写真~森林公園樋の口ハイランド
森林公園樋の口ハイランドの美しい遊歩道は全長3キロメートル、森林浴にぴったりだった。
駐車場完備。敷地面積約20万平方メートル。季節ごとに桜、モミジ、ツツジ、シャクナゲなどの花々が楽しめた。県が2億7400万円で整備。
市は「公園を廃止したから企業のビジネス用に貸し付けできる」と主張するが、公園の設置目的は、住民が「緑とふれあいながら森林の大切さを認識し、自然環境についての関心を高め…林業の振興に資するための施設」(林間施設条例)だった。
県が子ども達のために整備した芝スキー場。
かつての作業小屋。
県が整備したシャクナゲの庭園を踏みにじって、会社は大型のフィールドアスレチックを建設。利用料金は大人も子どもも4千円。
会社がつくったレーザー銃で遊ぶコーナー。利用料は1回1500円。
会社が公園内に建設した営業用の建物。
公園管理事務所は会社のお客様トイレに改造。
県指定の自然公園なのに貴重な樹木がいたるところロープで縛られている。
10年間手入れのされていない森林公園は荒れてきた。
3年前、遊歩道の脇にはゴミが積まれていた。今年は立ち入りができなかった。
樋の口ハイランドの玄関口。「フォレストアドベンチャー」の看板が立っている。
樋の口ハイランドの公園案内図。かつて市や観光協会が「お花がきれいで眺望もすばらしい。遊びにいきましょう!」と宣伝していた。
市の施設をつぎつぎ無償貸付、無償譲渡
1993年(平成5年)に、県が整備し、旧二丈町に移管した森林公園を、糸島市はわずか19年後に「廃止」し、議員の口利きした人に無償貸付した(その後、年間10万円で(有)パシフィックネットワークに貸付)。
二丈温泉きららの湯も同じような運命をたどります。市長や議長のお友達の会社、それも設立されたばかりの会社に無償譲渡した。