本日 642 人 - 昨日 474 人 - 累計 443594 人
  • 記事検索

RSS

背任罪で月形市長を刑事告発

背任罪で月形市長を刑事告発

  E91AF88F-AB1F-4C65-AB61-CE7AA336D410

公務員による虚偽公文書の作成は犯罪です。しかし市には虚偽公文書があふれています。市が応募資格のない申請を受理して特定の利害関係者に便宜を図ってきたからです。
まるで「今度もうまくいったぜ」と言わんばかりに似たような不正が繰り返えされ、それを議会が議決してきました。
少なくとも利権絡みの事業者選定はどれもこれも巧妙に仕組まれた犯罪だと私は考えています。

農業公園ファームパーク伊都国の無償貸付について告発
画像  画像 
今年2月26日、私は市の行政財産である農業公園ファームパーク伊都国について、刑事訴訟法第239条第2項に基づき、月形祐二市長を背任罪で福岡県警と検察庁に刑事告発しました。(3ページ以降は後日公開します)
これまでブログに書いてきたように、市が指定管理者制度を悪用して、農業公園ファームパーク伊都国を一民間企業に無償貸付し市に多大な損害を与えているということ。
これは松本嶺男前市長のときに建設産業委員会に所属していた複数の議員が提案した内容にそって月形市長が実行したものです。

市立神在保育所の無償譲渡について告発
画像  8F845867-E6EF-4CDA-8330-33FEED5192DC 
3月29日、市立神在保育所の無償譲渡について刑事告発しました。これも後で解説をつけてアップします。

市役所ぐるみのヤラセとは
2017年4月1日、月形祐二市長が契約した3件、1、農業公園ファームパーク伊都国の指定管理協定 2、市立神在保育所の無償譲渡 3、健康福祉センターきららの湯の無償譲渡 はすべて背任罪にあたると私は思料しています。よってきららの湯についても、告発する予定です。
この3つは事業者選定がプロポーザル方式。この方式は市長が選定委員を任命し選定委員会をつくり、応募資格のある応募者から、書類と面接で審査し、点数をつけ最高点をとったものを選定し、それを参考に市長が事業者決定します。
それにもとづき部長が議案を作成、市長が議会に提案、議会の議決を経て、市長が契約するという手順です。
本来はこの流れのすべてが法律、条例、規則などの法令を順守して行われなければなりませんが、糸島市では松本前市長のような「ウソとヤラセの天才」詐欺師によって、事業者選定が市役所ぐるみの不正になっていたということです。
その特徴は、
①応募資格のないものの応募を認める。つまり、始めから違法。
②応募書類に虚偽記載があっても受理する。
③選定委員に市の幹部及び利害関係者と親しい人を市長が任命する。
④審査委員に審査する資格のない者が任命されている。たとえば以前不正に関わった職員。
⑤会議の進行が違法。リードする事務局が虚偽答弁で委員を騙す。
⑤当て馬が用意されている。
などなどです。
ヤラセなので申請書、決定書、議案、契約書すべて虚偽ということもあります。
私がどんなに多くの不正を指摘しても、「議決」があればすべて「合法」というのが市の立場。司法も議決案件まで踏み込むことは一般的にありません。
しかしそれでは多数派議員と市当局が癒着していたらどんな犯罪も合法になってしまいます。
それでいいのか?ということです。しかもこれらは氷山の一角。市の腐敗は底なしですから。

森林公園樋の口ハイランドについて告発
CE3072FE-CA6A-4EFA-91E8-92BAED8BDE24  FD565371-A3E4-498D-A07D-DCC56F6D3ACC 
3月29日には、森林公園樋の口ハイランドの違法貸付についても同じく刑事告発しました。これは松本前市長による市役所ぐるみのヤラセ、詐欺の見本です。
2012年に松本前市長は、議員の口利きをきっかけに地方自治法で定められた議決を経ないで、約3億円で建設した森林公園樋の口ハイランドを、レジャー会社に年間10万円で10年間貸す違法な契約をしました。
その違法な契約を、2016年と2018年の2回にわたって月形市長が前市長の後継者として更新したため、背任罪で告発しました。
これを読めば市には法令順守などなく、上の命令ならそれが犯罪でも粛々と事務を進めてきたことがわかるでしょう。立派に不正をやり遂げた職員が昇進、出世したことも。

警察は告発状を受理し捜査を!
みなさん。警察が告発状を受理し捜査をして真実を明らかにするよう、ご支援ください。
公務員が一度でも虚偽公文書を作成したら犯罪になるのに、市長が絡むと「市長の裁量」「市長の権限」などとされ、簡単に捜査されることはありません。
それほど選挙で選ばれた首長の権限は大きいのです。
しかも月形市長は長年自民党の福岡県議を務め、国にも県にも警察にも太いパイプをもっていらっしゃいます。忖度社会で私の告発が受理されない恐れは十分にあります。

しかし、私はあきらめません。
なぜなら市長にどんなに大きな権限があっても、虚偽公文書の作成は絶対にあってはならない犯罪だからです。
上司の命令で職員が不正な業者選定に関与させられる。そんなことを議員として見過ごすことはできません。
市の違法行為でどれだけ多くの税金、財産が無駄になったことでしょう。それは本来、市民の命を救い、生活困窮者を助けるために公平に使われるべきものでした。
私は今後もコンプライアンスを訴え続けます。
「法令順守の公平なまちを子どもたちに!」「市は不正の責任をとれ」と。
変わらぬご支援をよろしくお願いいたします。
(※議会ニュースちよ便り24号ができました。明日アップします。)


3月議会の報告を載せた市議会便りが、5月15日号の広報いとしまとともにお手元に届くと思います。私は原発の放射性廃棄物の現状について、またコロナ禍の市民生活について質問した内容を書いています。ご覧ください。