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昨日の朝、コーヒーを飲みながら思った。

「今朝は最高の新聞!」西日本、読売、赤旗…各紙を広げて踊る文字。


「大飯原発再稼働差し止め判決」

2014年5月21日3時15分、福井地裁。憲法に保障された人の生命を超える価値は見出せない、と。

取り返しのつかない原発事故の教訓を踏まえた、明快で画期的な判断。

新たに痛感したのは、原発事故の心配のない安全な場所は、日本列島にはないのか?ということ。何しろ、福島第一原発事故直後に、原子力委員会委員長が首相に提出した最悪のシナリオでは、半径250キロ圏内の避難を検討していた。

250キロ!日本列島は、どこも原発から、250キロ圏内にスッポリはいる。福島の事故が未だ収束していない元で、再稼働していいのか?原発が止まっても、電気は足りている。

子どもたちに、放射能汚染の中で生きる恐怖の世界を、残したくはない。数日前、1人の若い男性が、原発についてまとめたレポートをもって、市役所に会いに来て下さった。

その情熱。真面目な心。居ても立っても居られない市民がたくさんいるはず。

ただ原発なくせの思いの一点で、手をつないでいこう。

思想信条も宗教も趣味も暮らしも、好きなサッカーチームもあらゆることが違っても。




数日前の西日本新聞のトップ記事。
世論調査では、解釈改憲反対が51%。集団的自衛権の行使を容認する人も少数だった。
原発の輸出、再稼働だけでも信じられないのに、解釈改憲での武力行使まで言い出す安倍内閣は卑怯ではないか?
戦後70年近く、日本が戦争に巻き込まれることなく平和であったのは、戦争をしないと宣言した平和憲法の存在が大きかった。           ×    ×    ×私が十代の頃、アメリカは長くベトナムと戦争していた。板付の米軍基地から、ベトナムへ向けて戦闘機が飛び立っていた。日米安保条約のもとで、アメリカの戦争に巻き込まれるのではないかと、多くの若者が不安を感じていた時代。
このベトナム戦争では、米軍が大量散布した枯葉剤で、ベトちゃんドクちゃんのような奇形児が多数生まれた。
私は、広島や長崎の原爆投下と同じように、非人道的行為を受け入れられない。
戦争中だからと、子どもや市民を殺害して、正義を振りかざす軍隊を信用できない。
外国にまで出かけて行って、戦争する国を信用できない。
アメリカは、ベトナム、アフガニスタン、イラクと世界中で戦争してきた。
殺し殺される憎しみの連鎖で、テロの危険にさらされ続けている。日本のように、狭い国土にたくさんの原発を作ってしまった国は、テロ行為による原発攻撃こそ最も恐ろしい。
平和憲法と人道的支援で、近隣諸国と平和外交を貫いてほしい。
昨夜、知人が真夜中の飛行機でアメリカへ立った。
別の知人は、中国、韓国からの観光客を案内する仕事をしている。
今や世界は、深く繋がっている。経済も暮らしも。


5月15日は、波多江公民館の政治学級によばれて、地元議員3人のうちわたしと三嶋栄幸議員が出席しました。

今年オープンした新しい公民館は、5月のさわやかなひざしをあびて、広々ときれいでした。

三嶋議員と二人で交代で、議会改革や市政へのおもいを熱く語りました。

和やかで、活発な意見交換会は、とても楽しく、あっという間の2時間でした。


× × ×

みなさんの大きな関心のひとつは、旧波多江公民館の解体でした。

築30年でまだ十分使える施設を、1100万円で解体するのは、あまりにもったいない。多くの住民が、とくに池田住民が、川を越えて、この公民館に通うのはとても大変と、サークル(公民館の講座受講生)をやめた人たちも・・・

しかも大雨の時、池田住民が川をわたって現公民館に避難するのは危険です。

駅に近いこのすばらしい公民館は、高齢者の憩いの場、健康づくりの場になっていました。ぜひ残してほしい、と。

3月議会で、この件を質問したのは、私と三嶋議員と二人だけでした。


今朝、近所で高齢の方々が集っていらしたので、話をすると、やはり公民館の解体の話をされていました。

「市長に直訴しようかというひともおるとですよ」とおっしゃるかたも。

市民協働のまちづくりが、いよいよ問われるときです。

あとで、旧公民館の写真をアップしておきます。


施設をめぐるバスの充実や、スポーツ施設の充実、それによる高齢者の健康維持は、医療費を削減し、市の財政を助けると、話がはずみました。



上の写真は、東風小学校の付近から、国道方面を撮影したもの。ほとんど車の通りがないのどかな住宅街の道を、40軒もの家を立ち退かせて、ここにはまったく似つかわしくない巨大な道路をつくっている。年内、国道北側は完成予定。将来1万台が通行すると言うが。九大に毎日1万台も行く?すぐ近くの通学路になっている市道は、潤(うるう)も浦志(うらし)も道幅が狭く、危険なところが多くて、子どもたちが危ない。子どもや市民が日常的に使う道路を安全にすることが、最優先では?この国道から南へは、さらに4車線で地下8メートルになる予定だったが、12月議会で「見直し」を求めた私の質問に、市ははじめて、交通量調査をして見直すと答弁した。毎日のように、「税金が高い」「病院代が大編」「子どもの進学費用が…」「失業した」・・・こういう市民の切実な悩みを聞いていると、税金の無駄遣いとしか思えない事業は、市民に申し訳ない。悲しい。子育て支援や高齢者福祉や、たくさんのことができるのに。財政難のなか、まだ続けますか? 中央ルートを。必要ですか? 本当に?


真っ赤なあまおう

2014年05月14日


農家の方から、取立てのイチゴをいただいた。
まっかなあまおう。

農業が大好きな人は、原発事故で農地が汚染されるのを、心配していた。
開発で、広大な緑がつぎつぎ失われることも。
母が、畑仕事の帰りに野イチゴをいっぱい積んで、帰ってきてくれた・・・
遠い日が懐かしい。
水と光と大地。かけがえのない自然の恵み。



連休中、2泊3日で故郷の鹿児島に帰省した。
写真は、薩摩半島最南端の長崎鼻。
海に溶岩がせり出し、自然の雄大さを体感できる観光名所。
開聞岳は標高924m。
菜の花やレンゲの頃には、実に美しい。
今回、初めて砂むし風呂~砂風呂を体験した。
熱い砂に埋れていると、この地面の地下には、煮えたぎったマグマがあると感じられる。
ここの溶岩は、開聞岳の噴火によるもの。川内原発からおよそ60~70キロ位。
昨年1千回もの噴火で鹿児島中に大量の火山灰をまき散らした桜島は、川内原発からさらに近く、およそ50キロ。
灰色の溶岩道路は、迫力満点の絶景である。
近年、噴火した霧島は原発から60キロくらいか。
南九州は、噴火でできたくぼ地カルデラがつらなって、名高い温泉地帯となっている。
鹿児島の大地が、火山灰で覆われているのは、子どもでも知っている。
気象庁の火山噴火学会の会長が、「九州川内原発の立地は認められない」と5月11日付のしんぶん赤旗で語っていた。
なんと原発が立地している川内は、九州南部を襲った巨大噴火に伴う火砕流に、過去何度も襲われていたというのだ。このことは、規制委員会の再稼働審査で九電自身も認めた。
福島の原発事故が未だ収束できず、汚染水や廃炉への道も綱渡り状態のなかで、安倍首相は原発を外国に販売し、日本では再稼働を急いでいる。
なんということだろう!降灰や火砕流は、自然災害。
人間の力では止められないが、火山灰の降り積もった大地にも豊かに作物が実り、牛や豚が飼われ、温泉ができ、人々の暮らしが続く。
しかし、原発事故は人災、政治災害ともいうべきもの。
大量の放射能で汚染された大地を元に戻すには、何百万年という途方もない時間がかかる。
そう。原発は、人類と共存できない。



今日は建設産業委員会で、午前中、所管の農林水産部の施設を巡った。
伊都彩、木材の再利用と山間地の森林再生に向けた施策が進められている。
ここでは、薪ストーブ用の薪を作っているが、職員の方が、実際に薪を機械で割るところを見せてくれた。
山林活用に向けた取り組みが期待される。
森林に囲まれた緑いっぱいの瑞梅寺山の家は、これからのシーズン、家族で家族連れなどで賑わう。
整然と綺麗で、非常に管理が行き届いていた。
二丈の広域基幹林道沿いに2カ所展望台ができていた。
そこからの眺めを写真で撮影。海と山と農地の織り成す美しい景観が、糸島の最大の魅力だ。
20数キロ先に玄海原発がある。午後からは市役所で会議。
白糸の残土処分場の裁判の件が、ようやく解決したという。
住民の方々が、喜ばれるだろう。今日は、市民の方から2件の生活相談があった。
メールでも1件。「主人が契約社員になって、子どもの学校の支払いや税金が滞っている」と若いお母さんが、電話口で涙ごえで話された。
親の非正規雇用が増えて、子どもの貧困が深刻になっている。
3月議会で取り上げたことを話し、就学援助の申し込みをするようすすめた。(糸島の風も参照)

15日の無料法律相談もお気軽にご利用ください。
4月、5月は行事が多く、忙しかった。
昨日は、初当選したやなぎ明夫議員と、はじめて市役所の門前で演説とビラ配布。
6月1日からは、6月議会も始まる。
市民の目線で、とくに弱者の立場で今期も議会活動をすすめます。