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私は、12月議会で、「国保税引き上げを提案しながら、市長や議員のボーナスを上げるべきではない」と反対討論したが、自民系、公明、民主、維新の賛成多数で可決した。ボーナス引き上げ反対は、いとう、やなぎ、高橋、藤井、波多江、三嶋栄幸の6議員。国保税の引き上げ反対は、いとう、やなぎ、藤井の3議員。今回の国保税引き上げで、所得500万円以下は、のきなみ13%以上もあがる。農家、自営業者、高齢者、非正規雇用の若者などへの影響が心配だ。年収が1051万円以上の高額所得世帯は、制度上1円も上がらない。国の高額所得者優遇税制によるもの。大きな問題は、弱者救済制度なく、生活保護以下にも重い税がかかること。市には、難病やけがで収入が激減しても「減免制度」がない。そのうえ、生活保護基準以下の世帯にも「国保税」が課税され、滞納すれば約1割の延滞金が課せられる。 ※ ※ ※ ※ ※☆国保税、いくら上がる?(4人家族、子2人。親40代の場合)〇所得200万円の世帯は、4万2500円の負担増。31万2500円から、35万5000円に。〇所得500万円の世帯は、8万8100円の負担増。68万1100円から、76万9800円に。☆冬のボーナスについて市長、副市長、教育長  3人で48万円の増額議員 (22人)   22人で190万円の増額嘱託職員(170人)  冬夏の一時金 なし 



今朝の西日本新聞と、しんぶん赤旗に載った記事。  新日本婦人の会が行った女性議員アンケート。  「女性地方議員の過半数が、性差別を感じた経験あり」と。  「女のくせに」「体を触られた」「威嚇や恫喝」・・・  全国3826人の女性議員中、私も含め、964人が回答したという。初当選したとき、私も「尻がでかい」とゲラゲラ笑われ、あまりの下品さに卒倒しそうだった。議場で質問の最中、共産党は出て行けとか、伊藤をつまみ出せとか怒鳴られたことも。恫喝まがいのヤジ、会派(党派)差別もひどかった。質問の最中、議会を中断されて議長室に連れて行かれ、取り囲まれて説得を受けたこともある。旧態依然とした議会で16年間、おかしいことはおかしいと主張し続けることは大変だった。懲罰2回、辞職勧告1回。昨年2月の選挙で、良識ある議員が増えたこと、東京都議会の女性議員へのヤジ事件などあって、私への口汚いヤジはなくなった。長い16年だった。今年は、終戦から70年、女性差別撤廃条約を批准してから30周年。女性議員が増えれば、議会はもっと明るく、身近で活発になる。明日から2月。3月議会ももうすぐ。戦争と貧困をなくしたい。弱者の視点をつらぬいて。それが私の原点。



1998年の11月に41歳で初当選したので、2015年は、議員になって17回目の新年を迎えたことになる。当時はもちろん、今よりずっと若かったから、子どもたちの通う小学校や中学校で、役員もしながら、自転車で東に西に走り回り、中学校給食の実現をめざす運動や、学校の老朽施設の改善、通学路の安全や環境問題、さまざまな暮らしにかかわる相談活動など、それはそれは忙しかった。障がい児を二人育てていたお母さんが過労で倒れ亡くなって、障がい児の預かり制度を議会で提案した時は、大勢の市民が議会に詰めかけ、涙ながらに傍聴してくださった。小学校の老朽化していた国旗掲揚台の鉄のポールが倒れ、子どもの頭を直撃して亡くなったときのことは、今も忘れられない。学童保育所の子どもが、保育中に学校前の川でおぼれて亡くなったのも衝撃だった。安全と思っていた学校で、わが子を亡くした親の悲しみははかりしれない。子どもの命にかかわる「学校施設の改善」をつねに議会で求めていった。原発、暮らし、子育て、貧困、仕事、環境、老後、街を歩けば、次から次に市民の切実な願いに出会う。利権がらみとしか思えないムダな事業に、湯水のように税金が使われて、なぜもっと身近な市民生活にかかわるところに、税金がいかないのか?税金の使い道を変えれば、もっといいことがたくさんできるのに。議会で、活発に発言すればするほど、怒鳴られ、のけ者にされ、心の休まる時がなかった。「女が何か」「共産党がなんか」地方の旧態依然とした、暴言のまかり通る「品性のかけらもない議会」。初めて出席した議員全員協議会で、意見を言って「貴様黙れ」と議長に怒鳴られた日、市民文教委員会の年配議員から、「ここでは声の大きなものが勝つとよ」と言われ、愕然とした。議会は、市民を代表して議論するところなのに。        ×     ×    ×1年前の選挙で、良識ある議員が複数当選しただけで、議会の雰囲気はずいぶん良くなった。面と向かって、私に暴言を吐く議員がいなくなった。女性や、障がい者や、若い人たち,さまざまな階層の人々が、もっともっと議員になって、普通の感覚で活発な議論ができる議会になってほしい。それが財政難と閉塞感に苦しむ地方を救う大きな力になるだろう。



昨年7月からJR一貴山駅と福吉駅は無人化され、職員がいなくなりました。私は6月議会で、「福吉駅は階段が多く、車いす利用者などは、 駅員が地上のスロープ(通路)を開けてホームに乗り降りできるようにしてきた。 無人駅になったらどうするのか」とたずねました。すると市は、「JR深江駅から職員を派遣して車イスの対応をする」と答弁しました。しかし無人化後、現実はそうならず、住民から「ベビーカーの母子がホームで困っていた」とか、「スロープが閉鎖されている」と相談がありました。そこで12月議会で、「議員は市民の代表だ。議会答弁と違うのは、議会の信用に関わる」とただしました。市は、「その点については申し訳なかった」と述べ、「唐津駅に連絡すれば、 そこから職員を福吉駅に出向かせる」と答えました。「職員がいなくなってから、駅が暗くさびしく感じる」「防犯上、心配」など、安全安心な町づくりへの願いは切実です。「市役所は、前原中心の開発に税金を使いすぎているのではないか。二丈や志摩住民のことをもっと考えてほしい」との声もあります。二丈の人口は減ってきており、駅の無人化や二丈支所の廃止で、合併後の二丈がさびれるようなことがあってはなりません。(「二丈の風」から)



通行止めになっていた、あごらの西交差点から北へ、今また通行できるようになって、市民は「やっと通れるようになった」「便利!」と大変喜んでいます。しかし新駅の建設で、AZホテル前の「桂田踏切」は、2017年の3月末で廃止になる予定です。     (議会の私への答弁より)1日に2~3千台の自動車や自転車が通行するこんな大きな踏切が廃止されたら、雷山、篠原、だけでなく荷物の宅配業者、郵便や新聞配達、運搬車、農家、等々、地場産業や交通体系に悪影響を与え、多くの市民が不便になります。潤南であった住民説明会で、市は、32年前、地域の地権者が農地を宅地にするために前原東土地区画整理事業を思いつき、駅の建設もその時からのことだと説明したそうです。4年前の12月議会で、当時、建設産業委員長をしていた浦伊三次議員の質問にこたえて、前市長が「前原東土地区画整理事業と新駅建設を推進する」と宣言したのを思い出します。来年度から、さらにばく大な税金が土地区画整理事業に投入されます。



12月議会の報告を載せた糸島の風28号ができたので、今日は池田南の町内に配りました。途中で家庭菜園の菜の花や小松菜を頂きました。雨が降りそうで降らなかったので、結構あちこちでお話できて楽しかった。表面は、やなぎ議員。裏面は私が書いています。去年2月の選挙後、議会のヤジ暴言が激減して、初めて恐怖感のない落ち着いた議員生活を送ることがてきました。数少ない女性議員として、いのち、環境、暮らし、税金の使い道、子ども、高齢者、障害者、身近な生活に関わることを,積極的に議会で取り上げて行きたいと思います。今年もよろしくお願いします。