていった時代は、アメリカが敵の大将。友好のために贈られた《青い目の人形》さえも敵国の手先として敵視され、学校から取り上げられ、焼かれていった・・・
「鬼畜米英」なんと憎しみに満ちた怖い言葉だろう。
それを今、中国や韓国や北朝鮮に当てはめて、同じ道を歩むのか??
反対のデモや署名が全国で取り組まれ、安倍内閣の支持が落ちていると新聞にあった。 (閣議決定前が52.1%。決定後は、47.8%。共同通信)世界中のどこの母親が、わが子を殺し合いの戦争に行かせたいだろうか?
政治家の半分が女性になったら、世界はどんなに変わるだろう。
「産めよ増やせよ」なんて超差別的な言葉も戦争中はあった。
人間が消耗品だった不幸な時代は、ごめんです。
× × ×
夕方、用事で出かけた帰りに、すばらしくきれいな夕焼けを見た。
切り絵のような懐かしい色。
目に染みるオレンジと黒のコラボレーション…
平凡に生きるすべての命に、平和に生きる権利を!
あごら西の交差点が、前原東土地区画整理事業のために、通行止めとなっている。
潤南(うるうみなみ)では、静かな住宅街を通り抜けの車両が増えたため、
「子どもたちがあぶない」と困っている。大勢の市民から、
「いったい、いつになったら通れるとですか? 不便です・・・」
と言われる。雷山から拡幅され、浦志のサニー前に続く市道は、
実に便利な生活道路だからだ。
× × × ×
ところが、この道路。市道有田浦志線。廃止になるという。
「うそでしょう?」「まさか?毎日利用しているんですよ」という池田南、怡土、雷山、篠原の人。そのわけは、AZホテル前の踏切が、廃止になるからだ。
「なぜ、踏切が廃止になるんですか?」
「浦志の新駅建設のためには、そうなるのです。駅のホームが130メートルあります。その長さを確保するためには、踏切をなくさないと駅ができないのです」
だれもが、唖然とする。「新駅、新駅って、大騒ぎして、便利になるからと署名集めて、なんですか今ごろ。署名集める時、そんなことになるってことを知っていたら、署名しなかった。
ひどいですね」と、新駅に期待していた住民の方が嘆く。
糸島市と新駅設置促進期成会は、昨年12月、JRと3者で覚書を結んだ。
この覚書に「新駅建設のために桂田踏切を廃止する」という重大な約束があった。
こんな重大なことは、2月の選挙前に発表して、市民の審判を受けるべきだったのだ。
半年もしてからようやく記者発表するとは、あまりに不誠実だ。
私が「ここは、雷山と国道を結ぶ貴重な生活道路。
踏切が廃止になると、住民だけでなく、浦志の店舗や地場業者に打撃を与える。
どうするのか?」と聞くと、市は「糸島高校の踏切から、農協前の国道へ出るようにする」と答えた。
糸島高校周辺は、離合しにくい狭い道路であるうえ、通学時間帯は大混雑するというのに。