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県の行政文書に無数の虚偽記載~いいのか?


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新庁舎で野見山画伯「みんなウソ」の絵がお出迎え

きょう12月23日は、新庁舎1階の市民ホールで糸島市新庁舎落成記念式典があった。玄関を入り左の方に歩いて行くと、糸島市に寄贈された野見山暁治画伯の大作「みんなウソ」が出迎えてくれた。

赤を基調にした迫力のある作品。先生は船越の海を眺めながらどんな思いを抱きつつ、この作品を描かれたのだろうか?

「みんなウソ」とはいったいどういう意味が込められているのだろうか?

絵はこの後2月25日まで伊都郷土美術館に展示され、そのあと新庁舎の応接室に飾られるという。

しかしそれでは観る人が限られる。ホールやサロンに飾って、一般市民がゆっくり鑑賞できるようにすべきだ。


服部誠太郎福岡県知事の来賓あいさつ

月形祐二市長が主催者あいさつをした後、来賓として2番目に服部誠太郎県知事があいさつに立った。

知事が職員の書いた原稿を読むのではなく、終始穏やかに会場を見渡しながら自分の言葉で話されたのは好印象だった。

その中で知事は「農林事務所にいた」と述べた。県の職員として農業分野の行政事務に携わった経験があるということだろう。


県農林事務所の行政文書に虚偽記載があっていいのか?

私は昨年の11月から今年にかけて、少なくとも4回以上、告発の手紙を服部知事に送った。多面的機能支払交付金に関して市の事務がデタラメであり、是正するようお願いしたのである。

令和2年度に糸島市は泊一環境保全組合が市に提出した約400頁の報告書を県農林事務所に送付した。私はその中の領収書や受領書、議事録、収支決算書が偽造され、内容虚偽であることを情報公開で突き止め、証拠書類を添えて知事に正すよう訴えた。

それにより県は知事名で2回、市に泊一環境保全組合の事実確認を求める書類を月形市長に送付した。しかし市は今年の3月「事実確認はしない」と県に回答し、そのままになっている。

服部知事は中央大学を卒業した法学士であり、財政に詳しい県の職員であった。公文書の重要性、行政文書の虚偽記載がいかに重大な問題かをご存じのはずである。

県民が県への情報公開で受け取った400頁もの文書がほとんど虚偽記載という状況でいいのか?

と、私は県民のひとりとして県知事に問うている。

事務のプロである県の職員が、虚偽記載の行政文書を放置してよいはずがない。


そしてさらに重大なのは、国の検査後も泊一環境保全組合の不正受給と書類の偽造は続いており、その会長は市の非常勤職員=行政区長であるということだ。市は、身内のしでかした不始末を必死に隠蔽しているということになる。


堀田勉議長のあいさつ~「執行部と車の両輪で…」

知事の前にあいさつした堀田勉議長は、新庁舎はバリアフリーであり、議会傍聴をすすめ、開かれた議会を目指すというようなことを述べた。素晴らしいことだ。

しかしそれなら私の一般質問中、執行部が答弁に困っているからと「暫時休憩」を宣言し、傍聴者を長々待たせるようなことはやめていただきたい。

しかも「執行部と車の両輪で」市の事業を推進すると言った。それは違うんじゃないのか?

法令を遵守しない執行部と議会が車の両輪だから、糸島市は虚偽公文書がまん延してしまったのだ。

議会として行政のチェック機能を果たさず、市の暴走を食い止めるどころか、いっしょに暴走し転がり続けている。

多面的機能支払交付金に関して、泊一環境保全組合が領収書を偽造していたことは明白な事実である。

ボランティアで行なっている行政区の環境美化活動を農地維持活動と偽って、多面的機能支払交付金を不正受給していたことも明白な事実である。

堀田議長が「これは重大。審査しよう」と取り扱えば、他の議員らも同調しマスコミや警察も注目するのに、泊一環境保全組合の事務は「適切。問題ない」と答弁する馬場貢副市長らに加勢して隠蔽の役割を果たし続けている。

議会人として失格だ。


多面的機能支払交付金 関連ブログ リンク⇩

〇証人尋問~「迷惑はかけない」と母は領収書を書かされた

〇私が訴えられた裁判の争点

〇告発者を訴えた裁判~「咎めだてしない」約束

〇「市長への手紙」で誹謗中傷

〇県に市が「事実確認しない」と回答

〇決算書はデタラメ~馬場副市長「適正な事務」

〇私文書偽造を許す市役所

〇県の事実確認の依頼を市が放置

〇これのどこが農用地?環境美化のボランティア活動で農業の交付金を不正受給

〇ちよ便り35号~農業者に出方のお金が支払われていない ちよ便り26号、27号、29号、30号、32号、33号、34号、35号参照


関連ブログ2~日当未払いと同じ構図

地震被災者に義援金配らず私物化した松本前市長


なぜ市も議会も企業の不誠実な行為に関心がないのか?


3231F495-EEAB-4C68-B0AE-1D66644F96CB 「それとこれとは…」

堀田勉議長。議長職は議会で絶大な権限をもつ。合併後の歴代議長はすべて自民系三篤会(さんとくかい)。有田継雄、浦伊三次、谷口一成、田原耕一の各氏。堀田議長は松本前市長のときから利害関係者らと親しい交流関係がある。


会議再開 18日議会最終日ドキュメント(前々回のつづき)

12月18日、議会最終日。10時40分に議長の「暫時休憩」で中断した会議が再開したのは、昼食後の1時10分のことだった。

堀田議長は「議案第116号『工事請負契約の締結について』の反対討論で、伊藤議員が『登記していないため、市には1円も法人税が入らない』と言ったが、登記の有無と国税である法人税の関係が確認できなかった。議長において調査の上、処置をする」

と述べた。

私は「(株)キュウボウ糸島支店が市に登記していないから市に税金が入らない」と言っているのに、国税の法人税とすり替えている。


「議長!」と私は自席から声をあげ、「経営者の逮捕には関心がないんですか?」と聞いた。

議長は「それとこれとは違います」と答えた。

伊藤「では私の件だけ問題にして、そのことは問題にしないということですか?」

議長「事実確認をしているだけです」

議長のいう事実確認とは「支店の登記と国税の関係」である。この議案とは何の関係もない。

公共事業を請け負う企業は、信用が何より大切である。だから聞いたのに、なんだかんだ言いながら結局「(株)キューボウの経営者の不誠実な行為の確認はしない」と言っている。

議運を長時間開き、傍聴の人たちを長々待たせておいて、この程度の議論しかしていない。


「外看板や事務所の写真の添付がいらなくなった」

支店をもてば、公共事業の入札で指名を受けやすくなるメリットがある。しかし支店を登記すれば法人地方税を払わなければならない。実体のない支店をつくって公共事業を受注しようとする悪質な業者がでてくる。

他の市では訪問して従業員の勤務状況を含め、事業の実態について調査しているが、糸島市ではそれをしていない。

今回の契約は4億1千万である。支店が支店長の自宅でいいのか?事務所の実態をどのように確認したというのか?

ある業者は私にこう言った。

「以前は市に指名願いをだすとき、外看板の写真、事務所の写真を添付するようになっていましたが、いつの間にか写真の添付が必要なくなりました」と。

これが事実なら、市は実態のない支店を企業がつくりやすいようにしたとも言える。政治倫理、コンプライアンスに欠けるまちだから充分あり得る。


不祥事には言及しない立憲民主の賛成討論


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柳川市が(株)キューボウの前身である九州防水株式会社を指名停止にしたときの公文書の一部。「柳川市」の文字と赤線は伊藤が付け加えた。



議案116号工事請負契約の締結についての討論

12月18日に行われた市議会最終日の議案116号採決前の討論。ひとり5分以内。


〇反対討論(伊藤千代子)下に原稿を添付。



〇賛成討論(徳安建成)



伊藤千代子の反対討論(原稿)

 この議案は、深江小学校大規模改造工事のため、指名競争入札により4億1250万円で糸島市高田1丁目14番25号 株式会社キューボウ 糸島支店と契約を結ぶ内容です。

市は、「キュウボウ糸島支店は登記している、社員は二人である」と答弁しましたが、実際は登記しておらず、事務所も支店長の自宅にあることがわかりました。

反対する第1の理由は、キューボウ糸島支店の実態があると判断できないからです。しかも登記していないため、4億1千万円の大工事でありながら、市には法人税が一円も入りません。

いま地場の建設業者は物価高騰の中、税金を払うのに苦労しています。雇っている建築労働者に暮れのボーナスどころか一時金さえ払えないところもあります。

下請けを含め多くの地元業者が潤うように地域にお金が循環するように市は工事の発注をすべきです。

2番目に反対する理由は、指名競争入札の指名に疑問があるからです。

糸島市指名競争入札参加者指名基準では、(1)信用状態 (2)不誠実な行為の有無が定められています。

株式会社キューボウの本社は、久留米市合川町422番地18です。しかしこの住所は、九州防水株式会社とまったく同じ住所です。経営者も同じです。

この九州防水株式会社は、令和2年度に公共事業にからんで事件を起こし、取締役が贈賄で逮捕されました。

令和2年6月19日付の毎日新聞には「九州北部豪雨で被災した福岡県朝倉市の災害復旧工事をめぐる汚職事件で、九州防水の役員が逮捕された」と書かれています。

朝倉市が下請けに丸投げすることを禁じていたにもかかわらず、九州防水が飯塚市の産業廃棄物業者に丸投げし、市の職員にワイロを贈っていたことが発覚したのです。

また同じ年の7月、九州防水の取締役3名は、経営する建設会社が粉飾した貸借対照表を久留米県土整備事務所に提出したとして、建設業法違反容疑で逮捕されました。

そのため、令和2年度から3年度にかけて、自治体や国の機関が、九州防水株式会社に対して指名停止処分を行なっています。

柳川市などは、九州防水株式会社に対して、令和2年6月25日から令和3年6月24日まで、12カ月、1年もの指名停止を行なっています。

ところがその間糸島市は、令和3年6月、他市が九州防水を指名停止処分にしている間に、経営者が同じ、会社の住所が同じ、事業も同じという株式会社キュウボウの糸島支店を、建設業のAaランクで指名登録させ、令和4年度からは地場業者として積極的に指名し優遇する対応をとっていました。

(株)キュウボウが、令和4年度と5年度の指名競争入札で落札したのは、加布里小学校トイレ改修工事7435万円。岸田団地改修工事6356万円。深江小学校校舎大規模改造工事4億1250万円、契約金の総額は5億5041万5360円と莫大です。

糸島支店の社員は二人だそうですが、本当にこれだけの工事を請け負う技術と能力を持っているのか、本当に地場業者と言えるのか、甚だ疑問です。

合併前、施設の老朽化が原因で、小学5年の子どもが亡くなる事故が起きたのを、私は忘れません。子どもの安全がもっとも重要な学校関係の公共事業は、法令を順守し、大工さん、左官さん、塗装やさん、多くの地場の建築労働者が潤うように発注すべきであると訴え、反対討論とします。


経営者の違法行為は無視し4億円の工事契約議案を議決


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12月18日、私に討論を訂正するよう求めた議会運営委員会。全員三篤会(さんとくかい)。三篤会とは福岡3区選出の自民党古賀篤衆議院議員を応援する会のこと。


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18日の最終本会議で堀田勉議長は議案116号を採決した。4億1250万円の深江小学校校舎大規模改造工事を月形市長が糸島市高田一丁目14番25号(株)キューボウ糸島支店と契約する議案である。

反対討論は私。賛成討論は徳安達成議員(立憲民主)。


私の反対の趣旨は、

1、社員2人と言うが支店長の自宅が事務所で、支店の実態があると判断できない。

2、2年間で5億5千万円の契約だが、支店は登記しておらず市に税金が入らない。

3、指名競争入札の指名に問題がある。支店が糸島市に指名登録した令和3年度の前年に、(株)キューボウの前身とも言える九州防水(株)は公共事業の発注をめぐり役員が贈賄で逮捕され、経営者らは粉飾決算で逮捕され指名停止を受けていた。

それらを考慮すれば、指名の基準①信用状態②不誠実な行為の有無に抵触する疑いがある。したがって市が「地場業者」として優先的に指名し、優遇しているのは問題。(なお指名競争入札参加者選定委員会の委員長は馬場貢副市長)。


徳安議員は、市の主張をそのまま代弁した。討論内容は、明日以降にアップする私と徳安議員の動画(各5分間)を見ていただきたい。

採決結果は、賛成18、反対1。残念ながら予想通り。

すると議案が議決してほどなく、突然議長が「暫時休憩」を宣言した。


議会運営委員会とは反対する議員を懲らしめるところか?

30分ほど経って議運に呼ばれて議会運営委員会室に行くと、委員たちは二点で私の討論内容に食いついてきた。

一点目は「議案110号の反対討論で内田洋行の名前を出したが、事業者選定で落選したところの名前を言うべきではない」。

二点目は「議案116号で(株)キュウボウ糸島支店は登記していないから税金は1円も入らないと述べたが、市の執行部は登記していなくても税金は入ると言っている」というようなことをいって、私に発言の訂正を求めてきたのである。


私はあきれた。

この人たちは、(株)キュウボウ糸島支店が市に建設業Aaランクで指名登録する前年、経営者らが逮捕された事件には一切触れず、キュウボウの前身九州防水(株)の取締役が公共事業をめぐって逮捕されたことにもまったく関心を示さず、相も変わらず市の主張を振りかざし、私にいちゃもんをつけ責め立てる。

この人たちは、いつもいつも市や利害関係者の違法行為はすべてスルーする。


私は全員を見渡して「討論の訂正はしない」とはねつけた。

「今まで市は架空法人を使うなどさんざん違法なことをしてきた。事業者選定で審査した法人の名前を言えないとは何ごとか?情報公開の後退だ」と言い、さらに

「支店が登記していなかったら市に法人市民税は入らない。絶対に訂正には応じない。反対する議員をつるし上げるようなことはいい加減にやめなさい」と大声で言って、議運の部屋を出た。


「議長!経営者の逮捕には関心がないのか?」

議会が再開されたのは昼食後の午後1時10分だった。議会傍聴に来ていた人たちを長時間待たせ、職員に余計な事務をさせ、税金の無駄づかいとはこのことだ。

堀田議長は「議会を再開します。登記と税金のことは調べておきます…」という風なことを言った。私は「議長!」と自席から声をあげた。

執行部と議員らが「なんだ?なんだ?」という顔をしてこっちを見た。

「議長!経営者の逮捕には関心がないのですか?」と私は聞いた。議長は何かひとことふたこと返事をしたが、よく聞き取れなかった。動画で確認してから紹介しよう。


議案は数の力で議決したが、議長の地元、二丈の深江小学校校舎改修の大工事が法令を遵守し、下請けをはじめ地場産業振興に役立ち、子ども達の安全と教育環境の向上に資するよう見ていきたい。


市議会の自民公明の議席は75%


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我が家で購読している西日本新聞より。


圧倒的多数の自民系議員13人は三篤会(さんとくかい)

14日の会議が終わると同時に、重冨洋司議員が大きな声で議員に呼びかけた。

「三篤会(さんとくかい)の方は議運の部屋に集まってください!」

三篤会とは、福岡3区選出の自民党古賀篤衆議院議員を応援する会のことである。前期は波多江貴士議員が幹事だったが、今期は重冨議員に代わったのだろう。

ゾロゾロ議会運営委員会室に入って行く議員たち。市議選には無所属で立候補した人たちばかりだ。

裏金疑惑で岸田内閣の支持率が20%を割り、総選挙が近いと判断したのか?これから全力で古賀氏必勝に向けた動きが活発化するだろう。


三篤会が役職を独占

議員20人のうち三篤会は13人。議会の65%を占める。彼らは重要な役職を独占し、議会の主導権を握っている。

堀田勉(議長)

井上健作(副議長)

重冨洋司(議会運営委員長、総務文教常任委員会委員長)

松月よし子(市民福祉常任委員会委員長、議会運営委員)

加茂正彦(建設産業常任委員会委員長、議会運営委員)

波多江貴士(議会運営委員、建設産業副委員長)

長田秀樹(議会運営委員、市民福祉副委員長)

畑中鶴見(総務文教副委員長、議会運営委員)

川上伸悟(議会選出監査委員)

服部清幸、寺崎達也、三苫幹治、木下勇ニ の13人。


圧倒的な数の力で市議会を運営(私に言わせれば支配)し、国政で自民党が圧勝する一翼を担っている。三篤会は、これまで強力与党として長年にわたり松本嶺男前市長、月形祐二市長をバックアップしてきた。

契約相手方が設立していない議案を議決し、事業者選定で架空法人を使ったヤラセを行ない、やりたい放題の市政を強力に支え、自民党の原発推進、アンダーパス推進の方針に賛成してきたのである。無所属という看板に騙されてはいけない。

公明党は笹栗純夫、中尾正俊の2人。糸島市議会は自民公明だけでなんと75%を占める。


95%が与党という現実

他の政党は、徳安達成(立憲民主党)、中尾浩昭(日本維新の会)。

無所属は佐藤倫子、高橋徹郎、伊藤千代子の三人。

だが議案に反対し市の不正を追及するのは私だけなので、与党19人、野党1人という構図。糸島市議会は95%が与党議員なのである。

地方議会は少数意見が排除され、多種多様な考え方の市民を代表する場になっていない。悲しいかな。地方議会は自民とその補完勢力の牙城である。


さらに糸島市政が変わらないのは、立憲民主徳安達成議員の存在だ。立憲は国では野党だが、糸島市ではずっと自民系市長の味方、自民以上に現市政をサポートする役割を果たしてきた。

松本前市長、月形市長を高く高く評価し褒めたたえてきた。存在しない社会福祉法人選定の審査では積極的に賛成し、井上健作副議長とは「徳ちゃん」「健さん」と呼び合う間柄。2人で私の質問をさんざん妨害してきた。


裏金疑惑は糸島市でも〜倫理観がマヒ

政治資金パーティの収入の一部を政治資金収支報告書に記載せず「裏金」化し、所属議員らがキックバックを受けていた問題で、いま自民党は大揺れだ。

統一教会との疑惑でも辞めなかった大臣らが、ついにカネが原因で辞任した。東京地検特捜部の捜査の行方に目が離せない。


先日、行政区長経験者が私に「まだ幽霊消防団員がいる」と教えてくれた。活動実態のない消防団員を名簿に載せ、報酬を受けとっているということだ。

多面的機能支払交付金では、活動組織で領収書の偽造が行われ、2020年に市が県に提出した386枚の報告書には何百もの虚偽記載があった。

虚偽報告による裏金作りが蔓延し、「みんなやっている」と倫理観がマヒしているのではないか。

長期自民党政権の腐敗は国と地方を蝕み、国民のための税金が湯水のように無駄づかいされている。今こそ地縁・血縁・利権の選挙を打破し、改革すべきときだ。


質問妨害例は下をクリック

21) 妨害(ぼうがい)

22)妨害2


市が謝罪「キューボウ糸島支店は登記していない」

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糸島市高田にあるキューボウ糸島支店。

12月13日、本会議冒頭に市は「5日の伊藤議員の質疑で、キューボウ糸島支店が登記していると答弁したが、登記しているのは本店で、糸島支店は登記していない」と述べ、謝罪した。

前日の12日、私が「キューボウ糸島支店は登記していない。議会で事実と違う答弁をしていいのか?」と市に詰め寄ったからである。


12日議員全員がいる場で

話は前日の12日に遡る。「議長!」と私は堀田勉議長に発言を求めた。

「12月5日の議会で、市は『キューボウ糸島支店は間違いなく登記し、社員数は2人である』と答弁した。しかし翌日法務局で確かめたら、支店は登記していなかった。議会で嘘をついていいのか?4億1千万円もの小学校の改修工事を登記していない支店と結ぶべきではない。議案116号は撤回させるべきだ」。


すると議長は、経営戦略部長と財政課長を議会に呼んだ。

部長は「5日の議会で登記していると答弁したのは、会社本店のことである。支店は登記していない」。そして「県へ糸島支店と届けてあるから支店である。登記していないのは銀行から融資を受ける必要がないからだ」と言った。

融資を受けるかどうかは会社の都合である。大事なことは、市が法的にきちんと設立された相手方と契約を結ぶことだ。それに登記していなければ市に税金は入らない。


伊藤「ではあなた方は、4億円もの工事契約を登記していない支店と結ぶというのか?」部長「そうである」。

「今まで市は設立していない法人を設立していると偽り議案に載せ財産を無償譲渡したり、存在しない法人を事業者選定したりしてきた。登記していない契約相手方など信用できない」と私は大声で言ったが、だれも何も意見を言わなかった。


市長が提案した議案

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月形市長が12月議会に提案した議案116号。糸島支店の事務所は支店長の自宅である。それでも市は「玄関(支店長の表札の後ろ)に看板がある。支店の実態はある」と言い切った。

キューボウ糸島支店に多額の事業を発注しても、登記していないため市に税金は入らない。市はそれを熟知しながら「支店がある」と指名競争入札に優先的に参加させ、地場業者として優遇している。

いま地場の建設業者は物価高騰の中、税金を払うのに苦労している。雇っている建築労働者に暮れのボーナスどころか一時金さえ払えないところや、どうやって歳を越そうかと悩んでいるところもあると聞く。

深江小学校の大規模改造工事は身近な公共事業である。子どもたちの周囲にも大勢の建築労働者がいるだろう。下請けを含め多くの地元業者が潤うように地域にお金が循環するように、市長は工事の発注に努力すべきではないのか。


登記せず市に納税しないのに地場業者として優遇

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支店長の自宅が事務所。令和3年に指名競争入札の登録業者となりAaランクの建設業者として毎年指名を受けている。

令和4年度は5月26日の指名競争入札で加布里小学校トイレ改修工事を落札し、契約金額は7435万1640円。

令和5年度は9月14日の指名競争入札で岸田団地改修工事を落札し、契約金額は6356万3720円。11月21日の指名競争入札では深江小学校校舎大規模改造工事を落札し、契約金額は4億1250万円。

登記していないため市に法人税を払う必要がない。



※議案等の採決は来週12月18日の最終本会議で行われます。一般質問は後ほど掲載します。


関連ブログ

1)深江小学校校舎大規模改造工事について~地場業者の振興に役立つ発注か?

2)実態のない支店が議案の契約相手方でいいのか?


実態のない支店が議案の契約相手方でいいのか?


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月形祐二市長は、二丈の深江小学校校舎大規模改造工事を4億1250万円で株式会社キューボウ糸島支店と契約するため、議案116号を12月議会に提案した。

しかし、巨額の契約を結ぶような建築会社の支店がこのあたりには見当たらない。


公共事業は国民の税金から支払われるため、公平性と厳正性が特に重視される。

12月5日の議会で市は、「支店は間違いなく登記している。社員数は2名である」「令和4年度加布里小学校のトイレ改修工事(7435万円)、令和5年度岸田団地改修工事(6356万円)の実績がある」と答弁した。

だが支店の実態がないのに「糸島支店があるから地場業者だ」と優先的に指名競争入札で指名され、多額の公共事業を連続的に受注する、などということがあっていいのだろうか?


2000もの業者が市に登録しているが、多くの中小零細業者は何年も何年も指名を受けられず、公共事業とは縁のない経営を強いられている。

ひとり親方でDランクの業者が、左官、内装、大工など多くの地元の建築労働者を使って仕事をしている。こういう地場業者が潤う発注の仕方が大切なのだ。


深江小学校と言えば、堀田勉議長の地元である。もちろん議長もこのことを承知しているはずだ。

このままでは、12月18日の議会最終日に採決が行われ、オール与党の賛成で議案116号は議決するだろう。


本当に登記しているのか?

(株)キューボウをインターネットで検索すると、ホームページがでてきた。本店は、久留米市合川町422番地18である。

支店は東京支店、福岡市店、佐賀支店である。支店の紹介欄に糸島支店はない。

毎年多額の工事を市から請け負い、月形市長と契約を交わしている糸島支店を「支店」として公表していない。いったいなぜだろう?

株式会社キューボウ糸島支店は、本当に登記しているのか?


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関連ブログ

深江小学校校舎大規模改造工事について~地場業者の振興に役立つ発注か?


工事費4億1250万円の契約議案について

~地場産業の振興に役立つ発注になっているのか?


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議案第116号 深江小学校校舎大規模改造工事の契約の締結について

月形市長が今度の議会で提案した一番大きな契約議案。以下は市の説明。


契約方法 指名競争入札

契約金額 4億1250万円 (落札率98.8%)

契約相手方 

(1)住所 福岡県糸島市高田一丁目14番25号

(2)氏名 株式会社キューボウ糸島支店 支店長 上瀧秀憲

契約期間 

契約の日から令和7年10月15日まで


会社概要と支店の実績は?

いとう~(株)キューボウの概要と糸島支店の実績は?

市~株式会社キューボウの本社は、久留米市合川町422番地18で設立は昭和59年4月。資本金は5千万円。社員数は80名である。。

糸島支店が指名登録したのは令和3年度で、(建築の)ランクはAaランクである。

市の公共事業の実績は令和4年度、加布里小学校トイレ改修工事、令和5年度、岸田団地改修工事である。


深江小学校改修工事で2回入札した経過は?

いとう~子ども達が通う学校がきれいになることはとてもうれしくいいことだが、地場業者の振興に役立つような発注をしなければならない。1回目の入札と2回目の入札についてうかがう。

市~1回目の総合評価方式には3事業者のエントリーがあったが、2者が辞退され、1者になったことから入札中止になった。

入札中止になった場合は、業者名を公表していない。辞退の理由は、積算金額等で調整ができないとのことであった。

2回目の入札で市が指名したのは、アスミオ(株)糸島支店、(株)キューボウ糸島支店、(株)楢崎建設、(株)藤栄建設、(株)アスト、卜部建設(株)、(株)黒木工務店、(株)津田建設、(株)北洋建設、溝江建設(株)の10社である。

そのうち応札したのは(株)キューボウと(株)津田建設の2社である。

入札日は11月21日で、応札金額は税抜でキューボウ糸島支店が3億7500万円、津田建設が3億7959万円で、落札率は98.8%である。


支店はまちがいなく登記しているのか?社員数は?

いとう~私はこの地域に住んでおり、ときどき通るが、ここは住宅地で会社を見たことがない。まちがいなく支店は登記をしているのか?それから支店の社員数はどうなっているか。

市~会社はまちがいなく登記をしている。社員数は2名である。


市長が社員数2名の支店と4億円の契約を結ぶとは驚きました。設立されていない法人に一億円もの財産を無償譲渡する議案を提案したり、市長や議長のお友達企業を市の施設に登記させ営業させたりした実績があるので、注意が必要です。

一般質問は12月13日1時から。メインは、

1、高田の国道に信号機の設置を

2、犬猫の殺処分をゼロにする取り組みについて

3、重度障害者への訪問介護について

4、多面的機能支払交付金の金銭出納簿について


森林公園の違法貸付をめぐる裁判


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先週、月形市長の代理人から原告の私に届いた答弁書。この1枚だけです。


一昨日の12月6日、福岡地裁で私が森林公園樋ノ口ハイランドの件で市長を訴えた住民訴訟の第一回口頭弁論がありました。私は弁護士を立てず本人訴訟をしているので、この日市から誰も出廷しなかったため、当日の法廷は3人の裁判官と私だけでした。

議会がチェック機能を果たさないため、やりたい放題の糸島市。それを告発し正すために、私は住民訴訟を提起しました。


私の訴状に対する答弁書は上の写真の1枚。不二法律事務所というところの4人の弁護士さんが名前を連ねています。

次の口頭弁論は、2月19日10時半から902号法廷です。時間のある方は、傍聴においでください。

私が提出した訴状から、経過についてのみ簡単に記載しておきます。


市長が議会の議決なくあまりに安い貸付契約を結ぶ

森林公園樋の口ハイランドは、1993年、県が二丈一貴山に2億7400万円を投じて整備した森林公園である。土地は約20万平方メートル、建物は3棟。駐車場、展望所、芝生広場、パラグライダー基地、延長3キロメートルの遊歩道、樹木1万6千本がある。

 

今年2023年3月28日、月形市長は(有)パシフィックネットワークに、20万平方メートルの土地と3棟の建物を10年間、年額11万1670円で貸し付ける契約を結んだ。

パシフィックネットワークは、神奈川県のレジャー業者。公園で利用料金大人、小人ともに4千円をとってフォレストアドベンチャーの営業をしている。

(地方自治法第237条第2項は、地方公共団体の財産を適正な対価なく譲渡し、又は貸し付けることを禁止しているが、議決していない。契約書の会社の住所は登記と違う。)

 

議員の口利きに始まった無償貸付

〜存在しない会社を審査決定

  2011年12月16日松本嶺男前市長 は、支援者のS議員の紹介で面会した福岡市のA氏から、来年7月から公園でフォレストアドベンチャーを経営したいと要望され、即了承した。


  2012年2月6日、市はA氏の会社「株式会社ネイチャースピリット」を林間施設の指定管理者に決定。しかし、この会社はまだ設立されていなかった。(設立はこの後の2月22日)


 同年3月1日、会社設立の1週間後、前市長は「林間施設を廃止する条例」と「財産の無償貸付」議案を提案し、26日議決した前市長は、木の香ランドと樋の口ハイランドの土地32万平方メートルと建物14棟を、10年間ネイチャースピリットにタダで貸しつけた。 


 同年6月末、ネイチャースピリットは樋ノ口ハイランドにフォレストアドベンチャーを建設したが、その費用の4千万円を支払えず、施工業者パシフィックネットワークとの間で訴訟騒ぎが起きた。そこで市はネイチャースピリットとの契約を急いで解除し、パシフィックネットワークを新たな相手方にして樋ノ口ハイランドを貸し付けた。契約金額は年間わずか10万円だが、議決していない。


 2014年2月2日、前市長の支援で糸島市長選挙に初当選した月形市長は、パシフィックネットワークと貸付の改訂契約書を結んだ。(ここでも契約書は会社の住所が違っている)。

2023年3月28日、月形市長が議決なく、パシフィックネットワークとの10年契約を更新する。20年間タダ同然で、土地20万平方メートル、建物3棟を神奈川県の民間業者に営利目的で貸すことになった。


 訴状の詳しい文面等は下をクリック

住民訴訟を提起

公園は誰のもの?

裁判所から期日呼び出し状