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裁判長が市の弁護士を諭す~きららの湯をただでやるな!の住民訴訟で

「きららの湯」をただでやるな!住民訴訟第13回口頭弁論
   裁判長が市の弁護士を諭す
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写真は日食システムに無償譲渡された簿価5億円のきららの湯

昨日、「きららの湯」をただでやるな!の裁判で、思いがけない経験をしました。
日食システムがきららの湯の利用料を消費税額以上に値上げしたのは契約違反であり、無償譲渡の契約は解除すべきだという住民側の主張に対して、
市側の弁護士はまたも「審議は尽くされている」とまったく反論しないで終わろうとした、まさにそのとき…

裁判長が、穏やかにでもきっぱり「審議は尽くされていない」と返したのです。
そして市側の弁護士にゆっくり体を向け、身を乗り出すように語りかけました。まるで子どもを教え諭すように丁寧にわかりやすい言葉で。およそ10分も。
驚きましたね。

…いかなる事実経過があって、今回の値上げが契約解除の理由にならないと市が判断したのかをきちんと説明すべきですよと。
負けていいのであれば別ですが、結論だけ示すのではなく、事実経過と判断材料を示さないと、裁判所は判断できません。次回までに法律論に基づいた書面を出してくださいと。

私は傍聴席の一番前で、まだ40代(?)の裁判長の顔を頷きながら見つめていました。
市側の弁護士二人は、法律家として至極当然の耳の痛い指摘だっただけに、その時間が長かったでしょうね。最後は反論の書面を出すことに同意しました。
(※実は、市の弁護団は3月に主任弁護士が酒酔い運転で書類送検されたばかりだったのです)

議会では「多数決で決まったんやけん、よかろうが」で済ませられるけど、裁判所ではそうはいかなかったのです。
月形祐二市長に聴かせたかったなあ。裁判長の良識あるまっとうな言葉を。
とにかく原告住民、弁護団、みなさん心から喜びました。
どんな反論をしてくるのでしょう?次の裁判が楽しみです。
次回の口頭弁論は、7月20日、午前11時30分から。新型コロナ感染症の影響で、今回は制限傍聴でしたが、次回は傍聴できそうにありません。内容はお伝えいたします。どうかご支援ください。

99.99%の入札担当部長=きららの湯の無償譲渡担当部長
3月31日に落札率99.99%という運動公園の入札(税込み57億円)をやり遂げて退職したB部長は、4年前にきららの湯の無償譲渡を担当した。
きららの湯のテナント借りて、わずか2年前に食堂を始めたばかりという小さな会社に、簿価5億円の温泉をタダでやったんだから、ものすごいね。
応募資格のない会社の応募を許すんだから、何でもあり。
そして森林公園の指定管理者選考会で、まだ存在しない会社を「ある」と偽って選定した谷口俊弘前副市長が、きららの湯の無償譲渡選考委員だった。信用できるわけないじゃない。
このお二人には、無償譲渡に至った一部始終、真実を、いつか証人としてぜひ裁判所で語ってほしいと思います。