6月16日に補正予算が可決したら、6月中にも指名競争入札をして、東風小と南小の給食の委託先を決めることになっている。直営から民間委託になった東中学校では、調理員が堆肥化していた野菜の切りくずを、燃えるゴミとして処分するようになった。いまは、すべての小学校で、市の調理員が生ゴミを堆肥化し、野菜を育て、こどもの食育に役立てている。それが、できなくなる。栄養士のいない雷山小などでは、調理員が保護者に、給食ニュースをつくって配布している。夏休みの40日間、民間の調理員は休みでも、市の調理員は、保育所などで働き、調理器具の手入れや研修活動をしている。直営と委託では、調理員の質と量はまったく違う。市の調理員は、これまで何十年も食中毒を起こしたことがなく、学校ごとに地域の生産者グループと交流しながら、手づくりでおいしい地産地消の給食を作り続けてきた。野菜以外の豆腐など地域の食材を年間3億円も使う給食は、地域振興に役立っており、市の場合、直営で調理員を新規採用したら、委託より経費は安くなる。「給食をひとくち食べれば、パラダイス」こんなに子どもたちに愛されている学校給食の民営化を、市長はなぜ保護者に説明もせず、急いですすめるのか。市長と仲のよい土建業者のグループ会社が、給食事業をやっているからなの?どんなに学校給食が金になる儲かる事業かは、次回に書こう。とにかく、入札の予定業者7社に見積もりさせて、予算を組んだ前原市。見積もり業者と指名業者がいっしょという、前代未聞の入札は、どうなるか?
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