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市長の代理人出廷せず〜第一回口頭弁論    

森林公園の違法貸付をめぐる裁判


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先週、月形市長の代理人から原告の私に届いた答弁書。この1枚だけです。


一昨日の12月6日、福岡地裁で私が森林公園樋ノ口ハイランドの件で市長を訴えた住民訴訟の第一回口頭弁論がありました。私は弁護士を立てず本人訴訟をしているので、この日市から誰も出廷しなかったため、当日の法廷は3人の裁判官と私だけでした。

議会がチェック機能を果たさないため、やりたい放題の糸島市。それを告発し正すために、私は住民訴訟を提起しました。


私の訴状に対する答弁書は上の写真の1枚。不二法律事務所というところの4人の弁護士さんが名前を連ねています。

次の口頭弁論は、2月19日10時半から902号法廷です。時間のある方は、傍聴においでください。

私が提出した訴状から、経過についてのみ簡単に記載しておきます。


市長が議会の議決なくあまりに安い貸付契約を結ぶ

森林公園樋の口ハイランドは、1993年、県が二丈一貴山に2億7400万円を投じて整備した森林公園である。土地は約20万平方メートル、建物は3棟。駐車場、展望所、芝生広場、パラグライダー基地、延長3キロメートルの遊歩道、樹木1万6千本がある。

 

今年2023年3月28日、月形市長は(有)パシフィックネットワークに、20万平方メートルの土地と3棟の建物を10年間、年額11万1670円で貸し付ける契約を結んだ。

パシフィックネットワークは、神奈川県のレジャー業者。公園で利用料金大人、小人ともに4千円をとってフォレストアドベンチャーの営業をしている。

(地方自治法第237条第2項は、地方公共団体の財産を適正な対価なく譲渡し、又は貸し付けることを禁止しているが、議決していない。契約書の会社の住所は登記と違う。)

 

議員の口利きに始まった無償貸付

〜存在しない会社を審査決定

  2011年12月16日松本嶺男前市長 は、支援者のS議員の紹介で面会した福岡市のA氏から、来年7月から公園でフォレストアドベンチャーを経営したいと要望され、即了承した。


  2012年2月6日、市はA氏の会社「株式会社ネイチャースピリット」を林間施設の指定管理者に決定。しかし、この会社はまだ設立されていなかった。(設立はこの後の2月22日)


 同年3月1日、会社設立の1週間後、前市長は「林間施設を廃止する条例」と「財産の無償貸付」議案を提案し、26日議決した前市長は、木の香ランドと樋の口ハイランドの土地32万平方メートルと建物14棟を、10年間ネイチャースピリットにタダで貸しつけた。 


 同年6月末、ネイチャースピリットは樋ノ口ハイランドにフォレストアドベンチャーを建設したが、その費用の4千万円を支払えず、施工業者パシフィックネットワークとの間で訴訟騒ぎが起きた。そこで市はネイチャースピリットとの契約を急いで解除し、パシフィックネットワークを新たな相手方にして樋ノ口ハイランドを貸し付けた。契約金額は年間わずか10万円だが、議決していない。


 2014年2月2日、前市長の支援で糸島市長選挙に初当選した月形市長は、パシフィックネットワークと貸付の改訂契約書を結んだ。(ここでも契約書は会社の住所が違っている)。

2023年3月28日、月形市長が議決なく、パシフィックネットワークとの10年契約を更新する。20年間タダ同然で、土地20万平方メートル、建物3棟を神奈川県の民間業者に営利目的で貸すことになった。


 訴状の詳しい文面等は下をクリック

住民訴訟を提起

公園は誰のもの?

裁判所から期日呼び出し状