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昨日の議長選挙で、浦いそうじ氏が、糸島市議会議長に就任した。

4期も公共事業にかかわる建設産業委員長を務め、市議会きってのパワハラ議員であることは、多くの人が知っている。

その人が、圧倒的多数の自民系議員の中心。

だから、選挙結果は見えていた。

糸島市では、「議員の暴言に耐えられない」との言葉を残し、職員が命を絶った。

それを思うと、胸が苦しくなる。私の願いは、ただひとつ、市議会のパワハラをなくすことである。まともな議論のできる議会にすることだ。

議長選挙でのわたくし伊藤千代子の「立候補あいさつ」は、以下のとおり。

今の市議会の何が問題かを知っていただきたく、アップしておく。

議長選挙での立候補あいさつ糸島市議会のもつとも改革すべき点は、旧態依然とした古い体質を、開かれた民主的な議会にかえることです。

今回、議会に若い新人も加わり、新しい風が吹くことを、市民は大いに期待しています。

何百億円もの税金の使い道を、きちんとチェックするのが、市議会の重要な役割です。

市民が一生懸命払った税金は、大切に使われ、市民のための市政が行わなければなりません。地方議会の議長選挙において、これまで水面下で、委員長などのポストを利用して、議員を奪い合う権力争いのごとき実態が、全国各地でみられました。

それに対する批判の高まりの中で、民主的な議会改革が各地で進み、議長選挙も市民に開かれた形へと変化してきました。

糸島市議会でも、昨年度、委員会審議を経て、いくつかの議会改革をおこない、議長選挙においては所信表明演説を行うことに決定しました。

議長候補者が、それぞれ、めざす議会のビジョンを、議員だけでなく、インターネットを通じて、市民や全国へ発信するわけですから、大きな進歩です。私は、まず第一に、地方自治法、条例を遵守する品性ある市議会をめざします。

たとえば、地方自治法で、議員個人の利害に関わる議案がでたら、議場を退席し、採決に加わることはできないとなっています。

これは議会運営上、最低のルールです。しかし数年前、委員長職の議員の調整区域の土地を、都市計画で開発した時、本人が利害関係者であるにもかかわらず、議場を退席せず採決に加わりました。

このような議会運営は、明らかにあやまりであり、議員が利害関係者である時は、議場から退場させ、採決に参加させるべきではありません。

私は、議員優遇の疑惑を招くこのような議会運営は行いません。議員や職員は、公務員としての倫理を守る必要があります。

1昨年の1月は、委員長職の議員が、女性に暴行を働いた容疑で逮捕され、職員が官製談合容疑で逮捕されるなどの事件が連続しておき、市民から、公務員倫理はどうなっているのかとの批判が起きました。

市民に疑惑を持たれるような行為は、慎まなければなりません。業者の中には、年間に5億件もの随意契約を受けている経営者もあり、こういう業者と個人的に飲食するような議員は、倫理を重んじる議会の議長にふさわしくありません。

私は、政治倫理条例、職員倫理条例を議会や職員と学ぶ機会をつくり、クリーンでさわやかな市議会をめざします。

合併直後、糸島市では、職員が議員の暴言に耐えられないとの言葉を残して自殺するという痛ましい事件がありました。

この職員の死は、公務災害に認定されています。

しかしその後も、数々の暴言が続き、昨年度の3月議会では、この議場の中でさえ、幹部職員を「お前ら!」と怒鳴りつけた議員がいました。

言論の府である市議会で、人権侵害もはなはだしい暴言は、絶対に許されず、職員が委縮し、怯えるような市役所であってはなりません。

職員を「お前ら!」と怒鳴りつけるような人は、議長にふさわしくありません。

私は、議会内における職員、同僚議員への暴言をなくし、対等、平等の明るい市議会をめざします。糸島市は、実質公債費比率が平成24年度で福岡県の一般市の中で最悪の借金財政となっています。

財政が破綻するようなことになったら、議会は一体何をしていたのかと責任を問われるでしょう。

私は、議会がきちんと議論をし、是々非々で判断できるよう民主的議会運営を心がけてまいります。(日本共産党は、やなぎ議員が当選して、2人になった。やなぎ議員と力を合わせ、がんばっていきたい。)



今日、12時に締め切られた議長選挙の立候補。

さっき、議会事務局からのファックスで、3人が立候補したことがわかりました。

届け出順に、

1、浦 伊三次 6期

所信表明の概要

①議会改革特別委員会の設置

②常識ある議会を目指す

③開かれた議長室


2、谷口一成 7期

所信表明の概要

①凛とした議会を目指す。


3、伊藤千代子 5期

所信表明の概要

①地方自治法、条例を守り、品性ある議会運営を行う。

②議場内における人権侵害の暴言は、きちんと注意する。

③他市のように、少数意見も大切にした議会運営を心がける。


選挙の投票前に、10分以内で目指す議会について、演説をすることになっています。それから、投票です。議長の任期は4年です。副議長、委員長職もこの日に決まります。



議会でもっとも権力のある地位は、議長です。

その議長を決める臨時議会が、2月17日10時から開かれます。

傍聴もできますし、インターネットでも中継されますので、ごらんください。

旧態依然とした市議会が、今度の選挙でメンバーが少し入れ替わって、少しは民主的になれるかどうか。

市民は期待しています。


思い出すのは、自分が初めて議員になった日のこと。胸をはずませて、議員全員協議会に出席したら、当時の議長に「貴様、黙れ!」と怒鳴られました。(怒鳴られたのは、議長が「今後、議会だよりに、議員の名前を書かないようにする」と言ったとき、私だけが「それはおかしい。市民に議員の発言内容を知らせるのは、当然ではないか」と反対意見を言ったから)


あとで、市民文教委員会室で委員長が、私に言いました。

「反対してもムダたい。ここは、声の大きいもんが勝つんじゃ」

あまりのショックに、声も出ませんでした。

それでは、議会と言うより、ヤクザの世界です。

実際、糸島市議会の暴力的体質はひどかった。

「議員の暴言に耐えられない」との言葉を残して職員が自殺するなど、他市では考えられないでしょう。

品性のある、公平、公正な議会運営。糸島市議会にいま、一番求められています。

どこかの自治体では、水面下で議長選挙に勝つための議員の奪い合いが行われているとか。

強いものに巻かれず、まかれた餌につられず、良心とおてんとうさまに恥じることない判断が、一人一人の議員に求められています。



2月2日の選挙で、5期目の当選を果たすことができた。

議会で、政治倫理や税金の無駄遣いを追及するたびに叩かれ続けてきたが、 市民のみなさんが、私を信じて力強いご支援をしてくださったのは、ほんとうにうれしい。

半年前には、3日間の出席停止の懲罰、辞職勧告、広報による誹謗中傷記事と続いた。


宣伝カーで回っていると、「応援しています。負けないでください」と、 目に涙をためて駆け寄ってくる人がたくさんいた。 品性のある議会に。

弱者の立場に立った市政を。 議員名義、有力者名義の土地の大開発は許さない。

当たり前のことを、ずっと言い続けて15年。


昨年10月、11月は、過労と心労で二か月もダウンしたが、おかげさまで元気になった。

「伊藤議員の復活を心より歓迎します」

ある保守系の方のメール。感謝します。

そして。応援してくださった、たくさんの市民のみなさん。

ありがとうございます。

これからも、よろしくお願いいたします。



糸島の風23号で書いた記事の一部を、載せておきたい。

2年前、出席停止の懲罰にあった。

以来、私は議会で熾烈な攻撃にあってきたが、松本市長の引退を前に、その公務員倫理のなさを、あらためて痛感せずにいられない。

市民の大切な税金の使い道を、だれが決定しているのか?いつもそのことを考えさせられる。

[糸島の風 23号より(再度)]

土地区画整理事業と新駅設置をめぐる「行政、議会、地権者、業者の関係」について

1991年(平成3年)頃~

・前原東土地区画整理事業と新駅設置の話が、議員や有力者などの間で持ち上がる。

2003年(平成15年)~

・区画整理準備会の委員長(自民系市議)と、清水建設福岡営業所長が、協力関係を約束した覚書を結ぶ。

2005年(平成17年)~

・松本みねお氏が前原市長に当選。翌日、前原南産業団地の建設を決定。入札せず、随意契約で清水建設と平成建設の共同体に7億円の事業を発注。

2010年(平成22年)~

・1市2町が合併して糸島市が誕生。

・12月議会で浦伊三次議員(建設産業委員長)が、前原東土地区画整理事業と新駅設置の実現を求め、市長が「先頭に立つ」と表明。この時、「駅舎の建設は原則、税金は使えない」と答弁。

2011年(平成23年)~

・1月5日、市長、浦議員、(株)へいせい社長、幹部職員が小料理屋で飲食。

・2月新駅設置期成会が発足し、松本市長が会長に、浦議員と区画整理組合理事長が会長代理に就任。

・3月議会で「市長と特定業者との飲食は、公務員倫理に反する」と追及した伊藤議員に、自民系議員らが「おまえは黙っとれ!」「共産党は出ていけ!」と暴言を吐き、出席停止の懲罰処分にする。

・市長、浦議員、地権者代表の元議員らが、集めた署名を持ってJRに新駅設置を要望。

2012年(平成24年)~

・3月31日土地区画整理組合と清水建設が契約を締結。推定30億円の事業を随意契約で発注。その後、地元では(株)へいせいがその下請けに。

・JRが期成会に自費での新駅建設を断ってきたため、「地元が建設資金すべてを負担するから、駅をつくってほしい」(請願駅)と交渉する。

2013年(平成25年)~・浦志、篠原の水田、ため池埋立てを清水建設が開始。

・12月、JRが新駅設置に合意。

JRは「1円の負担もしない」ことで覚書を締結。

※地元の自民系市議や自民党県議も『期成会』の役員。