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お見舞い

2009年06月26日

いつも、赤旗はおもしろい! 前原の風が楽しみよ、と言ってくれる友人が、乳がんになった。仕事帰りにビラをもって訪ねると、にこにこしてからだに気をつけてがんばってくださいね、と言う。ちっとも変らない。カツラを脱いで髪のない頭を見るまでは。病気って、お金がかかりますね。福祉のまちをつくってほしいわ。120億円の中央ルートなんかいらない。そうそう。6月議会で、市長派の自民党の議員が、「100年先のために、つくれ」と言っていたけど、いま、困っている市民のためにこそ、使うべきお金です。帰りに野菜をもらって帰った。彼女みたいに、素朴でふるさとみたいなイボイボのキューリとなすを。


夕べも夜遅く帰って、夕飯を食べようとしていたら、スポーツニュースを見ていた夫が、「ほら、君の声を聞いて、ロンが尻尾を振っているよ」という。見ると、ベランダでロンがすりガラスに顔を寄せて、一生けんめい尻尾を振っている。ドアを開けて「ただいま」と頭をなでると、顔をペロペロなめる。どんなに遅く帰っても、ロンだけは必ず起きてくる。はじめてイヌを飼って、その愛情の深さに驚いた。無欲の愛。私利私欲のないつぶらなヒトミのカレ。ガストで、友人と(コーヒーを)いっぱい飲んで遅く帰った朝も、6時にはロンと川べりを散歩しているわたし。イヌの力は、偉大だ。若いとき大病したあと、毎日ストレッチとか散歩をしたほうがいいと医師に言われたのに、忙しくてできなかった。この半年、ロンのおかげでなんとか続いている。猫を飼っている友が、イヌの写真をブログに載せて。見たいわ。と言ってきた。写真は苦手だが、やってみましょう


雨よ、降れ!

2009年06月19日

ロンと散歩に行くと、今朝もからからの田んぼにホコリが舞っていた。家庭菜園の人が、「水汲みが大変」と言いながら、家から運んできたペットボトルの水を野菜にかけている。花いっぱいの庭をつくっている近所の奥さんは、「夕べ、お水をあげたのにもうカラカラよ」と、植木鉢を指差す。梅雨になってからまとまった雨が降ってない。早く、雨よ降れ。トラクターで毎日、田んぼを耕していた麦わら帽子の農家のおじさんたち。冬の間、草ぼうぼうになっていた田んぼが、みごとに美しく生まれ変わって、田植えを待っている。早苗がそよそよと水面に揺れる様子は、なんとも言えず、懐かしくていいのもだ。「来週から降ると言っているよ」と農家のおばちゃん。よかった。たった今、「ほれ、もぎたてのきゅうりとたまねぎ」と言って、知人のIさんが野菜を届けてくれた。無農薬の実においしい旬の野菜。台所でぬか床に手をつ込んでいた母が、「ありがたいねえ」。


一本のお酒

2009年06月18日

きのう、市役所前で朝の演説してかえる途中、知り合いのコンビニで「白糸」という地元のお酒を買って帰った。おととい、姑と少し口げんかしたので、仲直りに。さいわい、「わたしこそ」と向こうも謝ってくれた。外ではいろいろなことがあるから、家庭はできる限り平和がいい。わたしはコーヒーくらいしか飲まないが、夫の母はお酒好き。まずは、彼女を味方にしなければ、日々の生活はままならない。おかあさま、よろしく!


ゆうべ、緑豊かな二丈町の山と水を守る会が、二丈中央公民館で開いた学習講演会は、有意義だった。講師は、「よみがえれ!有明」訴訟の弁護団長など、各地で環境破壊とたたかってきた馬奈木弁護士。会場に詰め掛けた住民の方々は、こんな危険なものを、命の水の山間地につくらせてはならない、そのためには、どうたたかえばいいのか、なるほどと胸におち、やるぞという熱気があふれていた。私がであった元産廃業者は、「産廃を1トン、5万円で捨てるより、こっそり残土捨て場に持っていって捨てれば、1トン千円くらいで捨てられる。金もうけになるから、悪徳な業者はやめられないでしょう」と言っていた。また、「産廃を残土捨て場に持って行く時、上に真土をかぶせれば、見ただけでは分からない。硫酸などの液体の産廃は、土に染み込ませて持っていく。そうすれば、土がぬれているようにしか見えないので、パスするのです。だから、安定型の産廃処分場や残土捨て場のように、シートを引かない処分場のほうが、管理型より危険だと思います」とも言っていた。6月13日の朝刊各紙に、私が議会で行った「市長は、白糸残土捨て場反対の立場に立て」という質問にたいする松本市長の答弁が載っていた。それは、「県から意見を求められた段階で、対応したい」というもの。しかし、馬奈木弁護士の言うとおり、それは順序が逆だ。県は、市町村が林道の使用を許可しなければ、開発行為の許可は困難」と言っている。市長が、「残土を捨てるのには、林道の使用を許可しません」と言えば、県が許可をださない。主導権は、県ではなく二丈町や前原市にある。しかも、全会一致で議会で反対決議が上がっている。いま九大学研都市構想の下で、その名にふさわしい図書館などの学術文化のまちづくりが行われればいいが、つぎつぎ山林を切り開き、造成工事をする前原の産業団地、南風団地の里山がそっくりなくなる。地下8メートルの中央ルートや、60メートルの鉄塔・送電線問題、と、さまざまな環境破壊につながる問題が、いま糸島中をゆるがしている。志摩町でも、土地開発公社が取得した土地の産廃がいまだ撤去されず、九大が買い取るのを拒否しているニュースがでていた。前原市のリサーチパークでは、産廃・残土の撤去も行わないまま、開発をおこなおうとしている。金もうけのためなら、何でも許されていいのか、その素朴な思いが広がっている。


6月16日に補正予算が可決したら、6月中にも指名競争入札をして、東風小と南小の給食の委託先を決めることになっている。直営から民間委託になった東中学校では、調理員が堆肥化していた野菜の切りくずを、燃えるゴミとして処分するようになった。いまは、すべての小学校で、市の調理員が生ゴミを堆肥化し、野菜を育て、こどもの食育に役立てている。それが、できなくなる。栄養士のいない雷山小などでは、調理員が保護者に、給食ニュースをつくって配布している。夏休みの40日間、民間の調理員は休みでも、市の調理員は、保育所などで働き、調理器具の手入れや研修活動をしている。直営と委託では、調理員の質と量はまったく違う。市の調理員は、これまで何十年も食中毒を起こしたことがなく、学校ごとに地域の生産者グループと交流しながら、手づくりでおいしい地産地消の給食を作り続けてきた。野菜以外の豆腐など地域の食材を年間3億円も使う給食は、地域振興に役立っており、市の場合、直営で調理員を新規採用したら、委託より経費は安くなる。「給食をひとくち食べれば、パラダイス」こんなに子どもたちに愛されている学校給食の民営化を、市長はなぜ保護者に説明もせず、急いですすめるのか。市長と仲のよい土建業者のグループ会社が、給食事業をやっているからなの?どんなに学校給食が金になる儲かる事業かは、次回に書こう。とにかく、入札の予定業者7社に見積もりさせて、予算を組んだ前原市。見積もり業者と指名業者がいっしょという、前代未聞の入札は、どうなるか?


きのう、私が一般質問をしていると、突然議長が「暫時休憩」といって、議事を中断した。質問中の私も、大勢の傍聴人も、何がなにやら分からないまま。どうやら私が、高田の地区計画は、市長のいとこの議員救済のためで、この議員は、政治倫理条例で定められた資産報告を見ると、4000万円の借金を返せずに困っていたと述べたのが、気に入らなかったらしい。それから大騒ぎでテープを回して聞き直したりしたようで、30分位して議会運営委員会によばれた。議長、副議長、他議運のメンバーの中に、上記の議員も混じっている。議会で他人の私生活を述べてはならないから、借金4000万円は、削除せよという。そんな要求は受け入れられない、と突っぱねた。利害関係者の便宜をはかってまで、この計画をすすめた背景には、借金の問題がある。議員の資産は、市民に公開されており、一般の市民の私生活と違う。その議員の名前も言っていないのに。関係のない女性問題をくどくど取り上げたのと、わけが違う。おかげで、1時間も議会が中断した。しかし、ありがたいことに、傍聴の市民はほとんど帰らず、最後まで熱心に聴いてくれた。そして、「高田の災害避難所のためには、1回も会議を開かなかった前原市が、この議員のために、どんなに力になったか、よく分かった」「はじめてきましたが、行政の私物化が、目に見えるようでした」と、言ってくださった。職員は、市長、上司の命令で働く。多くの市民が喜ぶ仕事をさせるのが、市長の役目であり、特定の有力者が喜ぶだけの仕事では、職員が気の毒だ。市街化調整区域の土地が売れる、地権者だけしか喜ばない若宮の地区計画は中止をし、高田に災害避難所や公園をつくるために、早急に協議をすべきである。5千人も人口が密集した高田に、ここを開発して27戸の住宅を増やしても、何のメリットもない。それにしても、議場に酒の匂いをぷんぷんさせて入ってきた議員を(この人も議運のメンバー)まったく注意せず、私が「退場させてほしい」と求めても、聞かなかった人たちが、こんなことで、1時間も議事を中断し、議会を長引かせた。困ったものだ。


前原市の強みは、なんといっても、豊かな自然と住環境。しかし、九大学研都市構想のもと、財界主導のまちづくりで、市の財政と住環境はいま危機的な状況です。そびえるような60メートルの鉄塔、送電線問題。南風台のインター周辺の里山がそっくりなくなる産業団地、中央ルートで破壊される潤地区の静かな住環境。マンションが乱立して人口ばかりが増え、町の整備が追いつかない中心部。山つきはどこも残土捨て場、産業廃棄物の問題で、住民が苦労しています。歴史ある景観や豊かな自然を守って、住民の命と生活を守る「まちづくり」がいま求められています。市長は、口を開けば九大移転はビジネスチャンス、と言っています。まさに九大学研都市構想の元、リサーチパークでビジネスチャンスを得たのが、ソロンです。人口密集地・高田にある議員の土地を、市街化調整区域のまま住宅開発する地区計画。その一方、市民要望の強い災害避難所の建設は、ありません。「納得いかない」「おかしい」と言う声がたくさん寄せられています。有力者に甘い市の実態を、明らかにしたいと思います。