県に市が「事実確認しない」と回答
県への情報公開請求で、市が県から依頼された多面的機能支払交付金について、事実確認の依頼を二度も拒否していたことがわかりました。
令和5年3月8日 服部誠太郎県知事から月形祐二市長へ
糸島市の多面的機能支払交付金活動組織の事務手続きに関する疑義への事実確認について(依頼)
別添資料のとおり、糸島市の多面的機能支払交付金活動組織の取り組み内容について、疑義がある旨の文書が福岡県に送付されましたので、事実確認をお願いします。
確認結果につきましては、令和4年12月5日付4農振5555号で依頼したことと併せて、告発者に対して回答をいただき、対応結果についてご報告をお願いします。
令和5年3月27日 月形市長から服部知事へ
糸島市の多面的機能支払交付金活動組織の事務手続きに関する疑義への事実確認について(回答)
1 依頼の事実確認は実施しない。
(理由)令和2年2月13日、14日実施の九州農政局による多面的機能支払交付金係る抽出検査により、確認・是正された内容である。
2 告発者である伊藤千代子糸島市議会議員への回答については、令和5年糸島市議会第1回定例会(令和5年3月13日)の一般質問において、当該疑義への事実確認はしない旨答弁しているため回答済である。 以上
不正会計を放置し県の依頼を二度も拒否した市
決算額のない決算書を9年間も作成し続けている泊一環境保全組合。それを「問題ない」と放置している市。
不正会計も交付金の不正受給も受領書や領収書の偽造もすべて、「問題ない」と回答。「事務は適切」と主張しています。
法令遵守もコンプライアンスもない市役所でいいのでしょうか?
県には、市から提出された多面的機能支払交付金に係る大量の虚偽公文書が保管されています。まさに異常というべき事態です。
福岡県知事 服部誠太郎様
多面的機能支払交付金は、国民の税金です。県の事実確認の依頼を拒否する市を、県はきちんと指導してください。そうでなければ、不正がまん延し、勇気を持って内部告発した住民は村八分にされ、責め立てられ、大変な苦労を強いられています。
糸島市は、交付金の受給組織に対して、まともな決算書の作成さえ指導できないでいます。国、県からの年間1億5千万円の交付金の使い道が、法令遵守のもとで適切に行われるよう、九州農政局とともに検査・指導してくださいますよう、一日も早くお願い申し上げます。
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