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京都の市長選挙が先週の日曜日、あったけど、わずか900票差だったんだ。

ほんとに惜しかったね!

相手陣営は、自民、公明、民主、社民と、オール与党が推す候補者。こちらは、政党では日本共産党だけたが、変革を願う市民の力は大きい。

今のままだと、京都の町中に高速道路を走らせようとしているとか。

「これ以上、京都の町を壊すな!」「無駄な開発ではなく、福祉・教育の充実へ、市政への転換を」。

前原もいっしょ。3月議会前で、猛烈に忙しくなった。


ここまで人間が使い捨てにされていいのか?

使い捨て派遣動労の深刻な実態を、キャノンなどの労働者からの聞き取りによる具体的な事例で告発し、「労働者派遣法を労働者を保護する法律へ抜本的に改正せよ」という日本共産党の志位委員長の国会での質問が反響を呼んでいる。

インターネット上の動画サイトでは、8日の志位さんの質問が14日の動画サイト政治分野の第1位に。

日雇い派遣や偽装請負。何の社会保障もなく、年収200万円以下で働く若者たち。

「代わりはいくらでもいる」と労働者を使い捨てにする大企業。質問後、世の中、こんなもんだと絶望していた青年が、「質問を見て一筋の光が見えた」と。


不安定雇用と低賃金、長時間労働に疲れ果て、地獄の日々、あすの希望などなかった、という若者たちが、志位質問に「わかりやすい」「おれたちの声を代弁している」「底辺で苦しむ労働者の叫びだ」「日本社会の大問題、まさにそのとおり!」・・・

若者の未来、日本の将来を思い、政府に答弁求める熱意に胸を打たれた人が多かったよう。

パンフレットもできるようで、同じように悩んでいるたくさんの人に見せなきゃ。

このところ、後期高齢者医療制度の学習会や、市政懇談会などなどで、毎晩のように出歩き、少々くたびれていたが、このニュースには励まされた。近所のおばあちゃんが、「ちゃんとした仕事がなければ、犯罪が増えてしまうよ」と心配そうに言っていた。

大企業も行政も、正社員、正職員を減らし、国民から仕事を奪っている。


パーキンソン病のB子さんが、近々入院します、と言ってきた。

少しずつ少しずつ具合が悪くなってきて、最近はよく転んでケガをしては通院したりしていたが、とうとう福岡市の大きな病院に入院をすすめられたようだ。

「それで…月曜日、車で病院まで送ってもらえないでしょうか?…タクシーだとすごくかかりそうで…」

病気で弱々しくなった声。話すのもつらそうだ。

「いいですよ。だれか、頼んでみましょう。

あとで電話しますね」

わたしは車の運転ができない。

だから、いろいろな人に助けてもらっている。

さっそく同じ町内のCさんが、車を出してもいいと言ってくれた。


難病の方々からの相談は、結構多い。

病気で苦しみながら、高い医療費にも苦しまねばならない場合もあり、肝臓病の方々の場合がとくにそうだ。


パーキンソン病も、患者が増えてきたから難病指定を外そうという国の動きがあり、油断できない。

今度の後期高齢者医療制度で、65歳から74歳までの重度障害者が、制度に加入しないと今まで通り、医療費の無料化を受けられないこともあるという。大変なことだ。(県の制度)

マイケル・ムーアの映画「シッコ」を思い出す。

国民の医療費が無料のヨーロッパ諸国と「国民皆保険制度」のないアメリカの医療の悲惨な実態と。

すくなくとも医療費は、すべての人に無料であるほうが、国民はしあわせだと思う。


ところが、しばらくしてB子さんが、電話してきた。

「離れて暮らしている息子が…、入院のことを話したら、仕事を工面して病院まで送ってくれるって…いうんです…」

「あら、よかったですねえ!」とわたし。

あまり交流のなかった息子さんのやさしい言葉。

その思いやりに、B子さんの声も心なしかはずんでいたように思う。


老人ホームのMさんが、息をはずませながら電話してきた。数日前のこと。


障害者施設に引っ越したA子さんのところへ、Jさんの車で様子を見に行ったという。

「まあ、にこにこ、にこにこ、ほんとにうれしそうにしてねえ。部屋を見せてもらったら、一人部屋でいい部屋!Jさんがコタツをあげたいと言ったら、社会福祉協議会の人が取りに来て運んでくれた。A子ちゃんもよろこんであったよ。伊藤さん、ありがとう」

「いいえ。MさんとJさんの熱意のおかげですよ…」

MさんとJさんは、80歳ちかい。

たまたま倉庫暮らしのA子さんと知り合い、彼女から「助けて」と頼まれ、私のところに連れてきた。(ブログ「寒波の中,A子さん、障害者施設に引っ越す」参照)

「あんな生活を3年も…。戦争を体験したあたしたちでも、がまんできない。なんとかしてあげて」と言って。

A子さんと面会した後、4,5日して、また携帯に電話がなった。

「今日も寒かったから、様子をJさんと見に行ったとです。火の気のないところで、かわいそかですよ。A子ちゃんは犬の散歩の仕事をして、一日500円もらいよるでしょう。犬の飼い主の人が言ってましたよ。寒い日に、犬と抱き合って寝ていたこともあったって。急いでなんとかならんですか」

「社協と市役所と話して、施設の入所のため、障害者認定を急いでしてもらうよう、頼んでいるんですが。・・・わかりました。すぐにどこか保護してもらうよう、市のえらい人に頼みにいきましょう」

「市長ですか?」

「いえ。福祉の一番えらい人です」


翌日、A子さんとMさん、Jさんと4人で、民生部長に面会に行った。(部長室で)

「早く施設に入りたい。今のところは、早く出たい」とA子さん。

「部長さん。一度、見てみらんですか?どんなところに住んでいるか。かわいそうでたまらんですよ」と、Mさん。

「今まで健康だったからよかったけど、もし、あんなところで倒れたりしていたら、大変なことになっていたでしょう。いま施設入所を頼んでいますが、待機者がいるのですぐに入所できないようです。施設に入所できるまで、どこか住むところはないでしょうか。寒さがきびしくて、夜、公園のトイレに行ったりするのは、ほんとにつらいと思いますよ」と私。

部長は、「施設入所まで住むところが必要、いうことですね」といって、

担当職員とも話をしながら、さっそく庁内の各部署にてきぱきと電話をし、市営住宅や県営住宅の空き状況や、老人施設の状況を調べ始めた。


一般職員では、縦割り行政の中で限界があって、どうしても対応が遅くなってしまうことがあるが、市の幹部となるとさすがに市役所全体が動いている感じ。

私たちの前で、いろんな職員が出たり入ったり、30分ほど忙しい時間が過ぎた。


しかし、公営住宅はどこも空いていなかった。

老人施設は若すぎて入れない。

色々あったが、最終的には、隣町のグループホームがひとつ空いているということで、私とA子さんと職員とMさん、Jさんが出かけて行って、なんとか入所にこぎつけた。

とにかく、このままほっとけないというMさんとJさんの熱意が、A子さんを救ったのは間違いない。

二人は、今ではA子さんの実の親のようだ。


「どうなんですか?前原市の学校給食でも使っているんですか、中国産の加工食品」

若いお母さんが、心配して電話かけてきた。


教育委員会に聞くと、昨年の5月ごろ、学校給食安全会を通じて中華ちまきを利用した。その一件だけという。

「安全に問題ないとのことです・・・」

市の小学校は自校直営で、農家と協力して地産地消の給食を心がけている。

学校給食の評判は大変よい。

ハンバーグでも、コロッケでも、カレールーでも、とにかく手作りというのが、すごい。

うちのご飯より、学校のご飯がおいしいという子供たち。

「中学校給食も、センター方式ではなく、自校直営で」と2万も署名集めたんでしょ。

センター計画を打ち破ってよかったですね」と別なおかあさん。

きのうの西日本新聞によると、ある給食センターでは「(日常的に、)中国産の加工品を使っている」ようで困惑していた。


ところで食料の6割以上を輸入に頼る「輸入大国日本」で、輸入食品の検査はわずか10%。9割は、無検査。

しかも、加工食品は手つかずの状況。

全国の港や空港の検疫所に配置されている食品衛生監視員は、わずか334人。

だから200万件の輸入食品の届けがあっても、残留農薬の検査は、2万6400件。

1割しか調べられない。

まずは3000人体制にして、検査率を7割以上にあげること。

食品の安全、国民の健康を守るために、必要な公務員。(300億円かかるようだが、自衛隊員は、24万人もいる)

政府の遅きに失した対応や、安全チェック体制の欠陥があらわになった。


きのう、70代の一人暮らしの女性が、うれしそうに声をかけてきた。

「いとうさん、ありがとう! わたし、骨折で入院してたんだけど、退院してから家に配られた「前原の風」を見たら、ごみは戸別収集できるって書いてあったでしょう。すぐに市役所に電話して頼んだわ。具合が悪くて困っている人がたくさんいるわよ。知らない人におしえてあげなきゃ。どうして、市は、こんな大切なことを市民に知らせようとしないのかしら?」


ところでごみ収集の件は、あちらこちらから反響があった。

多くは、入札すべきだ、パッカー車の領収書を出させるべきだ、たいへんな仕事をしている労働者に、きちんと公務員なみの給与を支払うべきだというものだった。

ごみ収集は大変な仕事。

だからこそ、公務員なみの人件費を委託料で会社に保証して払っている。

従業員がきちんと公務員なみに雇用されていたらいいの。

そうなっていないのが、第一の問題。

パッカー車一台、1000万円とは、おおざっぱでいいかげん。

市民の税金で買った車なら一台、いくらだったか、はっきりさせてほしい、という意見も多かった。


わずかな町内会のお金も、一円単位で監査をされるのに!でたらめよ・・・とか。


ごみ収集委託事業で重大な問題は、情報公開をしないこと。

実際にそれぞれの車をいつ、いくらで購入したのか?1台、何年使ったのか。

廃車にした車の処理はどうしたのか?

下取りに出したのか。税金で買った車であるから、それなりの書類を出して、市民に堂々と見せるべき。

市が情報公開したら、正々堂々と事実に基づいて、議論できる。


入札賛成派も反対派も、まず市に、情報の公開を求めよう!