コロナ下での手づくり選挙
宣伝カー
選挙公報
看板
選挙ポスター
2022年1月30日投開票の糸島市議会議員選挙で、私は前原市議から合わせて7期目の連続当選を果たすことができました(得票数2022票、7位)。癒着馴れ合いを正し、住民本位のクリーンな市政を願う市民のみなさんからの期待が寄せられたものと深く感謝しています。
今回は、新型コロナ感染症のオミクロン株がまん延し、糸島市でも連日50人から90人の新規感染者が出ている状況で行われました。
そこで今回の選挙は、前回以上に質素に徹しました。地縁血縁なく、支援する組織いっさいなく、1週間宣伝カーを回すだけの実にシンプルな選挙運動でした。
宣伝カー~運転手は夫、ウグイス嬢は私。2人での運行だったので、感染の心配がなくて良かったです。声が枯れてきたので最終日のみボランティアで応援を頼みました。
選挙公報~二日かかって手づくりで仕上げました。市民への心からのメッセージです。
看板~前回、私がアクリルペンキで描いたものを使いました。「温かみがあっていい」と評判は上々でした。
選挙ポスター貼り~これだけは自分でできないので、36人の方に頼みました。山から海まで広い糸島市の217カ所に一度にポスターを貼るというのは大変です。告示の日は雨だったので、ボランティアで協力してくださった方々に感謝です。
以上が今回の選挙運動でした。費用がほとんどかからなかったシンプル選挙でした。(誰それは〇百万円かかったという噂も聞きます)。(注)ポスター制作費、宣伝カー車両借り上げ費、ガソリン代、運転手(家族はダメ)の費用は基本公費で出ます。
なお、議会ごとに年4回発行しているニュース「ちよ便り」は、選挙活動ではなく政治活動です。今回は、1月23日の告示前までに27号を主にボランティアで配布していただきました。
これから先、もっと多様な立場の市民の方々が選挙に立候補してほしいと心から思います。資金がない、バックに組織がないと立候補できない状況では、本当の民主主義とは言えません。
「自民党の党員なのに無所属で出ている候補者を町内で推薦して応援している。納得がいかないが、同調圧力が強くておかしいと言えない」
「国政で自民党の手足となっている地方議員を応援したくない」…
こういう電話が選挙中、いくつもありました。今の市議会では無所属議員のほとんどは自民党員で、議会内では月形市長の応援団として団結して行動しています。賛否に是々非々とは言えず、これが一番問題です。
そもそも宣伝カーで名前を連呼して走る選挙運動が間違っています。校区あるいは行政区ごとに立会演説会を開いて議論するなどして、有権者に候補者の人となり、政策を知ってもらうことこそ大切ではないでしょうか。いえ有権者だけではなく、選挙権のない子ども達にも政策を訴えたいですね。学校トイレの改修や地域の遊び場のことなどを。地方自治は民主主義の学校ですから。
糸島市長選挙結果
月形祐二氏 32644票
岸塚由将氏 9171票
3選を果たした月形氏。今回当選した20人中、税金の使い道にモノ言える議員は何人いるでしょう?
糸島市議会では立憲民主は与党陣営。日本共産党がいなくなった議会で、住民無視の大開発がさらに加速する恐れがあります。アンダーパスなどのムダづかいを許すかどうか、予算を審議する3月議会はもうすぐです。