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懐かしの運動会~出店が並んでお祭り騒ぎ

びっくりしました。コメントくださったsachikoさんと同じ思い出をもっています。わたしの心に、いつまでも残るあの懐かしい田舎の小学校。子だくさんの時代だったせいか、山あいにあるのに、全校生徒は600人。(一学年3クラス)そこで何より楽しかったのは運動会。朝から校庭の南側の農道に、20軒くらいのお店が並んで、まるでお祭りのよう。お正月の神社やお寺の参道みたいなにぎわいです。あめ玉やガム、チョコレートなどのお菓子だけでなく、おもちゃの人形だの、パンパンと大きな音の出る鉄砲だの、まりやボールだの、笛を吹くと「ピーヒョロロ…」となって、赤いテープが伸びたり縮んだりする笛だの、ふだん、買い物に行く機会の少ないわたしたちには、天国のようでした。昼休みには、母から小銭をもらって、友達や妹たちと店を回って買い物するのが何より楽しかったものです。秋晴れの運動会には、くだものやご馳走をどっさり持って、近所の人たちが総出で応援にきました。あの悲惨な戦争が終わって、15年から20年のころです。どこの家にも、戦死した夫や息子の遺影が飾ってありました。平和である幸せ。質素だけれど素朴なしあわせを体中に感じて育ったことを、今も感謝しています。