もともとは、福岡県が二丈町と県民のために作ってくれた広大な森林公園だった。この案内板でもわかるが、手入れの行き届いた花の咲き乱れた美しい公園だった。
いまそれを、100%東京の会社に貸し付け、アトラクション事業をさせている。
かつて、子どもたちが歓声をあげて遊んでいた草スキー場。
しかし今では斜面が崩れ、危険なまま放置されている。
かつて子どもたちが水遊びできた小川は、立ち入り禁止に。
玄界灘が一望できた展望台も、立ち入り禁止。
無料で遊べた公園が、今は大人3千円、子ども2600円が必要なアトラクション施設に変わった。
かつては市民や観光客が森林浴をしていた遊歩道。ゴミが積まれたまま。
タダ同然で会社に貸し付けられた市の建物。
多くの市民が見物に来ていたシャクナゲ園の中にアスレチックが作られた。市民が無料で花を愛で、憩い、自然の大切さを学ぶ場ではなくなった。
樋の口ハイランド森林公園は、年間10万円で貸し出され、10年間、フォレストアドベンチャーが独占的にビジネスをする権利を得た。なぜこんなことが許されるのか?
元々、糸島市二丈には、2つの森林公園があり、1つは樋之口ハイランド、もう一つは真名子木の香ランドキャンプ場。
はじめ、市は木の香ランドキャンプ場もフォレストアドベンチャーにタダで貸していた。虚偽の議案を使って便宜を図ったが、キャンプ場だけは後で市の施設として取り戻した。
これが木の香ランドの一部。家族で楽しめる実にステキなキャンプ場である。場所は樋ノ口ハイランドと加茂ゆらりんこ橋の間にある。
ここでビジネスしたいと言った人に、松本嶺男前市長が2つの森林公園をタダで貸したのが、そもそもの不正の始まりだった。
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