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質問できない議会って何なの? 委員長の驚くべき提案

昨日、4月12日、13時。建設産業常任委員会に行って驚いた。UI委員長が、「(議員の)質問を他の議員に聞かせる必要はない」といって、      「委員会では、執行部の説明を聞くだけで、質問は認めないやり方で今年度はやりたい」と言ったのだ。えーっ!うそでしょう!議会は議論するところ。執行部の説明をきいて、それはどういうことか? 何の目的か? 財源はどうするのか? 市民の役にたつのか? 環境破壊にならないか? など聞きたくなるのは当然でしょう。しかし、賛成多数で決定してしまった。信じられない。3月議会で、私の発言を削除するだけでは気がすまないで、こんどは質問禁止とは。だれが喜ぶか、わかるでしょう。それから、農林水産部の農林土木課が、「白糸地獄残土処分場の林道使用不許可裁判の経過」について説明にきたが、この市民的関心の高い重大問題を、わずか3分ほどで説明し、議員の質問は認めないことに決めたと委員長が言うと、さっさと退席した。これでは、議会は行政のチェック機能などまったくない。言いなり議会ですよ。長糸の住民も、二丈の住民も、この実態を知ったら、びっくりするよ。次に建設都市部の都市計画課がきて、あらたに泊と大門で調整区域の農地を住宅開発する地区計画の準備をしていると説明したが、これも5分ほどだったろう。また住宅開発なの。都市計画というと、公園つくったり、住みよい住宅環境づくりをしないで、また!こんどはだれの土地なのよ?今度は、どこの建設会社がするのかしら?議員の質問は認めないことになったということで、説明だけして執行部はさっさと退席した。市民は、朝から夕方(晩)まで働いているのよ。じっくり行政の政策を、それでいいのか。財政は大丈夫なのか。市民の代表である議員が吟味しないでどうするの?上下水道部が、30年間で123億円かけて、可也引津区に下水道事業を行うと説明。これも15分くらいだったね。質問できないから、すぐに引き上げて行った。九州と山口の市でワースト3位の財政難の糸島市としては、部分的に合併浄化槽に切り替えることも含めて、公共事業を見直さないと、財政破たんする心配がある。大震災で、国はお金がいくらあっても足りなくなってきた。今までどおり公共事業に国がお金を出せない状況になってくる。いいのか?きわめつけは、総務部の説明。「九州電力に玄海原発について要望した」という。それはよいことだが、今のこの時期、福島原発が収束していないとき、二丈の一部は原発からわずか20キロ圏内にあるのに、糸島市の議員が、市の説明だけ10分くらい聞いて、質問もせず、終わりとは!玄海原発1号機は、36年もたっており、老朽化している。ウランの20万倍も危険なプルトニウムを使っプルサーマル発電もやっている。もっとしっかり議会で議論しないと、議会の役割を果たせないじゃないか!1時間半程度で終わって、あとは、委員会と執行部の歓送迎会の飲み会をどこでいつするかで盛り上がっていた。悲しい。委員長が言う「質問を他の議員に聞かせる必要はない」は、議会制民主主義を真っ向から否定するもの。他の議員の意見をきいてこそ、議論は深まる。その話を今日ある青年にしたら、「糸島市議会ってファッショ的ですね。反対意見を認めないヒトラー的な」と。的を得ている。