朝晩、涼しくなってきた!
暑いのも寒いのも、そんなに嫌いじゃないけど、やはり春、秋の穏やかな気候がほっとする。
田舎の父が、お盆に帰ると、種無しスイカの「伝助」をもたせてくれて、それがまた実に甘くておいしかった。
スイカでも、メロンでも、父はつくるのが上手だ。
病気の妹がいるから、ほとんど出歩かない父と母は、果物や花、野菜をたくさんつくっている。
果物が父の担当。栗、柿がそれぞれ3~4本。みかんが日向夏にはっさく、グレープフルーツ、櫻島みかん、きんかん、なし、さくらんぼ、ぶどう。桃にぐみ。とにかくありとあらゆる果物がその季節に花を咲かせ、実をつける。
それを母が、栗の甘煮にしたり、きんかん煮にしたりして送ってくれる。
庭には、母が植えた色とりどりの花々が年中咲き乱れ、その世話や管理のエネルギーは大変なものだろうといつも感心する。
涼しくなってきたから、草むしりもだいぶ楽になるだろう。
夏のテレビの平和番組で「レイテ島」での日本兵士8万人がいかに無残な最後をとげたかの番組は、胸を打った。
墓参りに行ったら、20戸ほどの村でも、レイテ島の戦死者がふたりいた。
手を合わせると、今年もお盆が平和に迎えられ、よかったと、蝉時雨の中で誰かが言ったような気がした。
今年度、県と市で二億円の予算がついて、中央ルートの工事がはじまりました。
市民の方々から
「泊の大きな工事が、中央ルートか?」
「九大から波多江駅ならわかるが、潤のほうへ道をつくっても意味がない」
「バイパスにつなぐだけで、高速にのらないなら必要性がない。腹が立つ」
「波多江駅周辺は道が狭く、車が混雑して、とても危ない。中央ルートより先にどうにかすべきだ。子どもや年寄りが安心して外を歩けん。税金の使い道の優先順位がおかしい」
「もう反対しても、やめさせられないのか?」
等のご意見が寄せられています。
確かに、今年度予算は、県と市の議会を可決し、中央ルートの工事は始まりました。
しかし、今後十数年かかって県と市がおこなう中央ルートのムダづかいを中止させることはできます。
日本共産党議員団は、この間「中央ルートを考える会」のみなさんと、県の土木事務所や県当局との交渉などをおこなって、県や市の財政はたんにつながる中央ルートはやめるよう、強く要望してきました。
そのなかで、国道から南にいたっては、まだ都市計画審議会で決定されていないこと、県も財政難であり、市民の反対がさらに強まれば、工事を続行しにくいこともわかりました。
国道から南は、片側2車線でJRをくぐる地下8メートルの巨大地下道にする予定ですから、これが一番税金のかかる大工事です。
いま承認されているのは、17億円の国道から北のルートだけです。
もちろんこの17億円も、私たちの運動で縮小させることができます。
すでにこれまでのたたかいで、工事を予定よりかなり遅らせてきたのです。
「財政難」と福祉・教育予算は年々けずられ、税金は上がり、ガソリン、物価の高騰で市民生活は大変な状況です。
あきらめずに「ムダな公共事業はやめよ」の声をさらに広げましょう。
ゼネコンしかできない巨大な地下道工事より、生活道路や側溝の改良整備など、身近なくらしを良くする公共事業に変えさせていきましょう。
第15回中央ルート反対 市役所前宣伝
8月27日 8時から8時半まで
きのう8月6日、夕方前原駅で、原水爆禁止糸島協議会のみなさんと、「核兵器廃絶」を求める署名行動。原爆パネルを通路に展示して、13人の参加で。
日本中で世界でも取り組まれているこの署名は、秋の国連の会議に届けられる。
仕事帰りの人や、部活帰りの高校生、天神に遊びに行ったと言う中学生などが、署名に応じてくれた。
兄3人が特攻隊で戦死したと言う老婦人も「戦争はしてはいけない」と署名してくれたそうだ。
小さな男の子を連れてパネルを見ていた若いお母さんも、快く署名してくれた。
70代の男性は「人間のすることじゃないですな。見ていられません」と。
今年の平和行進には、千羽鶴を折って届けてくれた人や、数ヶ月毎日近所を回って書名を集めた人など、感動的な話がいっぱいうまれた。
9日には、世界大会の開かれる長崎へ原水爆禁止協議会へ、糸島からバスで。
アメリカがビキニで、メガトン級の水爆実験をしたとき、日本のマグロ漁船が被爆したが、太平洋の無数の島々に、死の灰が降った。
そのとき、被爆したロンゲラップ島の元村長さんに、新婦人の県の平和部長をしている時お会いしたことがある。
空から降ってきた死の灰を、雪だと思って子どもたちが大喜びしたが、たちまち体中が焼けただれ、島は放射能で汚染された死の島になった、「自分たちは、アメリカのモルモットにされたのです」という言葉は忘れられない。
以来、苦しみの生活が続いている。
その実験に参加したアメリカの兵士も多数被曝した。
その時の様子を、アメリカで聞く機会があったが「この世の終わりのようなすさまじい爆発だった」といった。
旧ソ連やフランス、イギリス、中国などの核実験もふくめ、地上で2000回もの核実験があった。
その地球規模での環境破壊はすさまじい。
広島では、たった一つの原子爆弾で、その年だけで14万人が殺された。
水爆は、一度に百万人が殺せるという。
こんな核兵器が、世界中に3万発近くもあるのだから、ほんとうに恐ろしい。