県議会で議会関係ハラスメント根絶条例が施行
(1)嫌がらせの手紙
1月18日に、市民を名のる方から、手紙が来ました。内容は、以下の通りです。
「あんたの一般質問を聞いてうんざりしている。泊一の環境保全組合の事で9月と12月議会で鬼の首をとったようなあんたの質問には失望している。
確かに書類の不備や不正は、正す必要があるが、あんたの質問は重箱の隅をつつくようで決して是正させる為の質問ではない。確かに10万人の中に2,000人位はあんたを応援する変わり者もいる。
もし質問するなら、「・・・の事で市民から私に投書(電話)があり、調査したところおかしい所があるのでお尋ねします」といった質問からはじまり、もし市が間違ったことをしていれば今後は十分気を付けて事務をしてください。で終わっていいと思う。
あんたの質問のおかげで、「多面的機能・・・」について、市に出す書類が厳しくなり、農家の人はそういう書類はつくりきらないと言って辞退している所もある事は知っているのかな。もう少し糸島市民全体の市民の事を思って質問をしてください。
あんたのような議員は糸島市にはいらん。次の議会は3月と聞いているが、質問の前にこの文書を読み上げてください。
市民より 」
この文面には、見覚えがあります。これを私に送ったあなたは、今回の問題の当事者ではありませんか。
こういう形でたびたび私に圧力を加えることは、おやめください。
選挙で私に投票してくださった市民を貶めるようなこともおやめください。
不正受給や私文書偽造、日当の未払いはささいなことではありません。多額の公金が関係しているうえ、地方自治の根幹に係る重大な問題です。単なる書類のミスではないのです。
多面の交付金は、年に1億5千万円です。それは正しく、市民のために使われるべきものです。
県議会で議会関係ハラスメント根絶条例が施行
昨年7月、県議会で「福岡県における議会関係ハラスメントを根絶するための条例」が可決し、本年1月1日より施行されました。
すばらしいことです。
議会で暴言を吐き、威張りちらす議員をたくさん知っています。糸島市は本当に劣悪な議会でした。25年前、議員になった初日に、議長から「きさま、だまれ!」と怒鳴られたのを思い出します。私は「ごろつき議会」と呼んでいました。
利害関係者の支援者らに待ち伏せされて、取り囲まれ、「議会ニュースを書き直せ」と怒鳴り散らされたこともあります。「おかしい」と議会で言い続けるのは本当に大変です。
ひどい目にあっても、今までは救済機関がなかったので、少数野党の特に女性議員は耐えるしかありませんでした。
今回の県議会の条例制定を心から歓迎します。相談体制も作られるとのことなので、議会関係のハラスメント防止につながると期待しています。
パワハラにきびしい社会になれば、上のような手紙も来なくなるでしょう。
1時間も質問を妨害するような議会運営もできなくなるでしょう。
議会制民主主義に立った真っ当な議論のできる議会になるよう、願ってやみません。